ドビン・バーン/Dovin Baan
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カラデシュで新たに登場した白青のプレインズウォーカー。忠誠度能力は、クリーチャーの拘束、ライフ回復&ドロー、アンタップを制限する紋章。
- +1能力
- 目くらましの呪文/Dizzy Spellと麻痺の感触/Stupefying Touchを合わせたような、パワーのマイナス修整と起動型能力を封じる能力。
- 直接的な除去にはなり得ないものの、忠誠度を増やしつつそこそこの時間稼ぎができる。小型クリーチャーを多数並べるデッキには効きづらいが、少数のアタッカーに頼ったデッキにはよく効く。ドビン自身を守る能力としても優秀で、忠誠度の増加も含めてパワー4のクリーチャー1体には倒されない堅牢さがある。機体そのものに触れられない弱みはあるが、搭乗させるクリーチャーのパワーを下げることで間接的に機体を封じることもできる。
- 起動型能力を封じる効果も、危険なシステムクリーチャーを黙らせるだけでなく、特定のクリーチャーの能力に頼ったデッキに覿面に刺さることもある。
- -1能力
- 蘇生の妙薬/Reviving Doseに近いライフゲインとドロー。
- 確実にハンド・アドバンテージに貢献する嬉しい能力。回復量は少ないものの危険域から脱せるなら十分といえる。忠誠度の減少も少なく、初期忠誠度で連続使用可能な点も評価できる。いっそのこと6点回復+3枚ドローする置物と割り切ってしまってもいいだろう。
- -7能力
- 対戦相手だけ静態の宝珠/Static Orb。よほど盤面が圧倒されていない限り、通ればほぼ勝ちの強烈な奥義。
各能力はシンプルながら、時間稼ぎやハンド・アドバンテージに貢献してくれる防御的なカード。クリーチャーを横に並べる前のめりなデッキは苦手とするが、少数のフィニッシャーに頼るコントロール同士の戦いではライフをよく守り、ハンド差をつけてくれる頼れる一枚となっている。
カラデシュの環境では、製造によってトークン・クリーチャーが横に並びやすいことや、機体を直接封じれない点が非常に苦しく感じられる。スタンダードではジェスカイ・コントロールに採用され、プロツアー「カラデシュ」において同デッキを決勝戦まで導く実績を残している。
- -7能力は静態の宝珠を連想させるが、カラデシュではその静態の宝珠がKaladesh Inventionsに収録されている。
ストーリー
ドビン・バーン/Dovin Baanはヴィダルケン/Vedalkenのプレインズウォーカー/Planeswalker。カラデシュ/Kaladeshはギラプール/Ghirapurの主席検査官であり、ゲートウォッチ/The Gatewatchに発明博覧会/The Inventors' Fairの警護を求めた。
詳細はドビン・バーン/Dovin Baan (ストーリー)を参照。
参考
- 「賭けてみるか、エーテルパンク?」 その1(Making Magic 2016年9月26日 Mark Rosewater著)
- カード個別評価:カラデシュ - 神話レア