シルバーバレット
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シルバーバレット(Silver Bullet)は、米英語で効果的な方法や解決策を意味する。伝承や信仰で、銀の銃弾が狼男や悪魔に有効であると言われたことから使われるようになった言葉である。
マジックにおいては、特定の状況で有意であるカード(ある色への対策カード等)、あるいはそれを組み込んだデッキ構築や戦法を指し、俗にシルバーバレット戦略とも呼ばれる。この戦略がメインデッキで用いられる場合、強力ではあるが想定された状況以外では引きたくないカードをデッキ内に抱えてしまうため、採用する枚数を1~2枚に抑えた上でサーチカード等と組み合わせて使われることが多い。
この戦略自体は、ミラージュで教示者サイクルが初登場した時から存在した(その当時はスタンダードにも制限カードが存在したので強力だった)。そして、ウルザ・ブロック期のフローレスブラックやスーサイドブラウン(修繕/Tinker)へと受け継がれ、ジャッジメントで願いサイクルの登場を受けて一気に大ブレイクすることになる。
特に願いがもたらした影響は大きい。従来の教示者ではサーチするカードをメインデッキに入れる必要があったため、「サーチする必要の無いカード」を素で引いて腐らせてしまう可能性があったが、願いを使えばそれらはサイドボードに入れておくことになるため、「思わぬ素引き」の危険が無くなる。