熱を帯びた夢、萬迩智/Mannichi, the Fevered Dream
提供:MTG Wiki
Mannichi, the Fevered Dream / 熱を帯びた夢、萬迩智 (2)(赤)
伝説のクリーチャー — スピリット(Spirit)
伝説のクリーチャー — スピリット(Spirit)
(1)(赤):ターン終了時まで、各クリーチャーのパワーとタフネスを入れ替える。
1/2全員を回れ右/About Faceさせる伝説のスピリット。神河ブロックには奇妙な転置/Strange Inversionがあるが、対象をとらず、敵も味方も区別せずにまとめてP/T入れ替えをしてしまうのが大きな差。
ひとたび起動すれば戦場の状況はあっというまに混沌とすることうけあいで、どちらが有利になるのか一概には言い切れない。しかし少なくとも、考えなしに適当に使うとむしろ味方に損害が出てしまいやすいことは確か。特に赤はパワー偏重の頭でっかちが多いため、入れ替えると攻撃力ががくんと低下してしまう危険が大きい。
一方、状況こそ選ぶものの、上手に使えば非常に効果的に働くことも事実。例えばパワー0のクリーチャーを即死させたり、歩く火力やスーサイドを失速させて大損させたりできる。それらは回れ右や奇妙な転置でもできることで、しかも手札に隠しておいて不意を討てるぶんだけそれらの呪文のほうが得意なことではあるのだが、「戦場に見えている」ことでプレッシャーを与え続けられるのが大きな強みである。
リミテッドでは、タフネスの高いクリーチャー(古石の神/Kami of Old Stoneなど)をとりあえず攻撃させてみる戦術が意外と有効。スルーされたら入れ替えて大ダメージを狙えるし、それを嫌った相手にブロックされたら入れ替えずそのままにすればたいてい生き残ってくれる。警戒持ちならなおのことよく、じわじわと相手に威圧感を与えられるだろう。
- 入れ替え効果は処理が複雑なので、詳細は「入れ替え」の項目も参照。
- 萬迩智自身も入れ替わる点に注意。もともと小粒なので大した差はないのだが、魂の裏切りの夜/Night of Souls' Betrayalあたりがあると萬迩智も即死を覚悟しなければならない。