死亡誘発
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死亡誘発(Death Trigger)は戦場から墓地に置かれたとき誘発する誘発型能力。
元はR&D用語で、アラーラの断片 よくある質問集や翻訳記事で死亡誘発と訳される。よく似たメカニズムを表す略称にPIGがある。
自身を生け贄に捧げることで起動する起動型能力と比べると、単体では好きなタイミングに使用できないという点ではデメリットだが、戦闘で倒れたときや他のパーマネントの生け贄を要求するカードのコストに充てたときにも効果を得られる点ではメリットである。
- 例:オニュレット/Onuletとボトルのノーム/Bottle Gnomesを比較した場合
ライフが危なくなったときに、いつでもライフに換えられる点ではボトルのノームの方が有利である。一方、オニュレットの場合はアシュノッドの供犠台/Ashnod's Altarでマナを得つつ回復したり、ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardmentや戦闘でダメージを与えつつ回復したりといったことが可能である。
- 神河ブロックのスピリットやアラーラの断片のクリーチャーは多くこれを持っている。転生はその典型。
- 基本セット2010発売に伴うルール改正により、生け贄に捧げる起動コストの起動型能力を持つクリーチャーでは、戦闘ダメージを与えつつ能力を起動する(いわゆる当て逃げ)ことが不可能になった。そのため、それができる死亡誘発持ちクリーチャーは相対的に地位が向上したといえるだろう。
ルール
死亡誘発は「戦場を離れたときの能力」なため、通常の誘発と違いイベントが起こる前の状況から能力が誘発するかどうか決まる。(603.6d)具体的には以下の様な例が起こる。
- 死亡誘発のコントローラーは、クリーチャーが死亡したときにクリーチャーをコントロールしていたプレイヤーになる。オーナーに限らない。
- 自分以外のクリーチャーの死亡で誘発する死亡誘発は、それを持っているクリーチャーと他のクリーチャーが同時に死亡した時も誘発する。
- クローン/Cloneなどで死亡誘発を持っているクリーチャーをコピーしていた場合、その死亡誘発は誘発する。
- 蛙変化/Turn to Frogで能力を失っていた場合、そのクリーチャー自身が持っていた死亡誘発は誘発しない。
トークンが死亡しても死亡誘発は誘発する。