時の裂け目/Rift
提供:MTG Wiki
時の裂け目/Riftとは、ドミナリア/Dominaria次元に起こった現象で、テフェリー/Teferiによって命名された。時のらせんブロックストーリーのみならず、以降の歴史や設定にも少なからぬ影響を与えた。
主に大災害かそれに近いクラスの影響を及ぼす出来事によって引き起こされ、まず「裂け目」からはその次元のマナが漏出し、最終的に次元の荒廃や時空の混乱をもたらす。 修復にはプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkを捧げるなどの代償が必要である。また、異なる歴史をたどった平行世界へ通じる裂け目は”次元の裂け目(Planar Rift)”とも呼ばれる。
目次 |
裂け目の原因と修復
AR46世紀にドミナリアで観測された「裂け目」とその原因、修復の経緯は以下の通り。
マダラ帝国の裂け目
AR46世紀から約2万年前、ニコル・ボーラスとリバイアサンのプレインズウォーカーとの戦いによって発生し、ボーラスはこの地に鉤爪の門/Talon Gatesを建てた。この「裂け目」はウルグローサ/Ulgrotha次元から響く鐘の音によって深く切り裂かれ、神河/Kamigawa次元にまで影響を及ぼした。
- レシュラック/Leshracとの決闘に勝ったボーラスにより、レシュラックの”灯”をもって修復された。
ヤヴィマヤの裂け目
AR1世紀中頃、兄弟戦争を終わらせるべくウルザ/Urzaによって放たれたウルザの殲滅破/Urza's Ruinous Blastの副作用として発生。ヤヴィマヤの森たちが自身の力で修復を試みたが、成功することはなかった。
- ジェスカ/Jeskaとラーダ/Radhaにより修復されたが、ラーダの”灯”が覚醒する可能性を失うこととなった。
トレイリアの裂け目
AR33世紀末、ウルザによる時間遡行実験であるカーンの経時隔離/Karn's Temporal Sunderingが失敗し発生。トレイリア一帯の時空がゆがんでしまった。
シヴの裂け目
AR43世紀初頭、ファイレクシアによるドミナリア侵攻と、それから故郷を守るため放たれたテフェリーの防御/Teferi's Protectionによる影響で発生。シヴの地は時空から隔絶されフェイズ・アウトした。
- テフェリーが自身の”灯”を捧げることで修復。最初に修復された「裂け目」であり、シヴはフェイズ・インに成功した。
ザルファーの裂け目
シヴの裂け目と同じく、ファイレクシアによるドミナリア侵攻と、それから故郷を守るため放たれたテフェリーの防御/Teferi's Protectionによる影響で発生。ザルファーは周囲の土地ともども時空から隔絶されフェイズ・アウトした。
- ジェスカ/Jeskaとラーダ/Radhaにより修復されたが、ザルファー/Zhalfirはフェイズ・インに失敗し消滅。一帯はザルファーの虚空/Zhalfirin voidと呼ばれるようになった。
ケルドの裂け目
ファイレクシアのドミナリア侵攻による、ラースの被覆/Rathi Overlayが原因で発生。スカイシュラウド/Skyshroudがドミナリアに出現した。
- フレイアリーズ/Freyaliseが自身の”灯”を捧げ修復したが、彼女はその命まで捧げることとなった。
アーボーグの裂け目
ファイレクシアのドミナリア侵攻による、ラースの被覆/Rathi Overlayが原因で発生。ラースの要塞/Strongholdがドミナリアに出現した。
- アーボーグの守護者ウィンドグレイス卿/Lord Windgraceは盟友フレイアリーズの犠牲を乗り越え、自身も”灯”を捧げ「裂け目」を修復。しかし彼もまた友の後を追うこととなった。
オタリアの裂け目
およそAR45世紀、ドミナリアの魔法の化身となったカローナ/Karonaの死によって発生。最も広範囲に広がった「裂け目」となった。
- ヴェンセール/Venserとラーダの協力を得たジェスカが、自らの”灯”とその命を捧げることで修復した。これにより全ての「裂け目」が閉じられ、大修復/The Mendingが始まった。
ドミナリア以外への影響
ドミナリアは多数の次元と繋がっているため、裂け目は他の次元にも影響を及ぼした。
- ミラディン/Mirrodin
- マナが不安定となった。これによりメムナーク/Memnarchの妄想がミラディンの現実を部分的に置き換えることが可能となった。
- 神河/Kamigawa
- 現し世と隠り世の境界が弱まり、神の乱/The Kami Warが引き起こされる要因の一つとなった。
- ラヴニカ/Ravnica
- 他の次元と切り離された。これにより死者の魂が溜まっていき、幽霊街/Ghost Quarterが作り出された。
登場
時のらせんブロックのストーリーやタイムシフトなどの各種カード、キーワード能力などに大きく関わっている。