Mox Lotus
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アンヒンジドらしい型破りな性能を誇る、ぶっ壊れマナ・アーティファクト。
15マナと異様な重さだが、それさえも霞む無限マナを生み出す起動型能力を持つ。本来、マジックのルールに「無限」というものは存在しないのだが、このカードは例外。さらに、いくらでも無色マナが出るのに加えてそれを色マナに変換することができる。ゆえに、このカードの能力はおよそ「(T):貴方はこのフェイズの間全ての色のマナをいくらでも使える」という事になる
当然ながら、いかなるカードでも(マナ以外の追加コストが無いならば)唱えることができる。この効果だけを取りだしてさらに弱体化させると全知/Omniscienceに見えなくはない。全知と違ってフェイズが移行するとマナプールが空になってしまうが、その前に相手も死んでいるだろう。
- 基本セット2010発売に伴うルール変更でのマナ・バーンの廃止により、3番目の能力は意味を持たなくなった。
- 1つ目の能力を起動するとマナ・プールに無限の無色マナが加わる。一見、2つ目の能力でマナを「束ねて」いくことで呪文の使用に適切なマナが手に入るように見えるが、実際には無色マナの量は「減らない」。無限から有限を引いても無限だからである。
- Xに∞を入れることはできない。有限整数を指定する必要があるからだ。とはいえ実際100以上にすれば役割は果たせるだろう(ただし、銀枠の世界では1/2をも概念に入れられるようだ)。
- Wikipedia:ja:ヒルベルトの無限ホテルのパラドックスにより無限大の好きな色のマナに変換できそうに見えるが、マジックでは無限回の能力の起動は認められないため有限整数を指定する必要がある。
- 100マナを好きな色の1マナに変換する2番目の能力は、カード単体としてはマジック史上最悪効率のマナフィルターであろう。すでにタップしているために1番目の能力が使えない状態でも、別の無限マナ発生方法があれば、これを使ってその無限マナを好きな色に変換できる。
- 50マナで好きな色の1/2マナを生み出すことはできない。
- たとえ無限マナでも湧出/Upwellingなどが出ていない限りはフェイズやステップの終了時にマナ・プールは空になる。
- 歴代の大量マナを使うコンボデッキのほぼ全てのコンボパーツとなる。
- とりあえず修繕/Tinkerからでも戦場に出して、Johnny, Combo Playerでも使えば何でも揃えることができる。
- アンヒンジドらしくGleemaxを素出しするのも面白いだろう。
- イラストは、Black LotusとMoxを合わせたような宝石で美しい。
- ド肝を抜く性能とイラストのおかげで、やたら高値で取り引きされている。
- プレミアム・カード版は文章欄に透かし状で「∞」のマークが描かれている。(プレミアム・カード画像)