サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol
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伝説のプレインズウォーカー — サルカン(Sarkhan)
[+1]:あなたがコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで+1/+1の修整を受けるとともに速攻を得る。
[-2]:クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時までそれのコントロールを得る。そのクリーチャーをアンタップする。それはターン終了時まで速攻を得る。
[-6]:飛行を持つ赤の4/4のドラゴン(Dragon)・クリーチャー・トークンを5体生成する。
ローウィン以来久しぶりの登場となる新たなプレインズウォーカーの1人。その能力はいずれも非常にアグレッシブなデザインとなっている。
1番目の能力は、全体強化+速攻。炎の血族の盲信者/Flame-Kin ZealotのCIP能力が毎ターン得られることになる。
2番目の能力は、脅しつけ/Threaten。ちょうど時のらせんブロックがスタンダード落ちしてしまい大いなるガルガドン/Greater Gargadonとの簡単なコンボは不可能となってしまったので、ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Huskなどの同様の能動的な生け贄エンジンの存在が望まれる。同じアラーラの断片に登場した軟泥の庭/Ooze Gardenが有望か。
3番目の能力は、4/4飛行のドラゴンを5体も出す。相手が返しに神の怒り/Wrath of Godといった全体除去か、それ以前にいくらかのブロッカーを構えておかなければまさに即死級の勢いである。それどころか、このドラゴン軍団を出して1枚目のサルカンが墓地に落ちた後、更に2枚目のサルカンを出して第1の能力を起動すれば5/5飛行,速攻が5体と見事な蹂躙地獄絵図が出来上がることだろう。しかしマナ加速を加味してもこのドラゴンを揃えられるのは概ね4ターン目以降。対戦相手も相応の状況が出来上がっているであろうし、この能力に過度な夢を描くのも禁物か。
構築での活躍が期待される1枚である。
- 速攻付加・一時的なコントロール奪取・ドラゴンの召喚と、能力だけ見ればまるで赤単色のような構成である。
- 3番目の能力は、開発時には、以前のドラゴンの休息地/Dragon Roostなどと同じ5/5のドラゴン・トークンを4体出す効果であったが、若き群れのドラゴン/Broodmate Dragonと同じトークンを使うために現在の4/4ドラゴン5体に変更された。(Card of the Day 2008/12/11より)
- イラストとマナ・コストは神話レアの導入アナウンス時に真っ先に公開されていたものの、能力と忠誠度はしばらく不明なままだった。
- 初めてプレインズウォーカーが導入されたローウィンに、同じく初期忠誠度+2で3番目の能力が使えるチャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarがいるが、お互い3番目の能力を使おうとすると、先攻で使えばドラゴンは焼かれ、後攻で使えばこのカードが焼かれてしまう。
関連カード
サイクル
アラーラの断片ブロックのプレインズウォーカー。各断片に1人ずつ配置されている。プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalkerのみコンフラックスでの登場で、他はアラーラの断片に収録されている。
- 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant(バント/Bant)
- 求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker(エスパー/Esper)
- プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalker(グリクシス/Grixis)
- サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol(ジャンド/Jund)
- 復讐のアジャニ/Ajani Vengeant(ナヤ/Naya)