二段攻撃
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二段攻撃/Double strike | |
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種別 | 常在型能力 |
登場セット | 多数 |
CR | CR:702.4 |
二段攻撃/Double strikeは、レギオンで制定されたキーワード能力。クリーチャーが持つ、戦闘ダメージ・ステップのルールを変更する常在型能力である。
定義
戦闘ダメージ・ステップの開始時に、少なくとも1体の攻撃クリーチャーまたはブロック・クリーチャーが先制攻撃か二段攻撃を持つ場合、先制攻撃も二段攻撃も持たないクリーチャーは戦闘ダメージを割り振らない。戦闘終了ステップに進む代わりに、戦闘フェイズは第2戦闘ダメージ・ステップを得て、残りのクリーチャーからのダメージを処理する。第2戦闘ダメージ・ステップの間には、残存する攻撃クリーチャーおよびブロック・クリーチャーのうちで第1戦闘ダメージ・ステップで戦闘に割り振らなかったものと、二段攻撃を持つものがそれぞれの戦闘ダメージを割り振る。
解説
先制攻撃を持つクリーチャーと持たないクリーチャーの両方のタイミングで戦闘ダメージを与える能力。日本語名が「二段攻撃」なので少々紛らわしいが、「攻撃に2回参加する能力」ではない。以下の説明は、利便性を考えて先制攻撃の説明も併記している。
二段攻撃か先制攻撃を持ったクリーチャーが攻撃するかブロックする場合、それが戦闘ダメージ・ステップ開始時に戦闘に参加しているならば、追加の戦闘ダメージ・ステップが新たにできる。最初の戦闘ダメージ・ステップでは、二段攻撃か先制攻撃を持つクリーチャーのみ戦闘ダメージを与え、通常と同様に処理される。その後、残りのクリーチャーと二段攻撃を持つクリーチャーのための第2戦闘ダメージ・ステップが行われる。
ルール
- ブロックされたクリーチャーは、トランプルを持たない限りプレイヤーにダメージを割り振らない。よって、最初の戦闘ダメージ・ステップでブロック・クリーチャーが場を離れても、トランプルを持たない限り第2の戦闘ダメージ・ステップで防御プレイヤーに戦闘ダメージを割り振ることはできない。
- もしこのときトランプルを持っていれば、防御プレイヤーにすべての戦闘ダメージが割り振られる(トランプルの定義による)。
- ブロックされなかった場合もプレイヤーに2回ダメージを与える。
- 先制攻撃ではないのでタールルームの勇者/Talruum Championと戦闘になっても第1戦闘ダメージ・ステップではダメージを与え合うので注意。
- ダメージを与えたことで誘発する能力は2回誘発する。
その他
- 実質的にパワーが倍になるので、プラスでもマイナスでも修整を与える効果の影響を受けやすい。
- 小型エキスパンション初出ながら、その後も継続して採用されている、珍しいキーワード能力である。先制攻撃と同様、主に白や赤のクリーチャーや、装備品に存在している。
- 空狩人の散兵/Skyhunter Skirmisherが第10版に再録され、基本セット入りも果たした。
- 性質上、能力自体を見れば先制攻撃より優れた能力。そのため、通常は先制攻撃持ちクリーチャーより二段攻撃持ちクリーチャーの方がコストが高めに設定されている場合が多い。
- 元ネタはYou make the Cardのボツネタだったとか(→最新開発事情ベストテン(Wizards社;英語))
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 5 ターンの構造