乱伐者、ボニー・ポール/Bonny Pall, Clearcutter
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伝説のクリーチャー — 巨人(Giant) スカウト(Scout)
到達
乱伐者、ボニー・ポールが戦場に出たとき、《ボー/Beau》という名前で「このクリーチャーのパワーとタフネスはそれぞれ、あなたがコントロールしている土地の数に等しい。」を持つ青の伝説の雄牛(Ox)クリーチャー・トークン1体を生成する。
あなたが攻撃するたび、カード1枚を引く。その後、あなたの手札やあなたの墓地にある土地カード1枚を戦場に出してもよい。
戦場に出ると土地の数だけのP/Tを持った伝説の雄牛《ボー/Baeu》を生成し、あなたが攻撃すると墓地にも対応した成長のらせん/Growth Spiralが誘発する、伝説の巨人・スカウト。
ETBでトークンを生成するため単体除去1枚では処理されきらず、攻撃可能なクリーチャーがいれば出たターンからドローできることも併せカード・アドバンテージを稼ぎやすい。さらに土地を伸ばすことでボーのサイズも増加していく。加えて合計P/Tは土地6枚の時点でも12/11と十分に大きく、到達があるので攻撃はボーに任せ自身を対空ブロッカーとして運用することも可能と、全体的に重さ相応の高性能なクリーチャー。
一方、本体・トークンともに回避能力はないのでチャンプブロックで凌がれやすく、ライフを詰める点においてはやや不得手。これのみをフィニッシャーとするよりは、ドローやマナ加速により本命に繋ぐこともできる、サブフィニッシャーとしての運用に向いていると言えるか。
登場時のスタンダードでは世界魂ランプのサイドボードに採用される。安らかなる眠り/Rest in Peaceなどの墓地対策で本命の事件現場の分析者/Aftermath Analystが機能不全に陥っても土地を伸ばすことができ、自身も墓地に依存しないフィニッシャーとなれる。もちろん、墓地対策を受けていない時はフェッチランドをリアニメイトして継続的にマナ加速する運用も可能。
リミテッドでは一瞬で対処必須級のファッティが2体並び、条件の緩いドローエンジンにもなる点からボムレアとして扱われている。群追いの灰色熊/Drover Grizzlyでトランプルを付与するなどして決定力を補えれば鬼に金棒。
- トークンのボーだけで黒き剣のダッコン/Dakkon Blackbladeと同等の性能。隔世の感を覚えるコスト・パフォーマンスの差である。
- 名前の響き、巨大な青い牛を引き連れている点などから、元ネタは西部開拓時代の伝承に残る巨人の木こり「ポール・バニヤン」と思われる。
参考
- 『サンダー・ジャンクションの無法者』のトークン(Daily MTG 2024年4月5日)
- リアニメイトカード
- 「1ターンに1度しか土地をプレイできない」の制限を破るカード(機能別カードリスト)
- カード個別評価:サンダー・ジャンクションの無法者 - レア