誓いを立てた騎士/Oathsworn Knight

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Oathsworn Knight / 誓いを立てた騎士 (1)(黒)(黒)
クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)

誓いを立てた騎士は、+1/+1カウンターが4個置かれた状態で戦場に出る。
各戦闘で、誓いを立てた騎士は可能なら攻撃する。
誓いを立てた騎士の上に+1/+1カウンターが置かれている間にこれにダメージが与えられるなら、そのダメージを軽減し、これの上から+1/+1カウンターを1個取り除く。

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四肢をすべて失うまでは攻撃を続ける人間騎士幻影を思い起こさせ、基本は「強制攻撃のデメリットを持ち、ダメージでは破壊されないがどんどん弱くなる3マナ4/4」という概観のクリーチャー

高めなアグロ性を持つが、癖が非常に強い。対戦相手にタフネス5以上を立てられると他のカードの助力がなければ無力化されていく。またダメージを軽減するだけなので、-修整を受けてタフネスが0になれば当然+1/+1カウンターの数に関係なく状況起因処理墓地に置かれる。

デメリットも多いものの、接死が効かない、+1/+1カウンターを多めに乗せる手段があればダメージではほぼ破壊できず殴り続ける、能力を失う効果を苦にせずに元のパワー/タフネスを操作する効果を活かせる(たとえば王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crownsとの併用で+1/+1カウンターが乗った3/3となる)、戦闘ダメージでは簡単に破壊されずに攻撃をし続けるため接死付与などのコンバット・トリックとの噛み合いが良い…など強みもある。基本的にはダメージによる破壊を中心とするに強いクリーチャー。

相手が除去札を切らない限り一定回数攻撃を続けるため、これを注視して戦闘アドバンテージを取る運用が望まれる。

ルール

開発秘話

モチーフは、アーサー王伝説の「黒騎士」。人々は黒騎士と言えば「どれだけ傷つこうとも諦めない騎士」を連想するので、「戦闘ですぐには死なないが、戦うたびに弱っていくクリーチャー」としてデザインされた。

展望デザインでは破壊不能を持ち、戦闘に参加するたびに+1/+1カウンターを1個失うペナルティ能力を持っていた。しかしこのデザインではブロッカーに回されることが多く、これは良いプレイパターンとは言えなかった。セット・デザイン攻撃強制を追加し、破壊不能と弱体化能力をひとまとめにしてジャッジメント幻影メカニズムに似た能力に変更した[1]

  • 人々が連想する「どれだけ傷つこうとも諦めない騎士」とは、アーサー王伝説を下敷きにしたコメディ映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』の黒騎士のことだろう。アーサー王の前に立ち塞がり、腕を切り落とされても足を切り落とされても平然として負けを認めなかった。このカードの+1/+1カウンターの数もちょうど4個である。

脚注

  1. Eldraine Check, Part 2/エルドレイン・チェック その2Making Magic 2019年9月30日 Mark Rosewater著)

参考

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