炎矢師、ハラー/Hallar, the Firefletcher
提供:MTG Wiki
伝説のクリーチャー — エルフ(Elf) 射手(Archer)
トランプル
あなたが呪文を唱えるたび、その呪文がキッカーされていた場合、炎矢師、ハラーの上に+1/+1カウンターを1個置く。その後、炎矢師、ハラーは各対戦相手にそれぞれ、これの上に置かれている+1/+1カウンターの総数に等しい点数のダメージを与える。
トランプルに加え、キッカーされた呪文を唱えるたびに強化及び各対戦相手への火力が誘発する伝説のエルフ・射手。
戦闘要員としては元々悪くないスペックを持っている上に、自身の誘発型能力がライフを削ることに直結しているためかなりの速度で打点を上げていける。火力の点数はこれ自身の上に置かれている+1/+1カウンターの数に等しいため、キッカーされた呪文を唱えるたびに火力も強くなるほか、自身の能力以外によって置かれた+1/+1カウンターも参照するため、+1/+1カウンターによる各種の強化手段とも相性が良い。更にトランプルのおかげで、サイズアップしてもチャンプブロックで凌がれづらいのが嬉しい所。
最大のネックはやはり呪文をキッカー込みで唱えなければ誘発しない点。どれだけ+1/+1カウンターを乗せてもキッカーされた呪文を唱えなければ火力は飛ばないため、必然的に呪文はキッカー前提となる。ドミナリアに収録されているキッカー呪文の多くはキッカー込みだと5マナ以上と重いので、どうしてもテンポを阻害しがち。一回でも誘発できれば3マナ4/4トランプル+1点火力と充分な性能であるため、無理に狙いすぎず誘発したらラッキー程度に考えておく方が良いかもしれない。
リミテッドにおいてはマナも伸びやすく膠着しやすいため、呪文をキッカー込みで唱えることも難しくはなく、トランプル持ちの強化や本体火力も膠着の打破に役立ってくれる。これを採用するならキッカー呪文の優先度も高くしておきたい。構築においてはキッカー呪文を多く採用するのは容易であるものの、自身の除去耐性の低さもあってあまり当てにはし辛い。一方でシナジーも豊富であり、特に巻きつき蛇/Winding Constrictorと組み合わせれば強化速度もダメージも倍になっていくため、かなりの爆発力を秘めている。
ルール
- この誘発型能力は、それを誘発させた呪文より先に解決される。
- 誘発型能力が解決される前にハラーが戦場を離れた場合、ハラーに+1/+1カウンターを置く処理は実行不可能なので無視するが、ダメージを与える処理は実行される。その点数はハラーの戦場における最後の情報を用いて決定される。
関連カード
サイクル
- 艦の魔道士、ラフ・キャパシェン/Raff Capashen, Ship's Mage (白青)
- 呪われし者、アルヴァード/Arvad the Cursed (白黒)
- ギックスの信奉者、ローナ/Rona, Disciple of Gix (青黒)
- 燃えがらの風、エイデリズ/Adeliz, the Cinder Wind (青赤)
- 血の炎、ガルナ/Garna, the Bloodflame (黒赤)
- 密航者、スライムフット/Slimefoot, the Stowaway (黒緑)
- 炎矢師、ハラー/Hallar, the Firefletcher (赤緑)
- 艦の整備士、ティアナ/Tiana, Ship's Caretaker (赤白)
- シッセイの後裔、シャナ/Shanna, Sisay's Legacy (緑白)
- 水底のドルイド、タトヨヴァ/Tatyova, Benthic Druid (緑青)
ストーリー
ハラー/Hallarはラノワールのエルフ/Llanowar Elf。ノンバイナリー(男女どちらでもない性別認識)であり、性別を特定しないエルフ語の代名詞を用いる[1]。
マーウィン/Marwynが対立するエルフェイム/Elfhameの和平交渉を成し遂げた伝説的な夜、ハラーは生まれた[2]。その慎重に制御された炎の魔法はラノワールでも独特なもので、炎の矢として燃え、絆で結ばれたカヴー、セラハネ/Serahaneの目に燃えている[3]。