カード名
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カード名とは、
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解説
カード名はカードの左上に書かれている。 分割カードや反転カードのように、1つのカードに複数のカード名が印刷されていることもあり得る(それらの名前の扱いは、当該項目を参照のこと)。
カード名が同じであれば、記された内容が異なっていたとしても、同じカードとして扱われる。 古いカードや新しいカードをトーナメントで使ってもよい。
- 極楽鳥/Birds of Paradiseはラヴニカ:ギルドの都に収録されているので、第10版やリミテッド・エディション版のそれをラヴニカ・ブロック構築で使うことができる。
- サブタイプやルール文章は印刷されたものではなく、オラクルを確認すること。
英語でのカード名が同じならば、他の言語でカード名が異なっていたとしても、それらは同じカード名である。英語名が異なるならば、他の言語でカード名が同じだったとしても、それらは違うカード名である。
- ポータル三国志収録版の日本語版の新野の火計/Burning of Xinyeは、誤ってカード名が「燎原の火」と印刷されてしまっているが、英語版のカード名は「Burning of Xinye」なので、日本語版のカードも燎原の火/Wildfireではなく新野の火計として扱われる。
カード中にそのカード自身のカード名が書いてあった場合、それはそのカードのみを指す。同名の他のカードを指す場合は「~という名前の」と表記される。詳しいルールは名前の項目を参照のこと。
- 点火するものデアリガズ/Darigaaz, the Igniterなどの、いわゆる「二つ名」がついているカードにおいて、ルール文章に「デアリガズ」と個人名の部分だけ書かれる場合がある(CR:201.4c/カード画像)。英語版では通例となっているが、日本語版では珍しい。
- 以前はルール文章に2回以上そのカード名が現れる場合のみ省略できるという制約があったが、2013年7月13日の総合ルール更新で撤廃され、1回しか現れない場合も省略できるようになった。
- 黎明期のカードには、二つ名を持たないにも関わらずカード名が省略されて印刷されているものも存在する。一例として、アルファ〜リバイズド・エディションの機械仕掛けの獣/Clockwork Beastのルール文章では「Clockwork Beast」という正式なカード名は一度も登場せず、一貫して単に「Beast」とだけ記述されている(カード画像)。
「カード名を指定する」という効果があった場合、マジックに存在するカードのカード名しか指定できない。詳しいルールは名前の項目を参照のこと。
日本語版のカード名
日本語のカード名は、現在まで「初めて日本語版が印刷された時のカード名」を正式名称として扱っている。『MicroProse版マジック:ザ・ギャザリング』や『デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ』シリーズなどのコンピューターゲームで日本語訳が充てられることがあるが、実際に印刷される際の日本語カード名とは異なる場合がある(新たな芽吹き/Regrowthのように踏襲する場合もある)。また、Gathererやその他マジック関係者が提供するカードリスト(日本公式ウェブサイト、MJMJ.infoなど)で、印刷されたカードとは異なる日本語名で記されている場合があるが、この場合も告知がない限り印刷されたカード名が正式名称として扱われる。
- タカラトミー公式サイトでは、野リンゴの群勢/Crabapple Cohortの「蟹リンゴの群勢」、コルフェノールの若木/Sapling of Colfenorの「コルフェノールの苗」などといった誤記が見られた。
カード名の誤植に対する方針
以前は、カード名に誤植や誤訳があったとしても、他のカードと重複しない限り変更しない方針が採られてきた。以下はその例である。
- 幻影のケンタウロス/Phantom Centaur - カード名とクリーチャー・タイプにおいて「ケンタウルス」ではなく「ケンタウロス」と誤訳されたが、訂正されたのはクリーチャー・タイプのみであった。
ミラディン包囲戦以降は、他の既存の日本語訳と明らかに異なるものや、サイクルなどの一貫性に欠けるものに対しては訂正する方針が見受けられるようになった。以下はその例である。
- ヴィダルケンの注入者/Vedalken Infuser - 「ヴェイダルケンの注入者」と、クリーチャー・タイプのヴィダルケンとは異なる訳語になっていたが、誤植として訂正された。
- 燃え上がる憤怒の祭殿/Shrine of Burning Rage - サイクルの他のカードが「祭殿」なのに対してこれだけ「祭壇」と訳されていたが、誤植として訂正された。
日本語カード名の重複については、混乱を防ぐためカード名を変更する措置が採られている。基本的には後から登場したカードのカード名を変更する(例:ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat)が、ギルド門侵犯においては先に登場したカードのカード名が変更されている(→爆弾部隊/Bomber Corps、爆弾兵団/Bomb Squad)。
- 「先に登場したカードの日本語カード名を変更する」前例はギルド門侵犯のケースしか存在しないため、今後も同方針が採用されるかどうかは不明である。
カード名の読みの方針
神河物語以降、カード名にふりがな(ルビ)が振られるようになった。神河物語より前の一部のカードに関しても、タカラトミーやウィザーズ社の日本公式サイトのカードリストに読みが掲載されている。
以前は、同じカード名でもセットによってふりがなが異なる場合があった(例:疫病風/Plague Windの「えきびょうふう」と「えきびょうかぜ」)が、近年は1種類に統一されつつあり、基本セット2014では再録カードに対してふりがなの訂正が出されている。
- 雑誌の記事や『デュエル・マスターズ』などのコミックでも独自のふりがなが振られることがある。