サーボ・タヴォーク/Tsabo Tavoc
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伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ホラー(Horror)
先制攻撃、プロテクション(伝説のクリーチャー)
(黒)(黒),(T):伝説のクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それは再生できない。
対伝説のクリーチャーとでも言うべき伝説のクリーチャー。先制攻撃に加えて、伝説のクリーチャーに対するプロテクションと伝説のクリーチャーを破壊する起動型能力を持つ。
このカードが収録されたインベイジョンには15体の伝説のクリーチャーが存在しており、神河ブロックや時のらせんブロックほどではないが、当時としては異例の多さであった。そのため、限定的に見える対伝説のクリーチャー能力も、全く無駄にはならない。また、パワー7で先制攻撃を持つため、タフネスは低いが戦闘ではそうそう死ぬことはない。リミテッドでは強力なクリーチャー。
- 登場時は、クリーチャー・タイプのレジェンドに対するプロテクションを持っていた。レジェンドのルール変更により、現在は伝説のクリーチャーに対するプロテクションを持つようになり、機能が若干変わっている。
- クリーチャー化した伝説のパーマネントに対して、プロテクションや起動型能力が影響するようになった。
- 不同の力線/Leyline of Singularityでクリーチャーを伝説化すると、プロテクションや起動型能力が影響するようになった。
- このプロテクションには自身もひっかかるため、自身に対して起動型能力を起動できない。
- 海辺の略奪者/Shoreline Raiderとともに、初のクリーチャー・タイプに対するプロテクションを持ったカードであった。現在は上記の通り、クリーチャー・タイプに対するプロテクションではなくなっている。
- Lady Orcaの上位互換。
- 2007年9月サブタイプ変更でクリーチャー・タイプがゾンビとなったが、ファンの指摘により、2008年1月のオラクル変更でホラーに変更された。
ストーリー
サーボ・タヴォーク/Tsabo Tavocはファイレクシア/Phyrexiaの女司令官。インナー・サークル/Inner Circleのメンバーでもある。スキンヘッドで4本の腕を持ち、下半身は蜘蛛のような形状の機械という異形の容貌(イラスト)をしている。
インベイジョン
侵略軍の第一陣を率いてドミナリア/Dominariaに襲来し、その圧倒的な戦力で各地を急襲し手始めにベナリア/Benaliaを壊滅させる。この時に、ベナリアに寄港していたジェラード/Gerrardらウェザーライト/Weatherlight号クルーと初遭遇している。その後も疫病攻撃も用いるなどして、各地で優勢に戦いを展開していった。
ファイレクシアとドミナリアを結ぶポータルがあるコイロスの洞窟/Caves of Koilosを占拠し、ここを侵略拠点とする。奪還のためにアグナイト/Agnateとタデウス/Thaddeusが率いるメタスラン/Metathran軍が派兵されてくるが、これを返り討ちにした。その際に捕虜としたタデウスを拷問にかけ、さらに生きたまま解剖実験をして、戦死したメタスラン兵を『資源』として再活用するための調査を行った。
その後ジェラードがコイロス戦線の指揮官となり、ドミナリア連合はコイロス方面に戦力を集中させてくる。ウェザーライト号とウルザ/Urzaやムルタニ/Multani、アグナイトの新副官にエラダムリー/Eladamriがついて再編されたメタスラン軍などが攻め寄せると敗色濃厚となる。サーボ自身もジェラードとの直接対決で重傷を負い、ポータルを通ってファイレクシアに退却した。その後ポータルはウルザによって破壊され、ファイレクシア軍はドミナリア侵略のための拠点を一時的に失ってしまう。
プレーンシフト
ファイレクシアに帰還したサーボだったが、敗戦により影響力は大幅に低下していた。簡易的な修復をすると次の侵攻の司令官であるクロウヴァクス/Crovaxのもとに訪れて再起を願い出るが、もはや用済みとして聞き入れられず、処刑されてしまう。
- 実際は女性なのだが、果たし合いの場/Dueling Groundsのフレイバー・テキストの訳(ひょっとすると誤訳かもしれない)や見かけにより男性と誤解されやすい。
主な登場カード
インベイジョン
- サーボ・タヴォーク/Tsabo Tavoc
- 果たし合いの場/Dueling Grounds
- ファイレクシアの供犠台/Phyrexian Altar
- 霊魂焼却/Soul Burn (INV)
- サーボの網/Tsabo's Web
- ヨーグモスの行動計画/Yawgmoth's Agenda
プレーンシフト
- 悪魔の意図/Diabolic Intent (サーボが処刑されたシーン)