頭狙い/Aim for the Head

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2021年12月2日 (木) 11:18時点における版

詭計/Deceptionの亜種で上位互換のひとつ。捨てさせるのではなく追放させるようになった上に、ゾンビ限定の追放除去のモードも持つ。

イニストラード：真紅の契りでは降霊などの墓地利用がテーマになっているため、それを許さずに追放できるのは嬉しい。ゾンビ限定の追放は基本的におまけではあるが、同セットには悲惨な群れ/Wretched Throng、首無し騎手/Headless Riderなどの面倒な死亡誘発を持つゾンビが多数収録されており、それらを安定して処理できるので刺さる相手にはなかなか強烈に突き刺さる。スタンダードでは多相も対象にできることを忘れずに。

リミテッドではクリーチャー戦が主体の環境であるため、中盤以降に引くとやや腐りやすい点は気になるが、展開が終わるまでに引ければ後腐れの無い手札破壊として、対戦相手のデッキタイプによっては汎用的な追放除去としても使えて悪くない。

構築では、登場時のスタンダードにおいては同様に追放つきの手札破壊呪文に真っ白/Go Blankが存在する。あちらは戦場には一切影響を与えられないが、唱える前から墓地にあったカードまで根こそぎ追放できる。こちらの強みはゾンビ対策のモードがある点なので、基本的には相手がゾンビデッキの場合にサイドインする形での採用になるだろう。

真っ白には無い利点として、手札から直接追放するためマッドネスも反応させない。スタンダード環境にはマッドネスを持つカードは存在しないが、エドガーの覚醒/Edgar's Awakeningのような「捨てた時」に誘発する能力を不発に終わらせられる。現時点ではかなり限定的なため優位点としては弱いが、今後の登場カード次第ではメインデッキから採用される可能性もある。

• ホラー作品におけるゾンビは高い耐久力を誇るが、銃撃などで頭部を破壊されると動かなくなるというキャラクター付けがなされていることが多い。このカードがゾンビを除去できるのもそういったイメージからなのだろう。

参考

• カード個別評価：イニストラード：真紅の契り - コモン