人間
提供:MTG Wiki
6行: | 6行: | ||
{{#card:Delver of Secrets}} | {{#card:Delver of Secrets}} | ||
− | 初出は[[ミラディン]]。それ以前は基本的に、人間は「[[職業]]」、人間以外は「[[種族]] | + | 初出は[[ミラディン]]。それ以前は基本的に、人間は「[[職業]]」、人間以外は「[[種族]]」をクリーチャー・タイプとしていた。だが、人間以外で職業を持つものの扱いが不自然であったことなどから、クリーチャー・タイプに「人間」を導入し、現在ではほとんどのカードが「種族(+職業)」で表すようになっている。クリーチャー・タイプの数では圧倒的多数で第1位である。(→[[各種カードランキング]]) |
− | *[[第9版]]や[[2005年]]9月、[[2007年]]9月のクリーチャー・タイプ整理により、多くの古いカードに人間のクリーチャー・タイプが与えられた。[[サマイトの癒し手/Samite Healer]]のように納得できるものや、[[ネクラタル/Nekrataal]] | + | *[[第9版]]や[[2005年]]9月、[[2007年]]9月のクリーチャー・タイプ整理により、多くの古いカードに人間のクリーチャー・タイプが与えられた。[[サマイトの癒し手/Samite Healer]]のように納得できるものや、[[ネクラタル/Nekrataal]]のようなキワドいものまで様々である。[[熊人間/Werebear]]などの一部の獣人も人間の[[サブタイプ]]を持っている。特に[[クリーチャー・タイプ#ローウィン時の大再編|クリーチャー・タイプ大再編]]の影響が大きく、このとき約650枚のカードが人間となり、それまでの約450枚から一気に倍増した。 |
すべての[[色]]に存在するが、[[兵士]]や[[クレリック]]を多数抱える[[白]]が、他の色それぞれのおよそ2倍と多数派になっている。[[サイクル]]などで色ごとに異なる[[部族 (俗称)|部族]]が割り当てられる場合も、白が人間になることが多く、白の[[特徴的クリーチャー]]と位置付けられている。白に次ぐのは主要クリーチャー・タイプとして[[ウィザード]]を擁する[[青]]。一方、人型の有力部族である[[エルフ]]と競合する[[緑]]はやや少なめとなっている。 | すべての[[色]]に存在するが、[[兵士]]や[[クレリック]]を多数抱える[[白]]が、他の色それぞれのおよそ2倍と多数派になっている。[[サイクル]]などで色ごとに異なる[[部族 (俗称)|部族]]が割り当てられる場合も、白が人間になることが多く、白の[[特徴的クリーチャー]]と位置付けられている。白に次ぐのは主要クリーチャー・タイプとして[[ウィザード]]を擁する[[青]]。一方、人型の有力部族である[[エルフ]]と競合する[[緑]]はやや少なめとなっている。 | ||
16行: | 16行: | ||
*イニストラード以前のカードでは、[[増幅]]を持っていた[[ダールのとげ刺し/Daru Stinger]]がクリーチャー・タイプ大再編で人間を得た事により意図せず初の人間の部族カードとなっていた。現在では[[オラクル]]更新により人間の部族カードとしては機能しない。 | *イニストラード以前のカードでは、[[増幅]]を持っていた[[ダールのとげ刺し/Daru Stinger]]がクリーチャー・タイプ大再編で人間を得た事により意図せず初の人間の部族カードとなっていた。現在では[[オラクル]]更新により人間の部族カードとしては機能しない。 | ||
− | + | 人間・クリーチャー・[[トークン]]を[[生成]]するカードもイニストラード・ブロックが初。白の1/1や[[速攻]]を持つ[[赤]]の1/1を生成するカードが存在する。(→[[トークン一覧]]) | |
[[伝説の]]人間カードは[[ラヴニカのギルド]]現在285枚存在する([http://whisper.wisdom-guild.net/search.php?supertype%5B%5D=legendary&subtype%5B%5D=Human 「伝説の(Legendary)・人間(Human)」でWHISPER検索])が、[[スタング/Stangg]]の[[能力]]で生成される'''スタングの双子'''/''Stangg Twin''を含めると286体存在することとなる。 | [[伝説の]]人間カードは[[ラヴニカのギルド]]現在285枚存在する([http://whisper.wisdom-guild.net/search.php?supertype%5B%5D=legendary&subtype%5B%5D=Human 「伝説の(Legendary)・人間(Human)」でWHISPER検索])が、[[スタング/Stangg]]の[[能力]]で生成される'''スタングの双子'''/''Stangg Twin''を含めると286体存在することとなる。 |
2018年12月3日 (月) 17:55時点における版
人間/Humanは、クリーチャー・タイプの1つ。今この文章を読んでいるあなたも、おそらくこのタイプだろう。
クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)
先制攻撃(このクリーチャーは、先制攻撃を持たないクリーチャーより先に戦闘ダメージを与える。)
プロテクション(黒)(このクリーチャーは黒のものに対して、ブロックされず、対象にならず、ダメージを与えられず、エンチャントされない。)
クリーチャー — 人間(Human) ノーマッド(Nomad)
速攻
エコー(3)(赤)(あなたのアップキープの開始時に、これが直前のあなたのアップキープの開始時よりも後にあなたのコントロール下になっていた場合、そのエコー・コストを支払わないかぎりそれを生け贄に捧げる。)
なだれ乗りが戦場に出たとき、土地1つを対象とし、それを破壊する。
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を見る。あなたはそのカードを公開してもよい。これによりインスタントやソーサリーであるカードが公開されたなら、秘密を掘り下げる者を変身させる。
1/1Insectile Aberration / 昆虫の逸脱者
〔青〕 クリーチャー — 人間(Human) 昆虫(Insect)
飛行
3/2初出はミラディン。それ以前は基本的に、人間は「職業」、人間以外は「種族」をクリーチャー・タイプとしていた。だが、人間以外で職業を持つものの扱いが不自然であったことなどから、クリーチャー・タイプに「人間」を導入し、現在ではほとんどのカードが「種族(+職業)」で表すようになっている。クリーチャー・タイプの数では圧倒的多数で第1位である。(→各種カードランキング)
- 第9版や2005年9月、2007年9月のクリーチャー・タイプ整理により、多くの古いカードに人間のクリーチャー・タイプが与えられた。サマイトの癒し手/Samite Healerのように納得できるものや、ネクラタル/Nekrataalのようなキワドいものまで様々である。熊人間/Werebearなどの一部の獣人も人間のサブタイプを持っている。特にクリーチャー・タイプ大再編の影響が大きく、このとき約650枚のカードが人間となり、それまでの約450枚から一気に倍増した。
すべての色に存在するが、兵士やクレリックを多数抱える白が、他の色それぞれのおよそ2倍と多数派になっている。サイクルなどで色ごとに異なる部族が割り当てられる場合も、白が人間になることが多く、白の特徴的クリーチャーと位置付けられている。白に次ぐのは主要クリーチャー・タイプとしてウィザードを擁する青。一方、人型の有力部族であるエルフと競合する緑はやや少なめとなっている。
部族カードはイニストラード・ブロックまで登場しなかった。これは意図的なもので、人間に関するイメージ的な問題・制約が多いためである。Mark Rosewaterは自身のコラム内で、「人間・部族はいろいろ変なことになるからね。(例えば「人間1つを生け贄にする」ってヤバいだろ?)」と語っている[1]。しかしイニストラードにてついに長年の禁が解かれて人間(と他種族との対立)に焦点が当てられ、ロードのアヴァブルックの町長/Mayor of Avabruckなど部族カードが登場した。さらに闇の隆盛では人間を生け贄にするカードも登場した。
- イニストラード以前のカードでは、増幅を持っていたダールのとげ刺し/Daru Stingerがクリーチャー・タイプ大再編で人間を得た事により意図せず初の人間の部族カードとなっていた。現在ではオラクル更新により人間の部族カードとしては機能しない。
人間・クリーチャー・トークンを生成するカードもイニストラード・ブロックが初。白の1/1や速攻を持つ赤の1/1を生成するカードが存在する。(→トークン一覧)
伝説の人間カードはラヴニカのギルド現在285枚存在する(「伝説の(Legendary)・人間(Human)」でWHISPER検索)が、スタング/Stanggの能力で生成されるスタングの双子/Stangg Twinを含めると286体存在することとなる。
- 人間に変化するカードに、各種ギデオン、変遷の龍、クロミウム/Chromium, the Mutableが存在する。
- トライバル・ウォーズでは最有力部族のひとつ。2006年5月頃にはゴブリンと共に二大勢力を築き上げていた。その隆盛ぶりはすさまじく、他種族とのバランスを取るためにトライバル・ウォーズをスタンダードとクラシックの二つのフォーマットに分ける必要が生じたほど(もっともその主な原因は、ビートダウンではなく、オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagersとライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamondを使ったサルベイジャーコンボデッキであったが)。
- 強力な人間が刷られるたびになされるジョークとして、「開発部が人間をひいきするのは、開発部に人間が多いから」というものがある。その後ツッコミが入るまでがお約束。
参考
- ↑ A Lorwyn / Lorwyn Situation/ローウィンの状況(WebArchive)(Making Magic 2007年9月10日)
- Debating Humanity(Articles 2002年11月22日 Wizards社)/クリーチャー・タイプ“人間”―― 哲学? いや、クリーチャー・タイプだ!
- Human Nature(Articles 2002年11月29日 Wizards社)
- Classifying Samite Healer(Latest Developments 2004年7月16日 Aaron Forsythe著)
- サブタイプ「人間(Human)」で検索
- 「人間(Human)」でテキスト検索
- クリーチャー・タイプ解説