軽減
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+ | *数値を伴わず「軽減する」と書いてある効果は、ダメージをすべて与えなくする。この手の効果をかつての日本語版では「軽減し、0にする」と訳した。また大昔はpreventでなくimmuneと呼び分けていた。 | ||
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*[[ルーリング]] | *[[ルーリング]] | ||
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2021年12月22日 (水) 01:07時点における最新版
軽減/Preventという語が用いられている効果は軽減効果である。これは与えられるはずのダメージに対して適用される。
Samite Healer / サマイトの癒し手 (1)(白)
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)
(T):クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。このターン、それに与えられる次のダメージを1点軽減する。
1/1軽減効果はダメージに対する「盾」のようなものと考えればよい。呪文や能力の解決によって生成された盾は、ダメージを軽減するごとに消費されていき、指定された量のダメージを軽減し終わるか指定された期間が過ぎた場合に消滅する。
1人のプレイヤーや1つのパーマネントに2つ以上の置換効果や軽減効果が同時に適用可能である場合、どの順番で適用するかはそのプレイヤー、もしくはそのパーマネントのコントローラーが決定する。この処理に関して、詳しくは「置換効果」を参照。
軽減効果の中には、軽減されたダメージの量を参照する追加の効果を含むものがある(ブリン・アーゴルの白鳥/Swans of Bryn Argoll、屈折の罠/Refraction Trap)。追加の効果は、軽減効果が適用されたイベントの直後に行われる。
軽減効果はその大半が白のカードである。逆に、赤には軽減を阻害するような効果がいくつか存在する。
- 「軽減」という語が使われていなければ軽減効果ではない。例えば、崇拝/Worshipや鎖ナイフの障壁/Lashknife Barrierの能力による効果は軽減効果ではないため、軽減されないダメージにも適用される。
- 第6版ルールより前にはダメージ軽減ステップという専用のステップが存在した。当時のルールではダメージ軽減の呪文や能力は対象を取らなかったため、プロテクション(白)を持つクリーチャーを治癒の軟膏/Healing Salveで守ることができた。
- かつては置換効果の一種とされていたが、基本セット2010でのルール変更により、現在では置換効果とは別種の効果とされている。
- 基本セット2010発売に伴い、戦闘ダメージの割り振りに関するルールが大きく変更されたことで、相対的に弱体化した。
- 変更前は、3/3のクリーチャーを2/2のクリーチャー2体でブロックした時、2点・1点と割り振られた場合に1点分の軽減効果で両方生き残らせることができた。
- 数値を伴わず「軽減する」と書いてある効果は、ダメージをすべて与えなくする。この手の効果をかつての日本語版では「軽減し、0にする」と訳した。また大昔はpreventでなくimmuneと呼び分けていた。
[編集] 参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 6 呪文、能力、効果
- 615 軽減効果
- 615.1 継続的効果の一部は、軽減効果である。置換効果(rule 614 参照)と同様に、軽減効果はイベントが発生する際に継続的に適用される。事前に固定されるわけではない。この種の効果は発生しうるダメージを待ち、その全部あるいは一部を軽減する。その影響を及ぼすものに対する「盾」のように機能する。
- 615.2 多くの軽減効果は、いずれかの発生源からのダメージに適用される。rule 609.7 参照。
- 615.3 軽減効果を作る呪文を唱えることや能力を起動することには、特別な限定は存在しない。その種の効果は、用いられるか持続期間が過ぎるまで残る。
- 615.4 軽減効果はダメージを受けるよりも前に存在しなくてはならず、「時間をさかのぼって」既に起きたことを変えることはできない。通常、これらの効果を作る呪文や能力は、そのイベントを作る何かに対応して 唱えられたり起動されたりするので、そのイベントが起こるよりも前に解決される。
- 615.5 軽減効果の中には、軽減されたダメージの量を参照する追加の効果を含むものがある。その場合、軽減効果はその本来起こるイベントが起こるべきタイミングで発生し、その直後にそれ以外の効果が発生する。
- 615.6 受けるダメージが軽減された場合、それは決して起こったことにならない。その代わりに変更後のイベントが発生し、それによる誘発型能力があれば誘発する。変更された後のイベントが実行できない場合、単にその不可能な指示を無視するだけになる。
- 615.7 呪文や能力の解決によって作られた軽減効果の中には、特定の量のダメージに言及しているものがある。例えば「クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする。このターン、それが受ける次の3点のダメージを軽減する。」といったものである。これらは盾のように作用する。「盾のある」パーマネントかプレイヤーが受けるダメージ1点は、残っている盾を1減らす。盾のあるパーマネントやプレイヤーが、複数の該当する発生源からのダメージを同時に受けた場合、そのプレイヤー、あるいはパーマネントのコントローラーが、盾がどのダメージを軽減するかを選ぶ。盾が0まで減ったなら、残っているダメージは通常通り受ける。この種の効果は、ダメージの量だけを数え、ダメージを与えるイベントやダメージの発生源の数は問題にしない。
- 615.8 呪文や能力の解決によって作られた軽減効果の中には、特定の発生源が次に与えるダメージに言及しているものがある。この種の効果は、ダメージの量に依らず、その発生源からの次のダメージを軽減する。その発生源からのダメージが一度軽減されたら、それ以降はその発生源からのダメージを通常通り受ける。
- 615.9 呪文や能力の解決によって作られた効果の中には、プレイヤーが選んだ特定の条件を持つ発生源からのダメージを軽減するものがある。その発生源がダメージを与える時点で、その盾は発生源の条件を再確認する。その条件がすでに当てはまらなくなっていた場合、ダメージは軽減されることも置換されることもなく、盾は消費されない。rule 609.7b 参照。
- 615.10 常在型能力によって作られた軽減効果の中には、特定の量のダメージに言及しているものがある。例えば「発生源1つがあなたにダメージを与えるなら、そのダメージ1点を軽減する。/If a source would deal damage to you, prevent 1 of that damage.」といったものである。この種の効果は、該当する各ダメージ・イベントによるダメージをそれぞれ表示された量だけ軽減する。異なるイベントによるダメージは、それが同時に起こったものであるかどうかを問わず、それぞれ別々に適用される。
- 615.11 対象を取らない、複数のクリーチャーが受ける次のN点のダメージを軽減する類いの軽減効果では、その効果を作る呪文や能力の解決によって、影響を受けるクリーチャーそれぞれに軽減の盾を作る。
- 615.12 「軽減できない/can't be prevented」ダメージを与える効果が存在する。軽減できない効果が与えられる場合、適用できる軽減効果は適用されるが、ダメージは軽減されない。ただし、追加の効果がある場合、それは通常通り機能する。軽減されないダメージによって、存在しているダメージ 軽減の盾が減少することはない。
- 615.13 受けるダメージが軽減されたときに誘発する誘発型能力が存在する。そのような能力は、軽減効果1つが1つ以上の同時のダメージ・イベントに適用され、そのダメージの一部または全部を軽減したときに誘発する。
- 615 軽減効果