Mana Screw

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(8人の利用者による、間の14版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Mana Screw}}
 
{{#card:Mana Screw}}
 +
''WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「(2)を加える。」は「(◇)(◇)を加える。」と読み替えてください。
  
ある意味[[コイン投げ]]をいくらでもできるカード。
+
[[コイン投げ]]により1/2の確率で[[マナ]]を生み出せる[[マナ・アーティファクト]]。期待値で言えば、1マナ使って1マナ得られる[[カード]]である。
  
[[偶然の出合い/Chance Encounter]]と一緒に使おう。
+
強運の持ち主であれば、あるいは[[クラークの親指/Krark's Thumb]]の力を借りれば、1マナから[[無限マナ]]を得られる可能性がある。そうでないなら、まあまずマナを増やすことはできず、むしろマナを損するだけに終わることもしばしばである。
1マナ使えば17%ほど、5マナ使えば68%ほどの確率で10個カウンターが貯まる。
+
さらに[[クラークの親指/Krark's Thumb]]が出ていれば、1マナ使えば66%ほど、5マナ使えば99.5%ほどの確率で10個カウンターが貯まる。
+
  
*[[呪文]]や[[能力]]の[[プレイ]]中に使用できないよう、[[マナ能力]]の起動タイミングが制限されている(→[[ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond]])。
+
どちらかと言えば「好きなだけコイン投げができる[[アーティファクト]]」と考えるほうが自然である。上記のように、あくまで期待値上は1マナで1マナが得られる計算になるので、コイン投げを延々と続けることができる。
**もしコイン投げに負けてマナが出ず、そのせいでコストが支払えなくなった場合に困ったことになるからである(→[[リスティックの洞窟/Rhystic Cave]])。
+
*「コイン投げ」と「あなたのマナ・プールに(2)を加える」能力から、強力な[[プロモーション・カード]]である[[Mana Crypt]]のパロディと思われる。
+
実は[[土地事故]]([[事故]])のことを英語では「Mana Screw」と呼ぶ。
+
FAQでの以下のやり取りは、実際にはこのカードのことではなく[[事故]]のことを言っているのだろう。
+
  
'''Q.このカードがなかったらマジックってよくなるとおもうんですけどねー。'''
+
[[偶然の出合い/Chance Encounter]]と一緒に使おう。1[[マナ]]使えば17%ほど、5マナ使えば68%ほどの確率で10個運勢[[カウンター (目印)|カウンター]]が貯まる。クラークの親指もあるなら、1マナで66%ほど、5マナで99.5%ほどの確率で10個運勢カウンターが貯まる。
  
  '''A.そんなことはないと思うよ。このカードもゲームの根幹の一部だからね。'''
+
*この[[能力]]は[[マナ能力]]であるが、[[起動]]できるタイミングが制限されている。
 +
**何らかの[[支払う|支払い]]の最中に起動した際にマナを生み出すことに「失敗」した場合、[[巻き戻し]]が発生してルール上面倒なことになるためである([[リスティックの洞窟/Rhystic Cave]]や[[Jack-in-the-Mox]]も参照)。
 +
**それでもマナ能力であるため、起動したら即座に[[解決]]されるし、[[真髄の針/Pithing Needle]]の妨害も受けない。
 +
*「iマナ用意できるとして、マナがなくなるかnマナに増えるまでこの能力の利用を繰り返す」とした場合、nマナに到達するほうで終わる確率はi/nである([http://www.metabolomics.jp/wiki/Aritalab:Lecture/NetworkBiology/Random_Walk/Reflection 参考記事])。
 +
*[[プレミアム・カード]]版は[[文章欄]]に円形に切り抜かれた枠が[[透かし]]状に印刷されており、地中に埋まったボルトの側面が見えている([http://magiccards.info/uhaa/en/123.html プレミアム・カード画像])。
  
*[[フレイバー・テキスト]]も然り。土地事故の前には[[]]に出ることすらかなわない。
+
==モチーフ==
――'''多次元世界で作られたどんなに邪悪で暗黒なものでも、土地事故にはかなわない。'''
+
カード性能に関しては、「[[コイン投げ]]」と「(◇)(◇)を加える」[[能力]]から、強力な[[プロモーショナル・カード]]である[[魔力の墓所/Mana Crypt]]のパロディと思われる。
 +
 
 +
また[[カード名]]も、英語圏で使われる「[[土地事故]]」を意味する言葉「[[マナスクリュー|Mana Screw]]」のパロディであり、[[フレイバー・テキスト]]もそれを踏まえた内容になっている。
 +
{{フレイバーテキスト|There was no darker or more evil creation in all the multiverse than that of the mana screw.}}
 +
{{フレイバーテキスト|多次元世界で作られたどんなに邪悪で暗黒なものでも、土地事故にはかなわない。}}
 +
 
 +
*FAQでも同じくネタにされている。実際にはこのカードのことではなく[[事故]]のことを言っているのだろう。
 +
{{フレイバーテキスト|Q.このカードがなかったらマジックってよくなるとおもうんですけどねー。<br/>A.そんなことはないと思うよ。このカードもゲームの根幹の一部だからね。}}
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[カード個別評価:アンヒンジド]] [[アンコモン]]
+
*[[カード個別評価:アンヒンジド]] - [[アンコモン]]
 +
[[Category:WHISPER最新オラクル未対応]]

2024年11月27日 (水) 16:59時点における最新版


Mana Screw (1)
アーティファクト

(1):コイン投げをする。あなたがコイン投げに勝ったなら、(2)を加える。起動はインスタントとしてのみ行う。


WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「(2)を加える。」は「(◇)(◇)を加える。」と読み替えてください。

コイン投げにより1/2の確率でマナを生み出せるマナ・アーティファクト。期待値で言えば、1マナ使って1マナ得られるカードである。

強運の持ち主であれば、あるいはクラークの親指/Krark's Thumbの力を借りれば、1マナから無限マナを得られる可能性がある。そうでないなら、まあまずマナを増やすことはできず、むしろマナを損するだけに終わることもしばしばである。

どちらかと言えば「好きなだけコイン投げができるアーティファクト」と考えるほうが自然である。上記のように、あくまで期待値上は1マナで1マナが得られる計算になるので、コイン投げを延々と続けることができる。

偶然の出合い/Chance Encounterと一緒に使おう。1マナ使えば17%ほど、5マナ使えば68%ほどの確率で10個運勢カウンターが貯まる。クラークの親指もあるなら、1マナで66%ほど、5マナで99.5%ほどの確率で10個運勢カウンターが貯まる。

[編集] モチーフ

カード性能に関しては、「コイン投げ」と「(◇)(◇)を加える」能力から、強力なプロモーショナル・カードである魔力の墓所/Mana Cryptのパロディと思われる。

またカード名も、英語圏で使われる「土地事故」を意味する言葉「Mana Screw」のパロディであり、フレイバー・テキストもそれを踏まえた内容になっている。

There was no darker or more evil creation in all the multiverse than that of the mana screw.
多次元世界で作られたどんなに邪悪で暗黒なものでも、土地事故にはかなわない。
  • FAQでも同じくネタにされている。実際にはこのカードのことではなく事故のことを言っているのだろう。
Q.このカードがなかったらマジックってよくなるとおもうんですけどねー。
A.そんなことはないと思うよ。このカードもゲームの根幹の一部だからね。

[編集] 参考

QR Code.gif