崩れゆく聖域/Crumbling Sanctuary
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− | + | 突然お互いのライフの数字が事実上無意味になって、40点ほどの「別のライフ」の削りあいが始まることになり、ゲームの様相が劇的に変化する。例えばライフを[[火力]]によって20点削ることを目的とする[[バーン]]にとっては、今までライフを削ったぶんの火力がすべて無駄になったうえにさらに大量の火力を要求されることになる、悪夢のようなカードとして機能する。 | |
− | + | もちろんそれだけの点数を削らなければならなくなるのはこちらも同様であるため、それだけのライブラリー(=擬似ライフ)でも十分削りきれるだけの[[巨大クリーチャー]]、もしくは[[攻撃]]以外の勝ち手段と併用するのが基本。その際には、無意味となったライフを気兼ねなく大量に[[支払う]]ことができる、[[スーサイド]]要素を持つカードと組み合わせるのが良い。特に有名なのは、[[スーサイドブラウン]]における[[ファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processor]]との組み合わせ。 | |
− | + | [[スタンダード]]では[[修繕/Tinker]]と共存していたのも追い風で、[[シルバーバレット]]要員として使われた。[[天才のひらめき/Stroke of Genius]]による大量[[ドロー]]での[[ライブラリーアウト]]勝ち狙いなど、[[青]]とは全般的に相性がよく、[[ティンカー]]やスーサイドブラウンで活躍した。 | |
+ | *当時はカードの[[追放]]は完全に使用不能となることと同義であったが、現代では追放[[領域]]を利用する手段も増えたため組み合わせてみるのも面白い。例えば[[永遠からの引き抜き/Pull from Eternity]]がちょっとした[[サーチ]]のような動きを見せたり、[[永遠の災い魔/Eternal Scourge]]などは実質1枚ドローできたような形になる。 | ||
*[[ダメージ]]のみで[[ライフロス]]には対応しないことに注意。ライフが[[失う|失われたり]]して0以下になってしまえば負けになる。 | *[[ダメージ]]のみで[[ライフロス]]には対応しないことに注意。ライフが[[失う|失われたり]]して0以下になってしまえば負けになる。 | ||
*[[タワーデッキ]]で使えばとんでもない鉄壁になる。ただし、[[機知の戦い/Battle of Wits]]との相性は悪い。 | *[[タワーデッキ]]で使えばとんでもない鉄壁になる。ただし、[[機知の戦い/Battle of Wits]]との相性は悪い。 | ||
− | *後に登場した[[受難の天使/Angel of Suffering]]も同じコンセプトの[[能力]] | + | *後に登場した[[受難の天使/Angel of Suffering]]も同じコンセプトの[[能力]]を持つ。ただし追放ではなくダメージの倍を[[切削]]することになっており、[[コントローラー]]しか影響を受けない。 |
==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:メルカディアン・マスクス]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:メルカディアン・マスクス]] - [[レア]] |
2022年9月17日 (土) 13:51時点における最新版
Crumbling Sanctuary / 崩れゆく聖域 (5)
アーティファクト
アーティファクト
プレイヤー1人にダメージが与えられる場合、代わりにそのプレイヤーは自分のライブラリーのカードを一番上から同じ枚数だけ追放する。
突然お互いのライフの数字が事実上無意味になって、40点ほどの「別のライフ」の削りあいが始まることになり、ゲームの様相が劇的に変化する。例えばライフを火力によって20点削ることを目的とするバーンにとっては、今までライフを削ったぶんの火力がすべて無駄になったうえにさらに大量の火力を要求されることになる、悪夢のようなカードとして機能する。
もちろんそれだけの点数を削らなければならなくなるのはこちらも同様であるため、それだけのライブラリー(=擬似ライフ)でも十分削りきれるだけの巨大クリーチャー、もしくは攻撃以外の勝ち手段と併用するのが基本。その際には、無意味となったライフを気兼ねなく大量に支払うことができる、スーサイド要素を持つカードと組み合わせるのが良い。特に有名なのは、スーサイドブラウンにおけるファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processorとの組み合わせ。
スタンダードでは修繕/Tinkerと共存していたのも追い風で、シルバーバレット要員として使われた。天才のひらめき/Stroke of Geniusによる大量ドローでのライブラリーアウト勝ち狙いなど、青とは全般的に相性がよく、ティンカーやスーサイドブラウンで活躍した。
- 当時はカードの追放は完全に使用不能となることと同義であったが、現代では追放領域を利用する手段も増えたため組み合わせてみるのも面白い。例えば永遠からの引き抜き/Pull from Eternityがちょっとしたサーチのような動きを見せたり、永遠の災い魔/Eternal Scourgeなどは実質1枚ドローできたような形になる。
- ダメージのみでライフロスには対応しないことに注意。ライフが失われたりして0以下になってしまえば負けになる。
- タワーデッキで使えばとんでもない鉄壁になる。ただし、機知の戦い/Battle of Witsとの相性は悪い。
- 後に登場した受難の天使/Angel of Sufferingも同じコンセプトの能力を持つ。ただし追放ではなくダメージの倍を切削することになっており、コントローラーしか影響を受けない。