魔女のかまど/Witch's Oven
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2024年9月30日 (月) 10:55時点における最新版
アーティファクト
(T),クリーチャー1体を生け贄に捧げる:食物(Food)トークンを1つ生成する。その生け贄に捧げられたクリーチャーのタフネスが4以上であったなら、代わりに食物トークンを2つ生成する。(それらは「(2),(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:あなたは3点のライフを得る。」を持つアーティファクトである。)
自軍のクリーチャーを調理して食物・トークンに変えてしまうアーティファクト。
サクり台としては、クリーチャー限定とはいえ食物・トークンという形で間接的にライフに変換するギックスのかぎ爪/Claws of Gixの系譜と言えるか。ただし食物には他の用途も存在するので様々なギミックに活用できる。起動にマナは不要だがタップを必要とするので、そのままでは1ターンに1度しか起動できない一方で序盤から気軽に使え、複数枚引いても無駄にならないメリットもある。
基本的な使い方としてはチャンプブロックや除去に対応することで無駄なく食物を生成することだが、食物の用途次第では積極的に起動することもあるだろう。特に同セットにおける大釜の使い魔/Cauldron Familiarとはシンプルかつ強力なシナジーを形成する。登場時のスタンダードではサクリファイスのメインエンジンとして活躍している。その後相棒の大釜の使い魔を禁止指定により失うも、緑単フードで使用され続けた。
リミテッドでも前述の大釜の使い魔や不死の騎士/Deathless Knightとのコンボや他の食物シナジー・カードと合わせると強力。黒緑系以外でもチャンプブロック要員を食物に変えてライフに余裕を作ることができ、環境にはパイ包み/Bake into a Pieや焼尽の連射/Searing Barrage、フェイ隠し/Stolen by the Faeなどオマケ付きの除去、残忍な騎士/Murderous Riderや砕骨の巨人/Bonecrusher Giantといった出来事による除去も多いので、それらの対象になったクリーチャーを生け贄に捧げることで立ち消えさせることができる利点もある。
- 何らかの手段でクリーチャー化していれば自身を生け贄に捧げることもできる。
- 後にローテーション時期の同じ基本セット2021で魔女の大釜/Witch's Cauldronという日本語名が酷似したカードが登場した。魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglassなどでカード名を指定する際は混同しないように注意。
[編集] 開発秘話
モチーフは、グリム童話『ヘンゼルとグレーテル』に登場する「魔女の家のかまど」。森の奥に捨てられた兄妹はお菓子の家の悪い魔女に捕らえられ、兄ヘンゼルが食べられそうになってしまう。妹グレーテルは魔女を騙してパンを焼くかまどに押し込み、魔女はそのまま焼け死んだ。
最初のデザインではクリーチャー除去だったが、少しばかり恐ろしすぎたので、自軍クリーチャーを食物に変えるものになった[1]。
- ただし、クリーチャーを食物にしてしまう除去としてはパイ包み/Bake into a Pieというカードも存在している。
[編集] 脚注
[編集] 参考
- カード個別評価:エルドレインの王権 - アンコモン
- カード個別評価:Jumpstart: Historic Horizons - アンコモン
- Secret Lair Drop Series: Showcase: Duskmourn™