未知なるものの魅惑/Allure of the Unknown

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[[あなた]][[ライブラリー]]から災厄が解き放たれるが、[[対戦相手]]に希望が渡る[[ソーサリー]]
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[[手札]]を一挙に5枚増やせる[[赤黒]]という組み合わせでは破格の[[カード・アドバンテージ]]。だが相手がもっとも強いであろうカードを[[マナ・コストを支払うことなく唱える|タダで唱えて]]しまうリスクと釣り合っているかは考えもの。[[デッキ]]内の[[カード]]が当価値な[[バーン]]や[[アグロ]][[デッキ]]の[[マナカーブ]]の頂点として組み込むのが最適な使い方か。
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[[赤黒]]という組み合わせでは[[手札]]を一度に5枚増やせる破格の[[カード・アドバンテージ]]源となるカードだが、対戦相手にもっとも強いであろうカードを渡してしまうリスクと釣り合っているかは考えもの。
  
ただし上記の条件は1対1形式の試合のみの話であり、[[多人数戦]]では趣が変わる。対戦相手1人に脅威は渡るもののそれは他のプレイヤーにとっても脅威であり、対戦相手は[[ヘイト]]を集めることを嫌って無難なカードを選んだり、またはもらった呪文をあなた以上に優勢なプレイヤーに対して使う可能性もあるなど、濃い政治的駆け引きを発生させるカードである。[[固有色]][[赤黒]]の場合純粋に手札を増やすカードが限られるため、その点を踏まえても優秀である。
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[[デッキ]]内の[[カード]]が等価値な[[バーン]][[アグロ]][[デッキ]]の[[マナカーブ]]の頂点として組み込むのが最適な使い方だろうが、結局競技環境では目立った活躍がないまま[[スタンダード]]を去っていった。
  
*モチーフは[[伏魔殿のピュクシス/Pyxis of Pandemonium]]と同じくギリシャ神話に登場する[[Wikipedia:ja:パンドーラー|パンドーラーの箱]]だろう。パンドーラーは決して開けてはならないと言われて神々から授かった箱を、好奇心に負けて開けてしまう。するとそこから様々な災厄が飛び出し、こうして人類は苦しむことになった。最後に箱に残っていたのは「希望」であるとされる。
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しかし一変して[[カジュアルプレイ]]では面白い使い方が試されている。たとえばマナ・コストを「支払えない」ことを利用し、[[X]][[呪文]]を主体にしたデッキで用いたり、[[乱動する渦/Roiling Vortex]]と組み合わせたり、[[余波]]や[[脱出]]と組み合わせることで相手がカードをフル活用できないようにしたり。
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癖の強いカードだけあり、使いこなせば大変盛り上がる。対戦相手や観戦者にとっては未知なるギミックの魅惑に溢れたカードである。
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上記の条件は[[2人対戦]]のみの話であり、[[多人数戦]]では趣が変わる。対戦相手1人に脅威は渡るもののそれは他のプレイヤーにとっても脅威であり、対戦相手は[[ヘイト]]を集めることを嫌って無難なカードを選んだり、またはもらった呪文をあなた以上に優勢なプレイヤーに対して使う可能性もあるなど、濃い政治的駆け引きを発生させるカードである。[[固有色]]が[[赤黒]]の場合純粋に手札を増やすカードが限られるため、その点を踏まえても優秀である。
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ただし最近は単なる7枚ドローも充実しており、対戦相手に選択権のあるカードであることには変わりないのでよほど政治的な駆け引きを楽しみたい人でもない限り積極的に入るようなカードではない。
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*モチーフは[[伏魔殿のピュクシス/Pyxis of Pandemonium]]と同じくギリシャ神話に登場する[[Wikipedia:ja:パンドーラー|パンドーラーの箱]]だろう。パンドーラーは決して開けてはならないと言われて神々から授かった箱を、好奇心に負けて開けてしまう。するとそこから様々な災厄が飛び出し、こうして人類は苦しむことになった。最後に箱に残っていたのは「希望」であるとされる。カードの効果はパンドーラーを対戦相手とした視点から上記のエピソードを再現している。
 
{{フレイバーテキスト|希望の光に目を奪われたパントルには、世界の不幸が見えなかった。}}
 
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*ルールに関しては[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]、[[解決中に呪文を唱える]]も参照。
 
*ルールに関しては[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]、[[解決中に呪文を唱える]]も参照。
 
*多人数戦の場合、対戦相手1人を選ぶのは6枚のカードが[[公開]]された後になる。
 
*多人数戦の場合、対戦相手1人を選ぶのは6枚のカードが[[公開]]された後になる。
*6枚すべてが土地である場合、対戦相手は何も選ぶことができないため、すべてのカードを手札に入れることができる。
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*6枚すべてが土地である場合、対戦相手は何も選ぶことができないため、すべてのカードを手札に加えることができる。
 
*[[時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler]]などにより、対戦相手が選んだ呪文が唱えられない場合には、そのカードは[[追放]]されたままになる。
 
*[[時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler]]などにより、対戦相手が選んだ呪文が唱えられない場合には、そのカードは[[追放]]されたままになる。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:テーロス還魂記]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:テーロス還魂記]] - [[レア]]

2023年11月28日 (火) 21:29時点における最新版


Allure of the Unknown / 未知なるものの魅惑 (3)(黒)(赤)
ソーサリー

あなたのライブラリーの一番上からカードを6枚公開する。対戦相手1人は、その中から土地でないカード1枚を追放する。その後、あなたは残りをあなたの手札に加える。その対戦相手はその追放されたカードをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。


ライブラリーの一番上から公開した6枚のカード中、1枚を除いて手札に加えられるソーサリー。ただしその1枚は対戦相手が選ぶうえ、選ばれたカードは対戦相手にタダで唱えられてしまう。

赤黒という組み合わせでは手札を一度に5枚増やせる破格のカード・アドバンテージ源となるカードだが、対戦相手にもっとも強いであろうカードを渡してしまうリスクと釣り合っているかは考えもの。

デッキ内のカードが等価値なバーンアグロデッキマナカーブの頂点として組み込むのが最適な使い方だろうが、結局競技環境では目立った活躍がないままスタンダードを去っていった。

しかし一変してカジュアルプレイでは面白い使い方が試されている。たとえばマナ・コストを「支払えない」ことを利用し、X呪文を主体にしたデッキで用いたり、乱動する渦/Roiling Vortexと組み合わせたり、余波脱出と組み合わせることで相手がカードをフル活用できないようにしたり。

癖の強いカードだけあり、使いこなせば大変盛り上がる。対戦相手や観戦者にとっては未知なるギミックの魅惑に溢れたカードである。

上記の条件は2人対戦のみの話であり、多人数戦では趣が変わる。対戦相手1人に脅威は渡るもののそれは他のプレイヤーにとっても脅威であり、対戦相手はヘイトを集めることを嫌って無難なカードを選んだり、またはもらった呪文をあなた以上に優勢なプレイヤーに対して使う可能性もあるなど、濃い政治的駆け引きを発生させるカードである。固有色赤黒の場合純粋に手札を増やすカードが限られるため、その点を踏まえても優秀である。

ただし最近は単なる7枚ドローも充実しており、対戦相手に選択権のあるカードであることには変わりないのでよほど政治的な駆け引きを楽しみたい人でもない限り積極的に入るようなカードではない。

  • モチーフは伏魔殿のピュクシス/Pyxis of Pandemoniumと同じくギリシャ神話に登場するパンドーラーの箱だろう。パンドーラーは決して開けてはならないと言われて神々から授かった箱を、好奇心に負けて開けてしまう。するとそこから様々な災厄が飛び出し、こうして人類は苦しむことになった。最後に箱に残っていたのは「希望」であるとされる。カードの効果はパンドーラーを対戦相手とした視点から上記のエピソードを再現している。
希望の光に目を奪われたパントルには、世界の不幸が見えなかった。

[編集] ルール

[編集] 参考

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