ファリカの献杯/Pharika's Libation

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布告除去としての不確実性こそあるものの、[[構築]]では少数のエンチャントをキーカードとするデッキは少なくないため、黒の貴重なエンチャント対策として十分に実用に足る。クリーチャー除去の[[モード]]の存在により一層腐りにくくなっているのも嬉しい。スタンダードの[[サクリファイス]]系デッキなどの黒を中心としたデッキの[[サイドボード]]に採用の実績を残している。
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[[リミテッド]]でも安定した1対1交換の見込める堅実なカードではあるが、エンチャント・テーマの環境柄、狙った対象を除去できない歯がゆい状況に陥ることもしばしば。
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*後に[[上位互換]]として、[[追放]]版の[[神への債務/Debt to the Kami]]が登場した。
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==開発秘話==
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5つの[[色]]の中で[[黒]]だけ特定の種類の[[パーマネント]][[除去]]の範囲が狭いこと、また[[アーティファクト]]を[[破壊]]できる色は3色あるのにエンチャントを破壊できる色は2色しか無いことなどから、[[Erik Lauer]]は黒にエンチャント破壊の[[色の役割]]を与えたらどうかと提案した。[[色の協議会]]はこれに同意し、ただし「悪魔との取り引き」を表すリスクを伴う自分のエンチャント([[悪魔の契約/Demonic Pact]]など)を破壊できないようにすること、また[[白]]、[[緑]]に次いで最も不得手とすることを取り決め、[[統率者2019]]で[[苦境のぬかるみ/Mire in Misery]]を登場させた。ファリカの献杯では苦境のぬかるみより一歩進んで([[クリーチャー・エンチャント]]が存在する[[環境]]故に簡単すぎるとは行かないが)よりエンチャントを除去し易くしている<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/more-death-2020-01-20 More to the Death]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0033650/ さらなる死出]([[Making Magic]] [[2020年]]1月20日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
  
 
==参考==
 
==参考==
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<references />
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*[[カード名国語辞典#献杯|献杯]]([[カード名国語辞典]])
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*[[ファリカ/Pharika]]([[背景世界/ストーリー用語]])
 
*[[カード個別評価:テーロス還魂記]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:テーロス還魂記]] - [[コモン]]

2022年3月22日 (火) 22:05時点における最新版


Pharika's Libation / ファリカの献杯 (2)(黒)
インスタント

以下から1つを選ぶ。
・対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはクリーチャー1体を生け贄に捧げる。
・対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはエンチャント1つを生け贄に捧げる。


クリーチャーあるいはエンチャント生け贄に捧げさせる布告インスタントスタンダードで初登場となる単色のエンチャント除去呪文

布告除去としての不確実性こそあるものの、構築では少数のエンチャントをキーカードとするデッキは少なくないため、黒の貴重なエンチャント対策として十分に実用に足る。クリーチャー除去のモードの存在により一層腐りにくくなっているのも嬉しい。スタンダードのサクリファイス系デッキなどの黒を中心としたデッキのサイドボードに採用の実績を残している。

リミテッドでも安定した1対1交換の見込める堅実なカードではあるが、エンチャント・テーマの環境柄、狙った対象を除去できない歯がゆい状況に陥ることもしばしば。

[編集] 開発秘話

5つのの中でだけ特定の種類のパーマネント除去の範囲が狭いこと、またアーティファクト破壊できる色は3色あるのにエンチャントを破壊できる色は2色しか無いことなどから、Erik Lauerは黒にエンチャント破壊の色の役割を与えたらどうかと提案した。色の協議会はこれに同意し、ただし「悪魔との取り引き」を表すリスクを伴う自分のエンチャント(悪魔の契約/Demonic Pactなど)を破壊できないようにすること、またに次いで最も不得手とすることを取り決め、統率者2019苦境のぬかるみ/Mire in Miseryを登場させた。ファリカの献杯では苦境のぬかるみより一歩進んで(クリーチャー・エンチャントが存在する環境故に簡単すぎるとは行かないが)よりエンチャントを除去し易くしている[1]

[編集] 参考

  1. More to the Death/さらなる死出Making Magic 2020年1月20日 Mark Rosewater著)
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