プロツアー「ラヴニカのギルド」
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**日本人を含む参加チームは、前年度から引き続き参加する「[[Musashi]]」「Final Last Samurai」「Kusemono」、[[齋藤友晴]]・[[津村健志]]を擁する多国籍チーム「[[Hareruya Pros|Hareruya Axe]]」の4つ<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/competitive-gaming/2018-19-pro-tour-team-series-rosters-2018-10-25 2018–19 Pro Tour Team Series Rosters](Competitive Gaming 2018年10月25日 [[Mike Rosenberg]]著)</ref>。 | **日本人を含む参加チームは、前年度から引き続き参加する「[[Musashi]]」「Final Last Samurai」「Kusemono」、[[齋藤友晴]]・[[津村健志]]を擁する多国籍チーム「[[Hareruya Pros|Hareruya Axe]]」の4つ<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/competitive-gaming/2018-19-pro-tour-team-series-rosters-2018-10-25 2018–19 Pro Tour Team Series Rosters](Competitive Gaming 2018年10月25日 [[Mike Rosenberg]]著)</ref>。 | ||
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|第5位||[[Wilson Mok]]||なし||[[トリコロール#イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期|ジェスカイ・コントロール]] | |第5位||[[Wilson Mok]]||なし||[[トリコロール#イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期|ジェスカイ・コントロール]] | ||
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− | * | + | *日時:2018年11月8日 |
*会場:Cobb Galleria Centre | *会場:Cobb Galleria Centre | ||
− | *[[フォーマット]] | + | *[[フォーマット]]:特殊[[スタンダード]]([[イクサラン・ブロック]]+[[ドミナリア]]+[[基本セット2019]]+[[ラヴニカのギルド]]) |
− | * | + | *それぞれがスタンダード[[デッキ]]を4つずつ([[サイドボード]]なし・[[基本土地]]以外の同名のカードは合計8枚まで)用意し、[[多人数戦]]の[[マリガン]]ルールを適用する[[ゲーム]]を行う。デッキはゲームごとに交換してもよいが、[[勝利]]したデッキを再度使用することはできない。4ゲーム先取したプレイヤーが[[マッチ]]の勝者となる。 |
===対戦結果=== | ===対戦結果=== | ||
− | *1回戦:Luis Salvatto([[ | + | *1回戦:Luis Salvatto([[青単テンポ#イクサラン・ブロック〜基本セット2020期|青単テンポ]]) ×―○ Seth Manfield(青単テンポ) |
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− | *4回戦:Luis Salvatto([[スライ/スタンダード/ | + | *4回戦:Luis Salvatto([[スライ/スタンダード/イクサラン・ブロック~基本セット2020期|赤単アグロ]]) ○―× Seth Manfield([[イゼット・フェニックス#スタンダード|イゼット・フェニックス]]) |
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2023年1月17日 (火) 20:17時点における最新版
プロツアー「ラヴニカのギルド」/Pro Tour Guilds of Ravnicaは、2018年にアメリカのジョージア州・アトランタで開催された、スタンダードとブースター・ドラフトのプロツアー。
目次 |
[編集] 概要
スタンダード部門の初日の使用率ではゴルガリ・ミッドレンジ(22.2%)が1位となり、白赤アグロ(15.9%)が2位に浮上。以下イゼット・フェニックス(12.9%)、赤単アグロ(12.5%)、ジェスカイ・コントロール(11.0%)と続いた[1]。
トップ8はいずれも赤を含むデッキとなり、特に白赤系アグロが8人中6人を占める活躍を見せた。決勝は白ウィニータッチ赤のミラーマッチとなり、Andrew Elenbogenが強豪Luis Scott-Vargasを破って優勝を飾った。
- 旧イベント体制最後のプロツアー。
- (マジック25周年記念プロツアーの影響により)このプロツアーの予選時期が他プロツアーより長い(特にMagic Online予選枠)ため、プロツアー歴代2位の参加者数となった(1位はプロツアーチャールストン06の525名/175チーム)
- 2018-19シーズンのプロツアー・チームシリーズが開幕。
- 日本人を含む参加チームは、前年度から引き続き参加する「Musashi」「Final Last Samurai」「Kusemono」、齋藤友晴・津村健志を擁する多国籍チーム「Hareruya Axe」の4つ[2]。
[編集] 基本データ
- 日時:2018年11月9日~11月11日
- 会場:Cobb Galleria Centre
- フォーマット:混合
- 1日目:ブースター・ドラフト(ラヴニカのギルド×3)3回戦、スタンダード(イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド)5回戦
- 2日目:ブースター・ドラフト3回戦、スタンダード5回戦
- 3日目(決勝ラウンド):スタンダード
- 参加者数:510名
[編集] 上位入賞者
順位 | プレイヤー名 | チーム | 構築の使用デッキ |
---|---|---|---|
優勝 | Andrew Elenbogen | Cardboard Live | 白ウィニータッチ赤 |
準優勝 | Luis Scott-Vargas | ChannelFireball | 白ウィニータッチ赤 |
第3位 | Tay Jun Hao | Grey Ogre Games | 白赤アグロ |
第4位 | Jérémy Dezani | Hareruya Sword | ボロス・アグロ |
第5位 | Wilson Mok | なし | ジェスカイ・コントロール |
第6位 | Michael Bernat | なし | 白ウィニータッチ赤 |
第7位 | Kasper Nielsen | Bolt the Bird | 白赤アグロ |
第8位 | 渡辺雄也 | Musashi | イゼット・フェニックス |
[編集] 2017-18シーズンプレイヤー・オブ・ザ・イヤー決定戦
併催イベントとして、大会前日に2017-18シーズンのプレイヤー・オブ・ザ・イヤー決定戦が開催された。同シーズンの終了時点でプロツアー・ポイントが同点トップとなったLuis SalvattoとSeth Manfieldによるプレーオフである。
- 日時:2018年11月8日
- 会場:Cobb Galleria Centre
- フォーマット:特殊スタンダード(イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド)
- それぞれがスタンダードデッキを4つずつ(サイドボードなし・基本土地以外の同名のカードは合計8枚まで)用意し、多人数戦のマリガンルールを適用するゲームを行う。デッキはゲームごとに交換してもよいが、勝利したデッキを再度使用することはできない。4ゲーム先取したプレイヤーがマッチの勝者となる。
[編集] 対戦結果
- 1回戦:Luis Salvatto(青単テンポ) ×―○ Seth Manfield(青単テンポ)
- 2回戦:Luis Salvatto(青単テンポ) ○―× Seth Manfield(赤単アグロ)
- 3回戦:Luis Salvatto(ジェスカイ・コントロール) ○―× Seth Manfield(白赤アグロ)
- 4回戦:Luis Salvatto(赤単アグロ) ○―× Seth Manfield(イゼット・フェニックス)
- 5回戦:Luis Salvatto(白ウィニー) ×―○ Seth Manfield(白赤アグロ)
- 6回戦:Luis Salvatto(白ウィニー) ○―× Seth Manfield(赤単アグロ)
- 勝者:Luis Salvatto
[編集] 脚注
- ↑ Pro Tour Guilds of Ravnica Metagame Breakdown - Day One/プロツアー『ラヴニカのギルド』メタゲームブレイクダウン:1日目(Event Coverage Adam Styborski著)
- ↑ 2018–19 Pro Tour Team Series Rosters(Competitive Gaming 2018年10月25日 Mike Rosenberg著)
[編集] 参考
- Elenbogen Ascends(公式サイト、英語)
- プロツアー『ラヴニカのギルド』・イベント特設ページ(mtg-jp.com)
- トーナメント記録