疎外/Isolate
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− | [[ | + | [[マナ総量]]が1のもの限定だが、[[パーマネント・タイプ]]を問わない[[除去]]カード。幅広い[[パーマネント]]を対処できるが、条件に制約が多いという[[白]]らしいデザインとなっている。 |
− | + | 基本的には[[構築]]デッキの[[サイドボード]]で運用されることになるだろう。発売時の[[スタンダード]]([[カラデシュ]]~[[基本セット2019]])ではマナ総量が1の[[パーマネント・カード]]が110枚存在するが、構築で頻繁に用いられるのは[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]、[[ギトゥの溶岩走り/Ghitu Lavarunner]]、[[不屈の護衛/Dauntless Bodyguard]]、[[軍団の上陸/Legion's Landing]]くらい。一方、[[モダン]]や[[レガシー]]などの[[フォーマット]]では強力な1マナパーマネントがひしめいているため価値が上がる。特にこのカード登場時のモダンでは[[人間 (デッキ)|5色人間]]がメタの中心にあり、1マナ[[クリーチャー]]を多く採用する軽量[[アグロ]]が多い環境のため、活躍の場も多いと思われる。1[[ターン]]目の[[貴族の教主/Noble Hierarch]]、[[教区の勇者/Champion of the Parish]]に、白1マナで対処できる意義は大きい。 | |
− | + | 元来ニッチ気味なカードであったが、[[虹色の終焉/Prismatic Ending]]、[[ポータブル・ホール/Portable Hole]]、[[冥途灯りの行進/March of Otherworldly Light]]と軽量パーマネントなら幅広く触れる白い除去に続々と新顔が登場した。直接的な[[上位互換|上位]]・[[下位互換]]の関係にはないものの、汎用性で劣るこちらの立ち位置は悪くなってしまった。一応、[[疾駆]]で[[唱える|唱え]]られた[[敏捷なこそ泥、ラガバン/Ragavan, Nimble Pilferer]]に[[インスタント・タイミング]]かつ1[[マナ]]で1:1[[カード・アドバンテージ|交換]]を取れるなど、こちら独自の利点も存在するので、特定の1マナ域のカードに弱い[[デッキ]]([[墓掘りの檻/Grafdigger's Cage]]に対する[[ドレッジ]]など)ならば[[サイドボード]]に[[スロット]]を取ってみても良いだろう。 | |
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+ | *{{Gatherer|id=448558}}後方に描かれている5人の人物が持つ杖は[[セレズニア議事会/The Selesnya Conclave]]の紋章を象っている。また、右から2番目に描かれた象頭の人物は[[ロクソドンの教主/Loxodon Hierarch]]({{Gatherer|id=456502}})のようにも見える。手前に手だけ見えている疎外された人物は[[深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow]]なのかも知れない。 | ||
{{フレイバーテキスト|三度の罪に、二度の嘆願、一風変わった彼の運命。||疎外/Isolate}} | {{フレイバーテキスト|三度の罪に、二度の嘆願、一風変わった彼の運命。||疎外/Isolate}} | ||
− | {{フレイバーテキスト| | + | {{フレイバーテキスト|その[[エルフ/Elf#ラヴニカ|エルフ]]たちは数世代前に議事会を追われ、[[ゴルガリ団/The Golgari|ゴルガリ]]の落ちぶれた領地を住処とした。||深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow}} |
==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:基本セット2019]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:基本セット2019]] - [[レア]] |
2022年8月9日 (火) 19:03時点における最新版
マナ総量が1のもの限定だが、パーマネント・タイプを問わない除去カード。幅広いパーマネントを対処できるが、条件に制約が多いという白らしいデザインとなっている。
基本的には構築デッキのサイドボードで運用されることになるだろう。発売時のスタンダード(カラデシュ~基本セット2019)ではマナ総量が1のパーマネント・カードが110枚存在するが、構築で頻繁に用いられるのはラノワールのエルフ/Llanowar Elves、ギトゥの溶岩走り/Ghitu Lavarunner、不屈の護衛/Dauntless Bodyguard、軍団の上陸/Legion's Landingくらい。一方、モダンやレガシーなどのフォーマットでは強力な1マナパーマネントがひしめいているため価値が上がる。特にこのカード登場時のモダンでは5色人間がメタの中心にあり、1マナクリーチャーを多く採用する軽量アグロが多い環境のため、活躍の場も多いと思われる。1ターン目の貴族の教主/Noble Hierarch、教区の勇者/Champion of the Parishに、白1マナで対処できる意義は大きい。
元来ニッチ気味なカードであったが、虹色の終焉/Prismatic Ending、ポータブル・ホール/Portable Hole、冥途灯りの行進/March of Otherworldly Lightと軽量パーマネントなら幅広く触れる白い除去に続々と新顔が登場した。直接的な上位・下位互換の関係にはないものの、汎用性で劣るこちらの立ち位置は悪くなってしまった。一応、疾駆で唱えられた敏捷なこそ泥、ラガバン/Ragavan, Nimble Pilfererにインスタント・タイミングかつ1マナで1:1交換を取れるなど、こちら独自の利点も存在するので、特定の1マナ域のカードに弱いデッキ(墓掘りの檻/Grafdigger's Cageに対するドレッジなど)ならばサイドボードにスロットを取ってみても良いだろう。
- イラスト後方に描かれている5人の人物が持つ杖はセレズニア議事会/The Selesnya Conclaveの紋章を象っている。また、右から2番目に描かれた象頭の人物はロクソドンの教主/Loxodon Hierarch(イラスト)のようにも見える。手前に手だけ見えている疎外された人物は深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadowなのかも知れない。
三度の罪に、二度の嘆願、一風変わった彼の運命。(出典:疎外/Isolate)
そのエルフたちは数世代前に議事会を追われ、ゴルガリの落ちぶれた領地を住処とした。(出典:深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow)