掘葬の儀式/Unburial Rites
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[[モダン]]では、[[けちな贈り物/Gifts Ungiven]]との[[コンボ]]が有名([[けちな贈り物/Gifts Ungiven]]を参照)。フラッシュバックを前提にしていることから[[黒マナ]]が必要ないため、[[青白トロン#モダン|青白トロン]]のような[[黒]]を含まないデッキにも組み込まれる。 | [[モダン]]では、[[けちな贈り物/Gifts Ungiven]]との[[コンボ]]が有名([[けちな贈り物/Gifts Ungiven]]を参照)。フラッシュバックを前提にしていることから[[黒マナ]]が必要ないため、[[青白トロン#モダン|青白トロン]]のような[[黒]]を含まないデッキにも組み込まれる。 | ||
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+ | [[MTGアリーナ]]にも[[ヒストリック・アンソロジー]]3で実装された。[[ヒストリック]]においては貴重なデメリットのない4[[マナ]]リアニメイト呪文であり、リアニメイト系デッキで活躍している<ref>[https://magic.gg/news/metagame-mentor-arena-championship-2-historic-metagame-breakdown Arena Championship 2 Historic Metagame Breakdown](magic.gg [[2023年]]3月18日 [[Frank Karsten]])</ref>。 | ||
==カード名== | ==カード名== | ||
− | 初出の[[イニストラード]]での日本語カード名は「'''堀''' | + | 初出の[[イニストラード]]での日本語カード名は「'''堀'''葬の儀式」で「くっそう」と読みが振られていた({{Gatherer|id=274398}})。しかしながら英語名のUnburial Ritesは「葬式、埋葬の儀式」の意のburial ritesに反意語の接頭辞であるun-を付けた造語で、「堀」を示す要素は何もない。また、堀を「クツ」と読むのは常用漢字表外のもの。イラストにも「堀」の要素は描かれていない。このため[[誤植]]を疑われたが、公式から訂正は出されなかった。 |
− | [[モダンマスターズ2017]] | + | [[モダンマスターズ2017]]では「堀」が「掘」と変更され、「くっそう」と読んで不自然さのない現在の日本語カード名で印刷された({{Gatherer|id=426408}})。事実上、誤植の修正が行われた形となったが、公式からカード名変更のアナウンスは出ていない。 |
*同名のカードかは英語のカード名が基準なので、「堀葬の儀式」と「掘葬の儀式」は同名のカードである。[[構築]]において、双方を合わせて5枚以上デッキに入れることはできない。 | *同名のカードかは英語のカード名が基準なので、「堀葬の儀式」と「掘葬の儀式」は同名のカードである。[[構築]]において、双方を合わせて5枚以上デッキに入れることはできない。 | ||
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==関連カード== | ==関連カード== | ||
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==参考== | ==参考== | ||
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*[[リアニメイトカード]] | *[[リアニメイトカード]] | ||
*[[カード個別評価:イニストラード]] - [[アンコモン]] | *[[カード個別評価:イニストラード]] - [[アンコモン]] | ||
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*[[カード個別評価:モダンマスターズ2017]] - [[アンコモン]] | *[[カード個別評価:モダンマスターズ2017]] - [[アンコモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:ヒストリック・アンソロジー3]] - [[アンコモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:イニストラードを覆う影リマスター]] - [[アンコモン]](「過去の影」) | ||
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2023年3月22日 (水) 19:21時点における最新版
ソーサリー
あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
フラッシュバック(3)(白)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
1マナ重くなってフラッシュバックがついたゾンビ化/Zombify。フラッシュバックのコストは生命の息吹/Breath of Lifeと同じ。
過去に活躍したリアニメイト呪文と比べるとややコストが重い印象があるが、近年は釣る対象となりうるクリーチャーがますます重く強力になっているため、4~5マナでもそれ以上の価値のクリーチャーを戦場に出すことができるなら、相対的に割安と言ってもよいだろう。フラッシュバック・コストに対抗色が必要だが、色拘束は薄く、初出時のイニストラード・ブロック期には多色土地も充実していたため、さして問題にはならなかった。
戦慄の復活/Dread Returnがコンボ向けであるのに対し、こちらは全体的にコントロールでの使用率が高かった。1枚で2度強力クリーチャーを釣れるため除去に強い。あえて自ら墓地に落とす運用も可能で、いずれにせよ、フラッシュバックのおかげでかなり利便性は向上している。ライブラリーを大量に削ることでクリーチャーとこれを合わせて墓地に落とし、手札を介さずリアニメイトが成立するのも優秀。
イニストラード・ブロック構築やスタンダードでは、人間リアニメイトやFritesなどのリアニメイト系コンボデッキのキーカードとして活躍。さらには太陽拳、黒緑白リアニメイト、白黒赤リアニメイトなど、リアニメイト要素を組み込んだコントロールデッキも多数生み出した。
モダンでは、けちな贈り物/Gifts Ungivenとのコンボが有名(けちな贈り物/Gifts Ungivenを参照)。フラッシュバックを前提にしていることから黒マナが必要ないため、青白トロンのような黒を含まないデッキにも組み込まれる。
MTGアリーナにもヒストリック・アンソロジー3で実装された。ヒストリックにおいては貴重なデメリットのない4マナリアニメイト呪文であり、リアニメイト系デッキで活躍している[1]。
[編集] カード名
初出のイニストラードでの日本語カード名は「堀葬の儀式」で「くっそう」と読みが振られていた(イラスト)。しかしながら英語名のUnburial Ritesは「葬式、埋葬の儀式」の意のburial ritesに反意語の接頭辞であるun-を付けた造語で、「堀」を示す要素は何もない。また、堀を「クツ」と読むのは常用漢字表外のもの。イラストにも「堀」の要素は描かれていない。このため誤植を疑われたが、公式から訂正は出されなかった。
モダンマスターズ2017では「堀」が「掘」と変更され、「くっそう」と読んで不自然さのない現在の日本語カード名で印刷された(イラスト)。事実上、誤植の修正が行われた形となったが、公式からカード名変更のアナウンスは出ていない。
- 同名のカードかは英語のカード名が基準なので、「堀葬の儀式」と「掘葬の儀式」は同名のカードである。構築において、双方を合わせて5枚以上デッキに入れることはできない。
- 遺体を手足を折り曲げた姿勢で埋葬することを指す「屈葬(くっそう)」ではない。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
イニストラードのフラッシュバックに対抗色のマナを要求する呪文のサイクル。いずれもアンコモン。
- 農民の結集/Rally the Peasants
- 記憶の旅/Memory's Journey
- 掘葬の儀式/Unburial Rites
- 捨て身の狂乱/Desperate Ravings
- 蜘蛛の発生/Spider Spawning
闇の隆盛のフラッシュバックに対抗色のマナを要求する呪文のサイクル。いずれもアンコモン。
- 未練ある魂/Lingering Souls
- 神秘の回復/Mystic Retrieval
- 命取りの魅惑/Deadly Allure
- 燃える油/Burning Oil
- 追跡者の本能/Tracker's Instincts
イニストラードのサイクルはカラー・ホイールの2つ左の色のマナを、闇の隆盛のサイクルは2つ右の色のマナを要求する。
[編集] 脚注
- ↑ Arena Championship 2 Historic Metagame Breakdown(magic.gg 2023年3月18日 Frank Karsten)
[編集] 参考
- Reanimation Domination(Internet Archive) (Daily MTG、The Week That Was、文:Brian David-Marshall、英語)
- リアニメイトカード
- カード個別評価:イニストラード - アンコモン
- カード個別評価:ダブルマスターズ2022 - アンコモン
- カード個別評価:アルティメットマスターズ - アンコモン
- カード個別評価:モダンマスターズ2017 - アンコモン
- カード個別評価:ヒストリック・アンソロジー3 - アンコモン
- カード個別評価:イニストラードを覆う影リマスター - アンコモン(「過去の影」)