除霊用掃除機/Ghost Vacuum

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[[墓地]]の[[カード]]を吸い込んで捕獲し、のちのち開放することで[[スピリット]]として味方につけることのできる[[アーティファクト]]。
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1つ目の[[能力]]は小規模な[[墓地対策]]。一見地味ながら、1[[マナ]]以下で望むカードを恒久的に[[追放]]できるアーティファクトは実はこれが初。[[ドレッジ]]のような大規模な墓地利用[[デッキ]]に対しては心許ないが、通常の[[リアニメイト]]が相手であれば活躍が見込める。登場時の[[スタンダード]]では[[星界を呼ぶ者、ゾラリーネ/Zoraline, Cosmos Caller]]や同[[セット]]の[[永劫の無垢/Enduring Innocence|永劫の]][[サイクル]]などの墓地対策が有効なカードが多く存在するため、[[メタゲーム]]次第では[[メインデッキ]]からの投入も考えられる。
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2つ目は追放した[[クリーチャー・カード]]を[[スピリット]]化させて[[戦場に出す]]能力。[[サイズ]]は1/1になってしまうが、[[飛行]]を持たせるため数を並べられればそれだけで脅威になるし、[[ETB]]能力や[[接死]]などサイズに関わらず有効な能力を持っていればなお良い。[[起動コスト]]は重いものの、適切なカードを追放できていればそれに見合ったリターンが得られる強力な能力。また戻って来るクリーチャーは[[トークン]]ではないため、(自分がオーナーであれば)[[明滅]]や[[バウンス]]などによって本来の姿を取り戻す事もできる。
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[[リミテッド]]では[[ボムレア]]。[[ダスクモーン:戦慄の館]]では[[リアニメイト]]と[[昂揚]]が[[アーキタイプ]]戦略として存在し、それらに頼ったデッキはこれ1枚で機能不全に陥ってしまう。[[コモン]]のアーティファクト[[除去]]が[[画面の中への幽閉/Trapped in the Screen]]しか存在しないのも追い風。
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*意図したものかはわからないが、スタンダードで共存する[[アガサの魂の大釜/Agatha's Soul Cauldron]]との比較は面白い。こちらは設置コストが軽くETBなどの[[誘発型能力]]と相性がよく、あちらは追加コストが必要なく[[起動型能力]]に特化している。[[フレイバー]]面でも死体に対してこちらは魂を、あちらは肉を利用する。
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*除霊に掃除機を用いるというモチーフは名作コメディ・ホラー映画「[[Wikipedia:ja:ゴーストバスターズ|ゴーストバスターズ]]」から。[[ダスクモーン:戦慄の館]]の発売に合わせ[[Secret Lair Drop Series/2024年#Secret Lair x Ghostbusters: The Real Ghostbusters|Secret Lair x Ghostbusters: The Real Ghostbusters]]として[[コラボレーション]]がなされており、そちらにも墓地対策カードである[[未認可霊柩車/Unlicensed Hearse]]が選出されている。
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**ただし掃除機を用いるのは[[Wikipedia:ja:ゴーストバスターズ (2016年の映画)|リブート版]]であり、コラボ対象の原作版ではプロトンパックと呼ばれる縄のようなレーザーでゴーストたちを拘束する。
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**実はこれ以前にもゴーストバスターズをモチーフにした[[アヴァシン教の宣教師/Avacynian Missionaries]]が存在する。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:ダスクモーン:戦慄の館]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:ダスクモーン:戦慄の館]] - [[レア]]

2024年10月10日 (木) 16:56時点における最新版


Ghost Vacuum / 除霊用掃除機 (1)
アーティファクト

(T):墓地にあるカード1枚を対象とする。それを追放する。
(6),(T),除霊用掃除機を生け贄に捧げる:除霊用掃除機によって追放されている各クリーチャー・カードを、それぞれあなたのコントロール下で飛行カウンター1個が置かれた状態で戦場に出す。それらはそれぞれ、他のタイプに加えて1/1のスピリット(Spirit)である。起動はソーサリーとしてのみ行う。


墓地カードを吸い込んで捕獲し、のちのち開放することでスピリットとして味方につけることのできるアーティファクト

1つ目の能力は小規模な墓地対策。一見地味ながら、1マナ以下で望むカードを恒久的に追放できるアーティファクトは実はこれが初。ドレッジのような大規模な墓地利用デッキに対しては心許ないが、通常のリアニメイトが相手であれば活躍が見込める。登場時のスタンダードでは星界を呼ぶ者、ゾラリーネ/Zoraline, Cosmos Callerや同セット永劫のサイクルなどの墓地対策が有効なカードが多く存在するため、メタゲーム次第ではメインデッキからの投入も考えられる。

2つ目は追放したクリーチャー・カードスピリット化させて戦場に出す能力。サイズは1/1になってしまうが、飛行を持たせるため数を並べられればそれだけで脅威になるし、ETB能力や接死などサイズに関わらず有効な能力を持っていればなお良い。起動コストは重いものの、適切なカードを追放できていればそれに見合ったリターンが得られる強力な能力。また戻って来るクリーチャーはトークンではないため、(自分がオーナーであれば)明滅バウンスなどによって本来の姿を取り戻す事もできる。

リミテッドではボムレアダスクモーン:戦慄の館ではリアニメイト昂揚アーキタイプ戦略として存在し、それらに頼ったデッキはこれ1枚で機能不全に陥ってしまう。コモンのアーティファクト除去画面の中への幽閉/Trapped in the Screenしか存在しないのも追い風。

[編集] 参考

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