遁走する蒸気族/Runaway Steam-Kin
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(2人の利用者による、間の2版が非表示) | |||
7行: | 7行: | ||
この[[カード]]の肝は[[カウンター (目印)|カウンター]]が3個置かれた時。カウンターを3個取り除くことで赤マナ3点を加えることができる。カウンターの喪失で一旦1/1に戻ってしまうが、その加えたマナでまた赤い呪文を[[唱える|唱え]]ればすぐに修復できてしまう。登場時点で[[リーガル]]な[[キッカー]]や[[再活]]付きの呪文がある程度あるため、[[軽い|軽め]]の構築でも大量マナの活用先は見いだせるだろう。赤1マナの呪文は3枚1セットで唱えると実質マナが減らない。[[ラヴニカの献身]]で[[舞台照らし/Light Up the Stage]]が加わり、このカードで攻撃しておいて絢爛コストで呪文を連打する動きが生まれさらに強化されたといえる。 | この[[カード]]の肝は[[カウンター (目印)|カウンター]]が3個置かれた時。カウンターを3個取り除くことで赤マナ3点を加えることができる。カウンターの喪失で一旦1/1に戻ってしまうが、その加えたマナでまた赤い呪文を[[唱える|唱え]]ればすぐに修復できてしまう。登場時点で[[リーガル]]な[[キッカー]]や[[再活]]付きの呪文がある程度あるため、[[軽い|軽め]]の構築でも大量マナの活用先は見いだせるだろう。赤1マナの呪文は3枚1セットで唱えると実質マナが減らない。[[ラヴニカの献身]]で[[舞台照らし/Light Up the Stage]]が加わり、このカードで攻撃しておいて絢爛コストで呪文を連打する動きが生まれさらに強化されたといえる。 | ||
− | [[スタンダード]]では登場直後から、[[ローテーション]]で失った2マナ域の後釜として[[スライ/スタンダード/ | + | [[スタンダード]]では登場直後から、[[ローテーション]]で失った2マナ域の後釜として[[スライ/スタンダード/イクサラン・ブロック~基本セット2020期|赤単アグロ]]の常連となっている。[[ケルドの炎/The Flame of Keld]]や[[実験の狂乱/Experimental Frenzy]]など、展開の加速を推奨するカードの存在も追い風。 |
*[[誘発型能力]]は[[if節ルール]]を使用しているため、[[誘発]]時と[[解決]]時の両方で条件をチェックする。赤の呪文を唱えたときに遁走する蒸気族の上に[[+1/+1カウンター]]が3個以上置かれていた場合、[[能力]]は誘発しない。解決時にカウンターが3個以上置かれていたなら、カウンターは置かれない。 | *[[誘発型能力]]は[[if節ルール]]を使用しているため、[[誘発]]時と[[解決]]時の両方で条件をチェックする。赤の呪文を唱えたときに遁走する蒸気族の上に[[+1/+1カウンター]]が3個以上置かれていた場合、[[能力]]は誘発しない。解決時にカウンターが3個以上置かれていたなら、カウンターは置かれない。 | ||
+ | **[[倍増の季節/Doubling Season]]などを併用して一気に+1/+1カウンター4個以上の状態にすることは可能である。例えば遁走する蒸気族の上に置かれているカウンターが2個のとき、倍増の季節の影響下で誘発型能力を解決すれば問題なく4個になる。 | ||
+ | *日本語版の[[名前]]は[[遁走する馬車/Runaway Carriage]]に準じてRunawayを「遁走する」と訳しているが、フレイバーを見ればこの場合のRunawayは「手に負えない、暴走する」の方が適訳だろう。 | ||
==関連カード== | ==関連カード== |
2023年11月4日 (土) 20:48時点における最新版
Runaway Steam-Kin / 遁走する蒸気族 (1)(赤)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
あなたが赤の呪文を唱えるたび、遁走する蒸気族の上に+1/+1カウンターが3個未満であった場合、遁走する蒸気族の上に+1/+1カウンターを1個置く。
遁走する蒸気族の上から+1/+1カウンターを3個取り除く:(赤)(赤)(赤)を加える。
赤の呪文によって圧力が高まっていき、赤マナを噴出するエレメンタル。
他のイゼット団/The Izzetのクリーチャーと違い、インスタントとソーサリーのみならず赤の呪文であれば+1/+1カウンター獲得が誘発する。この能力で置けるのは3個までなので、最大サイズは4/4だが、2マナ域が自力で到達できる常時サイズとしては上々。
このカードの肝はカウンターが3個置かれた時。カウンターを3個取り除くことで赤マナ3点を加えることができる。カウンターの喪失で一旦1/1に戻ってしまうが、その加えたマナでまた赤い呪文を唱えればすぐに修復できてしまう。登場時点でリーガルなキッカーや再活付きの呪文がある程度あるため、軽めの構築でも大量マナの活用先は見いだせるだろう。赤1マナの呪文は3枚1セットで唱えると実質マナが減らない。ラヴニカの献身で舞台照らし/Light Up the Stageが加わり、このカードで攻撃しておいて絢爛コストで呪文を連打する動きが生まれさらに強化されたといえる。
スタンダードでは登場直後から、ローテーションで失った2マナ域の後釜として赤単アグロの常連となっている。ケルドの炎/The Flame of Keldや実験の狂乱/Experimental Frenzyなど、展開の加速を推奨するカードの存在も追い風。
- 誘発型能力はif節ルールを使用しているため、誘発時と解決時の両方で条件をチェックする。赤の呪文を唱えたときに遁走する蒸気族の上に+1/+1カウンターが3個以上置かれていた場合、能力は誘発しない。解決時にカウンターが3個以上置かれていたなら、カウンターは置かれない。
- 倍増の季節/Doubling Seasonなどを併用して一気に+1/+1カウンター4個以上の状態にすることは可能である。例えば遁走する蒸気族の上に置かれているカウンターが2個のとき、倍増の季節の影響下で誘発型能力を解決すれば問題なく4個になる。
- 日本語版の名前は遁走する馬車/Runaway Carriageに準じてRunawayを「遁走する」と訳しているが、フレイバーを見ればこの場合のRunawayは「手に負えない、暴走する」の方が適訳だろう。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
ラヴニカのギルドの、自身と同じ色のオブジェクトを参照する単色カードのサイクル。いずれもレア。
- 軍勢の光/Light of the Legion
- 水没した秘密/Drowned Secrets
- 霊廟の秘密/Mausoleum Secrets
- 遁走する蒸気族/Runaway Steam-Kin
- 孵卵場の蜘蛛/Hatchery Spider