補助カード
提供:MTG Wiki
(差し替えカードへのリダイレクト) |
(当wikiで「注釈カード」とされていたものが現在は「補助カード」と呼ばれているのでそちらの項目から移転。一覧を追加・修正) |
||
1行: | 1行: | ||
− | # | + | '''補助カード'''(''Helper Card'')とは、 |
+ | #[[ゲーム]]の状況を記憶する助けとするために、公式で配布されている[[マーカー]]<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/card-preview/tokens-innistrad-midnight-hunt-2021-09-17 The Tokens of Innistrad: Midnight Hunt]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0035443/ 『イニストラード:真夜中の狩り』のトークン]([[Daily MTG]] 2021年9月17日)</ref>。かつては'''注釈カード'''と呼ばれたこともあった<ref>[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0032916/ 『統率者(2019年版)』のトークン]([[Daily MTG]] 2019年8月8日)<br/>ただし原文([https://web.archive.org/web/20220815001224/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/card-preview/tokens-commander-2019-edition-2019-08-08 The Tokens of Commander (2019 Edition) (Internet Archive)])では記されていない</ref>。当項目で解説する。 | ||
+ | #[[差し替えカード]]の[[ゼンディカーの夜明け]]時点での名称<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/feature/zendikar-rising-mechanics-2020-09-01 Zendikar Rising Mechanics]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0034322/ 『ゼンディカーの夜明け』のトークン]([[Daily MTG]] 2020年9月8日)</ref>。詳細は[[差し替えカード]]の項目を参照。 | ||
+ | |||
+ | ==解説== | ||
+ | [[ブースターパック]]の[[トークン・カード]]の[[スロット]]に入っていることがある、[[マーカー]]用のカード。[[ミラディンの傷跡]]から登場した。 | ||
+ | |||
+ | その[[カードセット]]特有の[[能力]]や[[メカニズム]]をわかりやすく示すために存在する。 | ||
+ | |||
+ | 例えば、[[変異]]や[[予示]]により[[裏向き]]になっている[[カード]]が2/2の[[クリーチャー]]であることは、一見して分かりづらい。裏向きのクリーチャーの上に変異や予示の補助カードを置いておけば、クリーチャーであることや[[P/T]]がわかりやすくなる上に、「カードが得体のしれない存在([[変異クリーチャー/Morph Creature]])に化けている」という[[フレイバー]]も出る。 | ||
+ | |||
+ | また、[[追放]][[領域]]にあるカードが、そこで[[効果]]がある能力を持っている場合、[[除去]]として追放されたカードなどと同じところに置いておくと混乱の元である。そのような場合、専用のカード置き場を作って補助カードでそれを示すとわかりやすくなる。置き場はカードだけでなく、[[エネルギー・カウンター]]などの[[プレイヤー]]が得る[[カウンター (目印)|カウンター]]にもあると便利である。 | ||
+ | |||
+ | ゲームの状況を表すために、補助カードを使わなければならないという[[ルール]]はない。[[トークン]]やカウンターのように、公式でなくとも何らかの物体を用意しなければならない、というものでもない。使うかどうかは、自分がわかりやすいか、[[対戦相手]]に(初心者であるなど)わかりやすくする必要があるか、そして遊ぶ上で雰囲気が出るかどうかで判断するといいだろう。 | ||
+ | |||
+ | *[[督励]]など、小さいことが望ましいマーカーは、[[パンチアウト・カード]]で表される。 | ||
+ | |||
+ | ==ルール== | ||
+ | 補助カードのルールは、[[マジック・イベント規定]]におけるマーカーの規定に従う。詳しくは[[マーカー]]の記事を参照。 | ||
+ | |||
+ | *その領域にあるカードの枚数がわからないように置くことはできない。注釈カードで他のカードを隠したり、カードがどの領域のものか混乱させるような置き方をしてはならない。 | ||
+ | **変異カードのようにカードの上に乗せるタイプのものは、下に正規のカードがあることがわかるように少しずらして置くといいだろう。 | ||
+ | *補助カードに書かれている文章は、あくまでわかりやすさのためであり、何の効果も及ぼさない。 | ||
+ | |||
+ | ==一覧== | ||
+ | 主に[[ブースターパック]]の[[トークン・カード]]枠に一定の確率で封入されている。印刷されている文章などの詳細は[[トークン・カード]]の項を参照。[[構築済みデッキ]]や[[マスターズ・シリーズ]]は初出のカード・セットであるもの以外割愛。 | ||
+ | |||
+ | {| class="wikitable" | ||
+ | |- | ||
+ | !名前(用途)!!セット名 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[毒カウンター]]||[[ミラディンの傷跡]]<br>[[ミラディン包囲戦]]<br/>[[新たなるファイレクシア]]<br/>[[ファイレクシア:完全なる統一]]<br/>[[機械兵団の進軍]] | ||
+ | |- | ||
+ | |[[変異]]||[[タルキール覇王譚]]<br>[[タルキール龍紀伝]] | ||
+ | |- | ||
+ | |[[予示]]||[[運命再編]] | ||
+ | |- | ||
+ | |経験([[経験カウンター]]置き場)||[[統率者2015]] | ||
+ | |- | ||
+ | |[[統治者]]||[[コンスピラシー:王位争奪]]<br/>[[統率者レジェンズ]] | ||
+ | |- | ||
+ | |エネルギー貯蔵所([[エネルギー・カウンター]]置き場)||[[カラデシュ]]<br/>[[霊気紛争]] | ||
+ | |- | ||
+ | |[[都市の承認]]||[[イクサランの相克]] | ||
+ | |- | ||
+ | |進行中の[[出来事]]||[[エルドレインの王権]] | ||
+ | |- | ||
+ | |Acorn Stash([[Acornelia, Fashionable Filcher|Acornカウンター]]置き場)||[[Unsanctioned]] | ||
+ | |- | ||
+ | |[[相棒]]||[[イコリア:巨獣の棲処]] | ||
+ | |- | ||
+ | |[[予顕]]||[[カルドハイム]] | ||
+ | |- | ||
+ | |[[昼]]/[[夜]]||[[イニストラード:真夜中の狩り]]<br/>[[イニストラード:真紅の契り]] | ||
+ | |- | ||
+ | |[[イニシアチブ]]/[[地下街/Undercity]]||[[統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い]]<br/>[[統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い統率者デッキ]] | ||
+ | |- | ||
+ | |[[指輪]]||[[指輪物語:中つ国の伝承]]<br/>[[指輪物語:中つ国の伝承統率者デッキ]] | ||
+ | |- | ||
+ | |} | ||
+ | ==脚注== | ||
+ | <references /> | ||
+ | ==関連項目== | ||
+ | *[[マーカー]] | ||
+ | *[[トークン・カード]] | ||
+ | *[[パンチアウト・カード]] | ||
+ | *[[マジック・イベント規定]] |
2023年6月17日 (土) 10:52時点における版
補助カード(Helper Card)とは、
- ゲームの状況を記憶する助けとするために、公式で配布されているマーカー[1]。かつては注釈カードと呼ばれたこともあった[2]。当項目で解説する。
- 差し替えカードのゼンディカーの夜明け時点での名称[3]。詳細は差し替えカードの項目を参照。
目次 |
解説
ブースターパックのトークン・カードのスロットに入っていることがある、マーカー用のカード。ミラディンの傷跡から登場した。
そのカードセット特有の能力やメカニズムをわかりやすく示すために存在する。
例えば、変異や予示により裏向きになっているカードが2/2のクリーチャーであることは、一見して分かりづらい。裏向きのクリーチャーの上に変異や予示の補助カードを置いておけば、クリーチャーであることやP/Tがわかりやすくなる上に、「カードが得体のしれない存在(変異クリーチャー/Morph Creature)に化けている」というフレイバーも出る。
また、追放領域にあるカードが、そこで効果がある能力を持っている場合、除去として追放されたカードなどと同じところに置いておくと混乱の元である。そのような場合、専用のカード置き場を作って補助カードでそれを示すとわかりやすくなる。置き場はカードだけでなく、エネルギー・カウンターなどのプレイヤーが得るカウンターにもあると便利である。
ゲームの状況を表すために、補助カードを使わなければならないというルールはない。トークンやカウンターのように、公式でなくとも何らかの物体を用意しなければならない、というものでもない。使うかどうかは、自分がわかりやすいか、対戦相手に(初心者であるなど)わかりやすくする必要があるか、そして遊ぶ上で雰囲気が出るかどうかで判断するといいだろう。
- 督励など、小さいことが望ましいマーカーは、パンチアウト・カードで表される。
ルール
補助カードのルールは、マジック・イベント規定におけるマーカーの規定に従う。詳しくはマーカーの記事を参照。
- その領域にあるカードの枚数がわからないように置くことはできない。注釈カードで他のカードを隠したり、カードがどの領域のものか混乱させるような置き方をしてはならない。
- 変異カードのようにカードの上に乗せるタイプのものは、下に正規のカードがあることがわかるように少しずらして置くといいだろう。
- 補助カードに書かれている文章は、あくまでわかりやすさのためであり、何の効果も及ぼさない。
一覧
主にブースターパックのトークン・カード枠に一定の確率で封入されている。印刷されている文章などの詳細はトークン・カードの項を参照。構築済みデッキやマスターズ・シリーズは初出のカード・セットであるもの以外割愛。
脚注
- ↑ The Tokens of Innistrad: Midnight Hunt/『イニストラード:真夜中の狩り』のトークン(Daily MTG 2021年9月17日)
- ↑ 『統率者(2019年版)』のトークン(Daily MTG 2019年8月8日)
ただし原文(The Tokens of Commander (2019 Edition) (Internet Archive))では記されていない - ↑ Zendikar Rising Mechanics/『ゼンディカーの夜明け』のトークン(Daily MTG 2020年9月8日)