堕落
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2023年2月3日 (金) 14:28時点における版
堕落(だらく)/Corruptedは、能力語の一種。ファイレクシア:完全なる統一およびファイレクシア:完全なる統一統率者デッキで初登場した。
目次 |
解説
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Apostle of Invasion / 侵略の使徒 (4)(白)(白)クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) 天使(Angel)
飛行
堕落 ― 対戦相手1人が3個以上の毒(poison)カウンターを持っているかぎり、侵略の使徒は二段攻撃を持つ。
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Anoint with Affliction / 苦痛ある選定 (1)(黒)インスタント
クリーチャー1体を対象とする。それのマナ総量が3以下であるなら、それを追放する。
堕落 ― 対戦相手1人が3個以上の毒(poison)カウンターを持っているなら、代わりにそれを追放する。
対戦相手1人が3個以上の毒カウンターを持つことを参照する能力語である。
ファイレクシア:完全なる統一では赤以外の各色と無色に存在するが、白と黒に多く、同2色の組み合わせのリミテッドアーキタイプとして設定されている。同セットにおいては、毒性と堕落を1枚で両立したカードはアンコモン以上のレアリティにしか存在しない。
ルール
- 多人数戦においては、毒カウンターを3個以上持つ対戦相手が1人でもいれば条件を満たす。
- 堕落が起動型能力の場合、条件をチェックするのは能力を起動する際だけである。起動した後条件が満たされなくなっても、すでに起動した能力に影響はない(例:種子中枢/The Seedcore)。
- 堕落が誘発型能力の場合、if節ルールが適用される。誘発時だけでなく解決時にも条件をチェックし、満たしていないなら解決しても能力は何もしない(例:切歯の滑空機/Incisor Glider)。
- 堕落が呪文能力の場合、解決時にのみ条件をチェックする。呪文を唱えた時点で条件を満たしていなくても、解決時に毒カウンターが3つ以上であれば追加効果を発揮する。逆に、解決時に条件を満たしていなければ追加効果を発揮しない(例:苦痛ある選定/Anoint with Affliction)。
- 堕落が呪文を唱える際に機能する常在型能力である場合、その呪文がスタックに置かれた後に堕落の条件を満たさなくなっても唱える際のコストや唱えるルールには影響を及ぼさない(例:歪められた好奇心/Distorted Curiosity、参考:CR:601.2f、CR:601.5)。
開発秘話
新ファイレクシア/New Phyrexia再訪にあたり毒カウンターを再登場させることが決まったが、毒カウンターによる勝利を狙うカードとダメージによる勝利を狙うカードの間にシナジーが薄いというミラディンの傷跡ブロックと似た問題点が浮かび上がった。そこで、毒カウンターの「全か無か」感を減らすため、毒を勝利条件としてだけではなく能力の強化条件として使う堕落メカニズムが生み出された[1][2]。
脚注
- ↑ Phyrexia: All Will Be One Direction, Part 1/『ファイレクシア:完全なる統一』方的な話 その1(Making Magic 2023年1月17日 Mark Rosewater著)
- ↑ Phyrexia: All Will Be One Direction, Part 2/『ファイレクシア:完全なる統一』方的な話 その2(Making Magic 2023年1月23日 Mark Rosewater著)
参考
- Phyrexia: All Will Be One Mechanics/『ファイレクシア:完全なる統一』のメカニズム(Feature 2023年1月17日 Matt Tabak著)
- 毒カウンター
- 能力語
- ルーリング