敏捷なこそ泥、ラガバン/Ragavan, Nimble Pilferer
提供:MTG Wiki
(MTG Wiki:井戸端/カード個別の俗称により、カード個別の俗称は公式サイトや書籍で使用されたもの、略称以外の新規追加禁止とされています。追加するならば要出典。) |
|||
13行: | 13行: | ||
[[レガシー]]ではマナ総量が小さなカードが中心になる[[フォーマット]]であるという都合上、実質的なカードパワーはモダンよりも遥かに上回り、特に[[青赤デルバー]]のような[[クロック・パーミッション]]では主役を務めている。それらのデッキでよく採用される[[ピッチスペル|ピッチ]][[打ち消す|カウンター]]との相性が非常によく、ピッチカウンターがこれを除去から守り、これがピッチコストによって失われたアドバンテージを回復しつつ追加のアドバンテージを稼ぐ。 | [[レガシー]]ではマナ総量が小さなカードが中心になる[[フォーマット]]であるという都合上、実質的なカードパワーはモダンよりも遥かに上回り、特に[[青赤デルバー]]のような[[クロック・パーミッション]]では主役を務めている。それらのデッキでよく採用される[[ピッチスペル|ピッチ]][[打ち消す|カウンター]]との相性が非常によく、ピッチカウンターがこれを除去から守り、これがピッチコストによって失われたアドバンテージを回復しつつ追加のアドバンテージを稼ぐ。 | ||
− | このカードを主軸としたクロック・パーミッションデッキは、[[イゼット・ラガバン]] | + | このカードを主軸としたクロック・パーミッションデッキは、[[イゼット・ラガバン]]、あるいはカウンターモンキーと呼ばれる。 |
− | |||
*追放したカードは唱えられるだけであり、[[土地]]や[[マナ・コストの無いカード]]はプレイできない。 | *追放したカードは唱えられるだけであり、[[土地]]や[[マナ・コストの無いカード]]はプレイできない。 | ||
==禁止指定== | ==禁止指定== | ||
− | [[テーブルトップ]]では[[2022年]]1月25日、[[MO]]では2022年1月27日よりレガシーで[[禁止カード]]に指定される<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/january-25-2022-banned-and-restricted-announcement January 25, 2022 Banned and Restricted Announcement][https://mtg-jp.com/reading/publicity/0035744/ 2022年1月25日 禁止制限告知]([[Daily MTG]] [[2022年]]1月25日)</ref>。ピッチカウンターや1マナ[[ドローソース]] | + | [[テーブルトップ]]では[[2022年]]1月25日、[[MO]]では2022年1月27日よりレガシーで[[禁止カード]]に指定される<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/january-25-2022-banned-and-restricted-announcement January 25, 2022 Banned and Restricted Announcement][https://mtg-jp.com/reading/publicity/0035744/ 2022年1月25日 禁止制限告知]([[Daily MTG]] [[2022年]]1月25日)</ref>。ピッチカウンターや1マナ[[ドローソース]]を筆頭に「ラガバンを援護しやすく、ラガバンでめくれても美味しい」カードが支配率が高いフォーマットという事もあり、モダンを超えるカードパワーを押し付けていたのが理由。 |
==ストーリー== | ==ストーリー== | ||
25行: | 24行: | ||
詳細は[[ラガバン/Ragavan]]を参照。 | 詳細は[[ラガバン/Ragavan]]を参照。 | ||
− | + | ==脚注== | |
+ | <references /> | ||
==参考== | ==参考== | ||
− | |||
*[[カード個別評価:モダンホライゾン2]] - [[神話レア]] | *[[カード個別評価:モダンホライゾン2]] - [[神話レア]] | ||
+ | __NOTOC__ |
2022年1月27日 (木) 03:43時点における版
伝説のクリーチャー — 猿(Monkey) 海賊(Pirate)
敏捷なこそ泥、ラガバンがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、宝物(Treasure)トークン1つを生成し、そのプレイヤーのライブラリーの一番上のカードを追放する。ターン終了時まで、あなたはそのカードを唱えてもよい。
疾駆(1)(赤)(あなたはこの呪文を、これの疾駆コストで唱えてもよい。そうしたなら、これは速攻を得て、次の終了ステップの開始時に、これを戦場からオーナーの手札に戻す。)
カーリ・ゼヴ/Kari Zevの相棒である猿。これまでも航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ/Kari Zev, Skyship Raiderが生成するクリーチャー・トークンとしてゲームに登場していたが、単体でカード化された。
対戦相手に手を出すたびに宝物をせっせと掠め、ライブラリートップを拝借してくるとんでもないウィニー。さらに総量2マナで疾駆を扱えるため相手の戦場が空いた瞬間に速攻で確実な窃盗が行える。さながらこのサボタージュ能力はもぎ取り刃/Prying Blade、義賊/Robber of the Rich、ヴィーアシーノの砂漠の斥候/Viashino Sandscoutらを1枚にまとめあげたような概観をしているが、この性能にしてたった1マナでサイズ2/1とモダン&エターナル限定カードならではの非常に高いコスト・パフォーマンスを持つ。サバンナ・ライオン/Savannah Lionsが遠い彼方に見える。
ブロックされない状況を作り出すことができれば、毎ターンマナ・アドバンテージと疑似的なハンド・アドバンテージを得ることができる。1ターン目に唱えるだけで大きなプレッシャーを放ち、このカードの殴る道を開け続ける事ができればそのまま勝利できると言ってもあながち見当違いではないだろう。サボタージュ能力で得る宝物トークンは対戦相手とデッキカラーが異なっていて折角盗んだカードを唱えられない状況を回避できるほか、疾駆のコストが実質的に1マナで済むという事でもあり、3つの能力ががっちり噛み合っている。
除去耐性や回避能力等は一切ないため、壁は越えられないし除去での対処自体は容易。しかし、これ自体は1マナのクリーチャーであり、2マナ以上のカードと1:1交換されるとテンポ・アドバンテージを奪えるため、それなりに対処方法にも気を使わせることができる。
モダンでは赤軸のアグロ全般、ジャンド、新型の版図Zooなど、1ターン目に赤マナを用意できるデッキ全般で既に幅広く試用されている。登場早々それらのデッキの1ターン目の最良の動きとして定着した。赤軸で低マナ域で完結するフェアデッキならほとんどで候補に挙がるぐらいだが、純正のバーンでは採用しないパターンが多い。
レガシーではマナ総量が小さなカードが中心になるフォーマットであるという都合上、実質的なカードパワーはモダンよりも遥かに上回り、特に青赤デルバーのようなクロック・パーミッションでは主役を務めている。それらのデッキでよく採用されるピッチカウンターとの相性が非常によく、ピッチカウンターがこれを除去から守り、これがピッチコストによって失われたアドバンテージを回復しつつ追加のアドバンテージを稼ぐ。
このカードを主軸としたクロック・パーミッションデッキは、イゼット・ラガバン、あるいはカウンターモンキーと呼ばれる。
- 追放したカードは唱えられるだけであり、土地やマナ・コストの無いカードはプレイできない。
禁止指定
テーブルトップでは2022年1月25日、MOでは2022年1月27日よりレガシーで禁止カードに指定される[1]。ピッチカウンターや1マナドローソースを筆頭に「ラガバンを援護しやすく、ラガバンでめくれても美味しい」カードが支配率が高いフォーマットという事もあり、モダンを超えるカードパワーを押し付けていたのが理由。
ストーリー
ラガバン/Ragavanはカラデシュ/Kaladeshに住む猿。雄。密航した飛空船でカーリ・ゼヴ/Kari Zevと出会い、彼女の相棒にして空賊の一員となった。
詳細はラガバン/Ragavanを参照。