4枚制限ルール
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(M14FAQの英語版反映) |
|||
1行: | 1行: | ||
− | '''4枚制限ルール'''(''"four-of" rule | + | '''4枚制限ルール'''(''"four-of" rule'')は、[[総合ルール]]に定められている[[デッキ]][[構築]]の制限の俗称である。 |
− | 「[[構築]] | + | 「[[構築]]デッキは、任意の枚数の[[基本土地]][[カード]]と、特定の英語名ごとに4枚以下の基本土地以外のカードからなる。」というもの。 |
− | [[多人数戦]]の認定構築形式[[トーナメント]] | + | *[[マジック・イベント規定]]では、デッキ構築の別の制約も定義されている。 |
+ | **[[構築]]および[[エターナル]]において、[[特殊タイプ]]として[[基本]]を持っているか、あるいは文章にそう特に書いてあるカードを除いては、1人のプレイヤーの[[メインデッキ|デッキ]]と[[サイドボード]]を合わせて、英語版のカード名に直して同名のカードは4枚までしか入れることができない。 | ||
+ | **[[制限カード]]は1枚しか入れてはいけない。[[禁止カード]]は1枚も入れてはいけない。 | ||
+ | **[[多人数戦]]の認定構築形式[[トーナメント]]では、「共同デッキ構築規定」を用いる。特殊タイプとして基本を持っているか、あるいは文章にそう特に書いてあるカードを除いては、チームの全プレイヤーのデッキとサイドボードを合わせて、英語版のカード名に直して同名のカードは4枚までしか入れることができない。 | ||
*[[リミテッド]]にはこの制限は存在しない。しかし、同じカードを5枚以上取れなければ特に意味はない。 | *[[リミテッド]]にはこの制限は存在しない。しかし、同じカードを5枚以上取れなければ特に意味はない。 | ||
**[[コールドスナップ]]のリミテッドでは、これを利用して[[波及]]を持つカードをかき集める戦略が存在する。[http://web.archive.org/web/20090901023612/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/oiso/20060811_csp/index.html] | **[[コールドスナップ]]のリミテッドでは、これを利用して[[波及]]を持つカードをかき集める戦略が存在する。[http://web.archive.org/web/20090901023612/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/oiso/20060811_csp/index.html] | ||
*[[執拗なネズミ/Relentless Rats]]および[[影生まれの使徒/Shadowborn Apostle]]はこのルールを無視できる。 | *[[執拗なネズミ/Relentless Rats]]および[[影生まれの使徒/Shadowborn Apostle]]はこのルールを無視できる。 | ||
− | |||
*[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]黎明期はこのルールはなく、[[稲妻/Lightning Bolt]]と[[山/Mountain]]だけのデッキや、[[チャネルボール]]なんてのも存在したと言われるが、ある意味都市伝説の類とされている。[[コンピューターゲーム]]の一部でも4枚制限がないものもあり、特にリスクも無く[[1ターンキル]]が発生するデッキが作れてしまう。[[Magic Online]]では[[フリーフォーム]]が該当する。 | *[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]黎明期はこのルールはなく、[[稲妻/Lightning Bolt]]と[[山/Mountain]]だけのデッキや、[[チャネルボール]]なんてのも存在したと言われるが、ある意味都市伝説の類とされている。[[コンピューターゲーム]]の一部でも4枚制限がないものもあり、特にリスクも無く[[1ターンキル]]が発生するデッキが作れてしまう。[[Magic Online]]では[[フリーフォーム]]が該当する。 | ||
*トーナメントを除けば、ルールブックに記載されるようになったのは[[第6版]]からである。これ以前は、トーナメント外では[[ライブラリー]]も最低40枚というルールだった。 | *トーナメントを除けば、ルールブックに記載されるようになったのは[[第6版]]からである。これ以前は、トーナメント外では[[ライブラリー]]も最低40枚というルールだった。 |
2013年7月23日 (火) 00:01時点における版
4枚制限ルール("four-of" rule)は、総合ルールに定められているデッキ構築の制限の俗称である。
「構築デッキは、任意の枚数の基本土地カードと、特定の英語名ごとに4枚以下の基本土地以外のカードからなる。」というもの。
- マジック・イベント規定では、デッキ構築の別の制約も定義されている。
- 構築およびエターナルにおいて、特殊タイプとして基本を持っているか、あるいは文章にそう特に書いてあるカードを除いては、1人のプレイヤーのデッキとサイドボードを合わせて、英語版のカード名に直して同名のカードは4枚までしか入れることができない。
- 制限カードは1枚しか入れてはいけない。禁止カードは1枚も入れてはいけない。
- 多人数戦の認定構築形式トーナメントでは、「共同デッキ構築規定」を用いる。特殊タイプとして基本を持っているか、あるいは文章にそう特に書いてあるカードを除いては、チームの全プレイヤーのデッキとサイドボードを合わせて、英語版のカード名に直して同名のカードは4枚までしか入れることができない。
- リミテッドにはこの制限は存在しない。しかし、同じカードを5枚以上取れなければ特に意味はない。
- 執拗なネズミ/Relentless Ratsおよび影生まれの使徒/Shadowborn Apostleはこのルールを無視できる。
- マジック黎明期はこのルールはなく、稲妻/Lightning Boltと山/Mountainだけのデッキや、チャネルボールなんてのも存在したと言われるが、ある意味都市伝説の類とされている。コンピューターゲームの一部でも4枚制限がないものもあり、特にリスクも無く1ターンキルが発生するデッキが作れてしまう。Magic Onlineではフリーフォームが該当する。
- トーナメントを除けば、ルールブックに記載されるようになったのは第6版からである。これ以前は、トーナメント外ではライブラリーも最低40枚というルールだった。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 1 ゲームの考え方
- 100 原則
- 100.2 ゲームをするにあたって、各プレイヤーは、自分の、定形のマジックのカードで作られたデッキと、トークンやカウンターを示す小さな物、ライフの総量をはっきり示す方法、を必要とする。
- 100.2a 構築環境(各プレイヤーが自分のデッキを作っておいて持ち寄るという遊び方)では、各デッキの最小枚数は60枚である。構築 デッキは、任意の枚数の基本 土地・カードと、特定の英語名ごとに4枚以下の基本 土地以外のカードからなる。デッキ 構築に関しては、互換の名前を持つカードは同一の英語名を持つ(rule 201.3 参照)。
- 100.2b リミテッド環境(各プレイヤーが未開封のブースター・パックなどのマジックの製品を一定量受け取り、それと基本 土地・カードだけを用いて会場内で自分のデッキを組むという遊び方)では、各デッキの最小枚数は40枚である。リミテッドにおいては、その製品に含まれていたものであるかぎり、同じカードを何枚デッキに入れても問題ない。
- 100.2c 統率者戦のデッキは追加のデッキ 構築の制限に従う。rule 903〔統率者戦〕参照。
- 100.2d 一部のフォーマットやカジュアル・プレイでは、プレイヤーに定形外のマジックのカードの補助デッキを使うことが認められている(rule 108.2a 参照)。それらの補助デッキにはそれぞれのデッキ 構築ルールが存在する。rule 717〔アトラクション・カード〕、rule 901〔プレインチェイス戦〕、rule 904〔アーチエネミー戦〕参照。
- 100.2 ゲームをするにあたって、各プレイヤーは、自分の、定形のマジックのカードで作られたデッキと、トークンやカウンターを示す小さな物、ライフの総量をはっきり示す方法、を必要とする。
- 100 原則