苔生まれのハイドラ/Mossborn Hydra
クリーチャー — エレメンタル(Elemental) ハイドラ(Hydra)
トランプル(このクリーチャーは余剰の戦闘ダメージを、これが攻撃しているプレイヤーかプレインズウォーカーに与えることができる。)
このクリーチャーは+1/+1カウンター1個が置かれた状態で戦場に出る。
上陸 ― あなたがコントロールしている土地1つが戦場に出るたび、このクリーチャーの上にある+1/+1カウンターの個数を2倍にする。
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上陸により+1/+1カウンターの数を倍増させていくエレメンタル・ハイドラ。
最初は3マナにして1/1という貧弱さだが、土地を出すだけで急速に強化されていく。他の+1/+1カウンター追加手段を併用せずとも、2回誘発させればその時点で4/4トランプルとコスト・パフォーマンスは上々。4回で16、5回で32になり1ショットキルも狙える爆発力がある。上陸の常として、普通に土地を出していくだけでは1ターンに1回ずつと少々ペースが遅いので、出来れば緑が得意とする土地を出す形のマナ加速と組み合わせて使いたい。インスタント・タイミングで出せるものを使うと疑似的なコンバット・トリックとしても機能する。
除去耐性はタフネスのみ。前述の通り、出た直後は貧相極まりなくちょっとした火力やマイナス修整でも容易に討ち取られてしまう。他に避雷針となるクリーチャーを立てるなり、蛇皮のヴェール/Snakeskin Veilなどで守るなりして、育つまでの時間をやり過ごしたい。
登場直後のスタンダードでは、大量の土地加速と組み合わせて3桁以上のパワー/タフネスを作り出すファンデッキで使われる程度だった。しかしFINAL FANTASYで強力な上陸サポートの旅するチョコボ/Traveling Chocoboや、同じ上陸でパワーが倍化していくティファ・ロックハート/Tifa Lockhartを得たことで、上陸アグロの主力クリーチャーの1枚となった。以降も久遠の終端で氷耕しの探検家/Icetill Explorer、アバター 伝説の少年アンで土のベンダーの位に至る/Earthbender Ascensionなどといった相性の良いカードが増えており、扱い易さが増して行っている。
リミテッドにおいては、ファウンデーションズは上陸を強く推すセットではなく、コモンのマナ加速手段である灰からの成長/Grow from the Ashesも性能に難があるため、爆発的な成長は期待できない。前のめりなデッキでは成長の遅さがネックとなり、長期戦志向のデッキではゲーム終盤に引いてしまった際に頼りない、という点も評価を下げる。とはいえ確実に相手に対処を迫るクリーチャーであることには間違いなく、ファウンデーションズでは貴重なトランプル持ちということでダメージレースへの貢献も期待できるので、赤緑以外なら大手を振って採用できる性能。ブースター・ドラフトではレアの起源の波/Genesis Waveを安くピックできることも少なくないため、ロングゲームで大量の土地をめくる上振れも狙い得る。
- クリーチャー・タイプにエレメンタルを含む点は登場直後はフレイバー的側面が強かったが、ローウィンの昏明でエレメンタルのタイプ的カードが増えたことにより、刻み群れ/Sunderflockでバウンスされないなど長所として働く機会が増えた。
- 倍にする効果との併用時には、置かれるカウンターの個数に注意。荷役区域/Loading Zoneなどは実質3倍に、旅するチョコボ/Traveling Chocoboなどは実質4倍と強化量に差が出る。