花粉の分析/Analyze the Pollen

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Analyze the Pollen / 花粉の分析 (緑)
ソーサリー

この呪文を唱えるための追加コストとして、証拠収集８を行ってもよい。（あなたの墓地にあるカードを、マナ総量の合計が８以上になるように選んで追放する。）
あなたのライブラリーから基本土地カード１枚を探す。証拠収集を行ったなら、代わりにあなたのライブラリーからクリーチャーや土地であるカード１枚を探す。そのカードを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。

そのままだと地勢/Lay of the Landだが、証拠収集8を行えば、基本でない土地やクリーチャーもサーチ出来るようになる上位互換。

ウルヴェンワルド横断/Traverse the Ulvenwaldの亜種で、昂揚が証拠収集に変化した形。序盤のマナ基盤を安定させつつ、中盤以降に引いてきたらエンドカードを探してくるのが基本運用となる。横断と異なりカード・タイプを散らさなくてもよいので、クリーチャーサーチという性質を活かしやすい一方、重いカードが十分な枚数必要なうえ、墓地を追放してしまうので連続使用しづらい。また、色の多いデッキにおいては基本土地を絞りがちなため、これでサーチするために1枚程度挿していたとしても、同時に引いてきてしまった場合は中盤まで手札に腐る心配は残る。デッキ全体の基本土地やマナ総量のバランスを見ながら採用の可否、および枚数を決めたいところ。

リミテッドでは序盤は展開の安定に、中盤以降はフィニッシャーのサーチにと腐る心配はまず無い優良呪文。短所はこれ自身がレアのため、サーチしたいボムレア級と同時にピックできる確率はやや低いという程度。

イニストラード：真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期のスタンダードでは、サンダー・ジャンクションの無法者参入後のゴルガリ・ミッドレンジで採用例がある。クリーチャーの質が高いデッキなのでサーチ能力を活かしやすく、ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veilで墓地肥やしができたり、見かけのマナ総量が大きい向上した精霊信者、ニッサ/Nissa, Ascended Animistをコストとして利用しやすかったりといったシナジーもある。

続く団結のドミナリア〜FINAL FANTASY期では、クリーチャー軸のコンボデッキでありこの町は狭すぎる/This Town Ain't Big Enoughや咆哮する焼炉+蒸気サウナ/Roaring Furnace+Steaming Saunaで証拠収集コストも捻出しやすいティムール・カワウソ、墓地肥やしに秀でており少数精鋭の高マナ総量クリーチャーを扱うシミック・テラーで採用された。そしてズアーオーバーロードではキーカードとなる大主や永遠の策謀家、ズアー/Zur, Eternal Schemerがクリーチャーであること、デッキ全体が軽く唱えられる高マナ総量のカードで固まっていること、4色デッキでありマナ基盤の安定が重要であることから、大いに活躍を見せた。

パイオニアでは5色ニヴ＝ミゼットに採用例がある。5色デッキゆえのタイトなマナ基盤を安定させつつ、後半はニヴ＝ミゼット再誕/Niv-Mizzet Rebornでリソースを回復したり、状況に応じて強力なクリーチャーをシルバーバレットする運用法。枚数を積みやすい高コストカードという点で、力線の束縛/Leyline Bindingとも相性が良い。

通常版の日本語版カードは「拠収集８」と脱字している誤植がある^[1]。

[編集] ストーリー

カルロフ邸殺人事件の注目のストーリーの一枚。（イラスト）

アルキスト・プロフト/Alquist Proftは、事件の手掛かりと思しき謎の粉末を鑑定してもらうべくアイゾーニ/Izoniの元を訪れた。分析によれば、これは生物由来の成分であるが、ラヴニカ/Ravnicaの植物や菌類を知り尽くした彼女でさえ目にしたことがないものであった。マインドコントロールされた襲撃者たちと、正体不明の物質。それは新ファイレクシア/New Phyrexiaの脅威が未だに残っているのではないかと恐れるには十分なものであった。