猟犬調教師/Hound Tamer
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クリーチャー — 人間(Human) 狼男(Werewolf)
トランプル
(3)(緑):クリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンター1個を置く。
日暮(プレイヤーが自分のターンに呪文を唱えなかったなら、次のターンに夜になる。)
Untamed Pup / 調教されていない仔狼
〔緑〕 クリーチャー — 狼男(Werewolf)
トランプル
あなたがコントロールしていてこれでないすべての狼(Wolf)や狼男(Werewolf)はトランプルを持つ。
(3)(緑):クリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンター1個を置く。
夜明(プレイヤーが自分のターンに2つ以上の呪文を唱えたなら、次のターンに昼になる。)
日暮/夜明で変身する両面カード。トランプルと味方を強化する能力を持った狼男。第2面ではトランプルを狼・狼男に共有する。
リミテッドでは3マナ3/3トランプルというだけで優秀なうえ、+1/+1カウンターを置く起動型能力まで持っている。狼男を変身させるには呪文を唱えてはいけないことを考えると、狼男自身が呪文以外のマナの吐き出し先を持っていることは自己完結的で優れていると言える。起動コストこそやや重いが、狼男はサイズに優れているものが多いため1つ置くだけでも大きな効果になるだろう。
変身後は強力な起動型能力はそのままに、新たに狼族へトランプルを付与するようになる。凶兆の血の喧嘩屋/Dire-Strain Brawlerや凶兆の血の破砕獣/Dire-Strain Demolisherといった大型狼男は突破力以外は非常に高水準のため、その弱点を補うことですぐに勝負を決められるだろう。総じて、リミテッドにおける赤緑狼男において序盤から終盤まで大活躍できるカード。
強化やトランプル付与を持つ3マナの緑クリーチャーという点ではドーンハルトの導師/Dawnhart Mentorと競合する。あちらは集会の達成に貢献しやすいほか、狼男以外にもトランプルを付与できるが一時的なパンプアップに過ぎない。緑白ならあちら、赤緑ならこちら、他のデッキではケースバイケース、と言ったところだろうか。黒にはアンコモン以下にも狼男がいるので、その点黒緑ではこちらの優先度がやや高いか。
構築では無謀な嵐探し/Reckless Stormseekerや不吉な首領、トヴォラー/Tovolar, Dire Overlordといった優秀な3マナ狼男と競合するので優先度は低めか。これらも変身後は常在型能力ではないとはいえトランプル付与ができるのが厳しいところ。
- 名前とは裏腹に犬(旧猟犬)は常在型能力の恩恵を受けられない。クリーチャー・タイプが細分化されているイヌ科の悲哀である。
- 第2面のカード名は、第1面の「調教師」と単語を揃えるために「調教されていない」と訳されているが、ここでの“Untamed”は「抑制されていない、自由な」という意味。人間の姿のときには隠れ蓑として犬の調教師という姿を装っているが、夜になれば彼らと共に自由に“遊びまわって”いるのだろう(イラスト)。
「俺もお前も、飼い馴らされることに向いていないんだ。」