ユートピアの誓約/Utopia Vow
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Utopia Vow / ユートピアの誓約 (1)(緑)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、攻撃したりブロックしたりできない。
エンチャントされているクリーチャーは「(T):好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つ。
次元の混乱で白から緑にタイムシフトした平和な心/Pacifism。クリーチャーに戦闘制限を課すのに加え、ユートピアの木/Utopia Treeのように好きな色のマナを生み出す効果を付与する。
ムルタニの融和/Multani's Harmony相当の効果が抱き合わせになったことにより、除去としてみると相手のマナスクリューや色事故を助ける恐れがあるぶん平和な心に劣る。しかし、それでも緑単色で任意の対象をここまで低コストに無力化できるカードは画期的である。相手のサイズも飛行の有無も関係なく、緑に対するプロテクションもそう多くはないので、天敵と呼べる対象が極端に少ない点も考慮に値する。同じ時のらせんブロックに存在する憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Furyと怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrathの両方を2マナで止められる数少ないカードの1つである。
- 非常に稀なケースだが自分のクリーチャーに張ってマナの確保に使う手も無いことは無い。マナスクリューや色事故が深刻なときの苦肉の策でしかないが役に立つときはあるかもしれない。
- シミックのぼろ布蟲/Simic Ragwormなど、1マナで自身をアンタップする能力を持つクリーチャーに使えばマナフィルターになる。催眠の宝珠/Mesmeric Orbを置いて無限アンタップすればデッキをすべて墓地に置くことができる。あとはルアゴイフ等を出してもよいし、生ける屍/Living Deathで戻してもよい。
- 次元の混乱版の日本語版のカードには「エンチャントされているクリーチャーは攻撃したりブロックしたりできない。。」と句点が1個余計にあったり、最後の能力で「エンチャントされいるクリーチャー」と「て」が欠落していたりする誤植がある。
- マナ加速を許す代わりにクリーチャーを無力化するという意味では、後に登場した流刑への道/Path to Exileに近い。
- イラストには枯れてしまったユートピアの木と、その最後の果実を守るドルイドの姿が描かれている(Time Spiral Magic Museum – Planar Chaos Exhibit)。
- クリーチャー除去は格闘などクリーチャーを介するものに限る、という色の役割からはかなり外れたカード。案の定Mark Rosewaterには「カラーパイから逸脱している[1]」「緑に平和な心があるべきではない[2]」と評されている。

