スレイベンの破滅預言者/Thraben Doomsayer

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2012年2月21日 (火) 04:28時点における180.131.66.232 (トーク) - whois による版
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Thraben Doomsayer / スレイベンの破滅預言者 (1)(白)(白)
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)

(T):白の1/1の人間(Human)クリーチャー・トークンを1体生成する。
窮地 ― あなたのライフが5点以下であるかぎり、あなたがコントロールする他のクリーチャーは+2/+2の修整を受ける。

2/2

タップによるトークン生産と、窮地時の全体強化のふたつの能力を併せ持つクリーチャー

トークン生産はゆっくりとだが確実に頭数を増やせてなかなか強力。そしていざ窮地になれば栄光の頌歌/Glorious Anthem2枚分もの後押しをしてくれる。ふたつの能力が噛み合っていて自己完結しているため扱いやすく、ビートダウンでもコントロールでも採用しうる。

登場時のスタンダード環境からするとやや挙動が遅いだろう。スーサイド戦略が勝ちに近付くどころか文字通り自殺行為になって久しい現状では折角強力な窮地能力を持っているのに能動的に活用させるのが難しい。しかしフラッシュバックなどの墓地利用をテーマにしているブロック故に火力呪文の殆どが控えめな性能に設定されている上、不死の影響で相対的に見ても弱体化しているため窮地→直接火力で頓死ということはそう頻繁には起こらないはず。むしろ戦場で確実にクロックを刻んでくる回避能力持ちのクリーチャーに気を付けるべき。

比較的悠長なリミテッドでは、単なるトークン生産機と考えても十分強力。その上拮抗した状況では窮地が大いに役立つ事だろう。


  • 日本語訳で破滅「預言者」となっているのはやや奇妙である。「預言者」とは基本的に神の意志伝達役(代弁者・事前の布告者)として選ばれ神の意向と現状の好転に寄与する最善策を啓示された者をさす。この次元の神的存在のアヴァシンが不在なのに彼女の意志を受け取れる筈が無く、自らの予測を語っているだけに過ぎない破滅「予言者」あるいは悲嘆に暮れた終末論者とイメージした方が、絶望のあまり混乱状態に陥っている民衆の扇動者という感じで「闇の隆盛」というフレーバーにより噛み合っているだろう。

参考

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