クロウマト/Cromat

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(5色クリーチャーの数を載せると、5色クリーチャーが追加されるたびに編集する必要があるため、表現を変更。)
(リンク先修正)
 
(5人の利用者による、間の7版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Cromat}}
 
{{#card:Cromat}}
  
[[マジック]]史上2体目の、数少ない[[5色カード|5色]][[クリーチャー]]
+
5つの[[起動型能力]]を持った[[伝説の]][[イリュージョン]]。[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]史上2種目の、数少ない[[5色カード|5色]][[クリーチャー]]
  
5[[マナ]][[能力]]が5つ付いた5/5。[[アポカリプス]]で出た[[カード]]なので、能力はどれも[[対抗色]][[コスト]]になっている。[[緑]]絡みの能力が使用できる状態だと非常に[[除去]]されにくい。マナさえあれば非常に厄介な点は[[変異種/Morphling]]に通じるものがある。
+
[[アポカリプス]][[カード]]らしく[[能力]][[起動コスト]][[対抗色]]2[[マナ]]になっている。[[緑]]絡みの能力が使用できる状態だと非常に[[除去]]されにくい。マナがないと十分な働きができないため、[[対戦相手]]の動きや手を読みつつ、マナを残していく[[プレイング]]を心がけなければならない。マナさえあれば非常に厄介な点は[[変異種/Morphling]]に通じるものがある。
  
しかし、逆に言えばマナがなければ単なる5/5の[[バニラ]]と化してしまうため、[[対戦相手]]が次に何を使うのかを読みつつ、マナを残していく[[プレイング]]を心がけなければならない。この[[クリーチャー]]は、攻めるだけがすべてではないのである。
+
[[構築]]では、[[インベイジョン・ブロック構築]][[ドメイン]]で[[フィニッシャー]]として使われた。また、[[合同勝利/Coalition Victory]]の良き相棒として[[再供給ファイア]]に共に採用されることもあった。
  
[[インベイジョン・ブロック構築]][[ドメイン]]で[[フィニッシャー]]として使われることもある。また、[[合同勝利/Coalition Victory]]の良き相棒でもあった。
+
*[[2007年9月サブタイプ変更]][[クリーチャー・タイプ]]に[[イリュージョン]]を得た。ただし、半年前のAsk Wizards<ref name="askwizards">[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/ask-wizards-february-2007-2007-02-01 Ask Wizards - February 16, 2007]</ref>で[[Brady Dommermuth]]は、クロウマトにクリーチャー・タイプをつけるなら何かというユーザーの質問に対し、開発経緯を考慮して([[#開発秘話]]参照)、[[ドラゴン]]なのは明白だ、あるいは[[ミュータント]]・[[ワーム]]かもしれないと回答していた。
 +
 
 +
==開発秘話==
 +
[[Mark Rosewater]]によると、[[R&D]]は[[多色]]を扱った[[アポカリプス]]で5色の大型モンスターを作ろうとした。ただ、アポカリプスは[[対抗色]]に焦点を当てているセットであることから、このカードには5色でありつつ対抗色の雰囲気を持つように工夫が施され、対抗色を[[起動コスト]]とする5種類の[[能力]]が持たされた。<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/party-five-2009-01-29 Party of Five] ([[Making Magic]] 2009年1月29日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>
 +
 
 +
このカードの{{Gatherer|id=28670}}は、5色の全ての魔法を体現した体長30フィート(約9m)の巨大ドラゴンで、既出のドラゴンとは全く異なる独特な姿を持つように、とイメージされた。当初は「Xaadregaz」と命名されていたが、[[文章欄]]に能力を収めるため名前を6字以下にする必要に迫られ「Cromat」と変更された。それに伴い、[[Brady Dommermuth]]はストーリー上の役割も変えられたに違いないと考えている。<ref name="askwizards" />
 +
 
 +
==脚注==
 +
<references />
  
 
==参考==
 
==参考==
 +
*[[5色カード]]
 
*[[カード個別評価:アポカリプス]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:アポカリプス]] - [[レア]]

2022年5月18日 (水) 23:38時点における最新版


Cromat / クロウマト (白)(青)(黒)(赤)(緑)
伝説のクリーチャー — イリュージョン(Illusion)

(白)(黒):クロウマトをブロックしているか、クロウマトによってブロックされているクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
(青)(赤):クロウマトはターン終了時まで飛行を得る。
(黒)(緑):クロウマトを再生する。
(赤)(白):クロウマトはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。
(緑)(青):クロウマトを、オーナーのライブラリーの一番上に置く。

5/5

5つの起動型能力を持った伝説のイリュージョンマジック史上2種目の、数少ない5色クリーチャー

アポカリプスカードらしく能力起動コスト対抗色2マナになっている。絡みの能力が使用できる状態だと非常に除去されにくい。マナがないと十分な働きができないため、対戦相手の動きや手を読みつつ、マナを残していくプレイングを心がけなければならない。マナさえあれば非常に厄介な点は変異種/Morphlingに通じるものがある。

構築では、インベイジョン・ブロック構築ドメインフィニッシャーとして使われた。また、合同勝利/Coalition Victoryの良き相棒として再供給ファイアに共に採用されることもあった。

[編集] 開発秘話

Mark Rosewaterによると、R&D多色を扱ったアポカリプスで5色の大型モンスターを作ろうとした。ただ、アポカリプスは対抗色に焦点を当てているセットであることから、このカードには5色でありつつ対抗色の雰囲気を持つように工夫が施され、対抗色を起動コストとする5種類の能力が持たされた。[2]

このカードのイラストは、5色の全ての魔法を体現した体長30フィート(約9m)の巨大ドラゴンで、既出のドラゴンとは全く異なる独特な姿を持つように、とイメージされた。当初は「Xaadregaz」と命名されていたが、文章欄に能力を収めるため名前を6字以下にする必要に迫られ「Cromat」と変更された。それに伴い、Brady Dommermuthはストーリー上の役割も変えられたに違いないと考えている。[1]

[編集] 脚注

  1. 1.0 1.1 Ask Wizards - February 16, 2007
  2. Party of FiveMaking Magic 2009年1月29日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

QR Code.gif