記憶の器/Memory Vessel

提供:MTG Wiki

移動: 案内, 検索

Memory Vessel / 記憶の器 (3)(赤)(赤)
アーティファクト

(T),記憶の器を追放する:各プレイヤーはそれぞれ自分のライブラリーの一番上にあるカード7枚を追放する。次のあなたのターンまで、各プレイヤーはそれぞれ、これにより自分のライブラリーから追放したカードをプレイしてもよく、自分の手札にあるカードをプレイできない。起動はソーサリーとしてのみ行う。


記憶の壺/Memory Jarリメイクである有色アーティファクト。原型が発売から1ヶ月で禁止カードとなった経歴を持つだけあって様々な要素が変更されている。

まず起動コスト生け贄でなく追放となり、回収リアニメイトの難易度が上昇。再利用には大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creatorなどの追放領域からカードを戻す手段が必要となった。登場時のスタンダードにはこれを能動的に再利用できる手段が無く、基本的に繰り返し手札を回転させることは出来ない。手札の交換自体も単なるドローではなく衝動的ドローに。手札からのプレイを制限する制約を用いて疑似的な交換としており、他のドロー手段を用いても使用できるカードの枚数が変わらないため、チェイン・コンボ的な動きが不可能に。利用期間を過ぎた後のカードは単に追放されたままになるだけであり、悪名高いメグリムジャーを生み出した偏頭痛/Megrim系列のカードとのコンボも消滅。起動自体もソーサリー・タイミング限定となっている。

総じて、当然といえば当然ながらかつて猛威を振るったコンボの類いは徹底的に対策されている。役割としてはあくまで純粋な手札の補強手段という、本来想定されていただろう使い方になる。らしく手札を高速で使い切るデッキが、少々重いが一気に大量の手数を補給するために採用するのが妥当なライン。また、コンボに絶対に使えないという訳ではなく、例えば登場時のスタンダードの範囲では魂なき看守/Soulless Jailerと組み合わせることで、一時的にクリーチャー以外のあらゆる呪文が使用できなくなる。

地味な変更点として、カードの保持期限が延長。次の終了ステップから次のあなたターンとなっており、その間は手札からのプレイ制限が持続する。結果として対戦相手ドロー・ステップ1回は手札は増えるが使えないという状況に陥り、追加コストなりに使用されない限りはリソースとならない長所を獲得している。

  • 印刷されたカードでは全ての言語版で「自分のライブラリーから追放したカード」が「自分が追放したカード」になっており、エラッタが出されている[1]

[編集] 脚注

  1. 『サンダー・ジャンクションの無法者』一部カードにおけるテキスト訂正のお知らせとお詫び 2024年4月10日)

[編集] 参考

QR Code.gif