全体除去
提供:MTG Wiki
全体除去 (Mass Removal / Board Sweeper)とは、複数のパーマネントを一挙に除去すること。またはそのような効果をもつ呪文や能力のこと。主にクリーチャーに対するものを示すことが多い。
代表的なカードに神の怒り/Wrath of God、滅び/Damnation、アクローマの復讐/Akroma's Vengeance、破滅的な行為/Pernicious Deed、ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Diskなどがある。
確定除去ではないが全体火力や全体にマイナス修整を与えるカードなど、多くのクリーチャーを除去できるカードもこう呼ばれることが多い。
複数種類のパーマネントを除去できる場合はリセットとも呼ばれる。
- スタンダードでは長らく、神の怒りや審判の日/Day of Judgmentといった4マナの全体除去が環境の常連であり、「4ターン目に全体除去を撃てるか否か」がコントロールとアグロの対戦の基本であった。これが満足のいくゲームではないと考えたR&Dは、スタンダードでは4マナの無条件全体除去は作らず、限定的な3~4マナの全体除去か、オマケ付きの5マナの全体除去を用意し選択の幅を広げることにした[1][2][3]。スタンダードの変遷の項も参照。
- その後10年ほどこの方針が続いたが、2024年にはファウンデーションズで審判の日が再録され、スタンダードに4マナの無条件全体除去が復帰している。
- エキスパンションにブロック制が存在した頃は、ブロック内に1枚以上の全体除去手段が収録されるのが慣例であった。スタンダードはもとより、カードプールの狭いブロック構築に全体除去手段を提供する目的があってのことだろう。
- テンペスト・ブロック以降のほとんどすべてのブロック(大抵は1番目のエキスパンション)に少なくとも1枚、白のクリーチャー・リセット手段が収録されている。コールドスナップの登場で、アイスエイジ・ブロックにも白のリセットが加わった。残るミラージュ・ブロックには弱者の報復/Retribution of the Meekがあるくらいで、これではリセットとはいいがたい。
[編集] 該当カード
全体除去の一覧についてはリセットカードの項を参照。
[編集] 脚注
- ↑ 除去呪文のデベロップ(Latest Developments 2014年8月15日)
- ↑ Mファイル・初代『ゼンディカー』ブロック編(Latest Developments 2015年11月20日)
- ↑ 定番効果(Latest Developments 2015年5月29日)