魔道士の競演/Mages' Contest
提供:MTG Wiki
Mages' Contest / 魔道士の競演 (1)(赤)(赤)
インスタント
インスタント
呪文1つを対象とする。あなたと、その呪文のコントローラーはライフで競りを行う。あなたは、点数付けを1として競りを始める。ターンの順序に従い、各プレイヤーは最高点数を超える点数をつけてもよい。最高点数が動かなくなった場合、競りは終了する。最大の点数をつけたプレイヤーは、その点数に等しい点数のライフを失う。あなたがこの競りに勝った場合、その呪文を打ち消す。
赤単色のカウンターには珍しく、どんな呪文でも対象にできる。山からカウンターが飛び出してくる意外性があり、対戦相手がこれを想定していることはまずないだろう。
ライフが優勢であれば、大量のライフをつぎ込んで確定カウンターのように使うこともできる。後に命がけのカウンターとしてはより優秀な否定の契約/Pact of Negationが登場したが、こちらは対戦相手のターンに唱えてもすぐには敗北しないため防御的な使い方ができる。
しかし3マナに加えライフロスとやや重く、対戦相手に潤沢なライフがあると打ち消すのは困難。ライフロス呪文として見た場合、後の溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forgeや血の手の炎/Flames of the Blood Handと比べると、4点は失わせないと割に合わない(ダメージとライフロスの違いはあるが)。もっとも、本体火力として期待すると、あっさり競りを投げられてこちらが1点失って終わりになる可能性が高い。
競りといっても、結局は相手に選択権があるというやつで、「(1)(赤)(赤)の対抗呪文」以上の存在にはなり得ない。カウンターは赤の色の役割から逸脱しているため、このあたりが限界か。
- インスタントであるため、精神隷属器/Mindslaverやソリン・マルコフ/Sorin Markovで対戦相手をコントロールすれば、任意のライフを失わせる即死コンボになる。ただし、対戦相手の手札に唱えられる呪文カードがある必要がある。
- 「通れば勝ち」の呪文にこれを撃たれたからといって、ライフをつぎ込みすぎると火炎破/Fireblastが飛んできて負け、なんてことになりかねない。プレイヤーの判断力が問われるカードである。
- 亜種の溶岩操作/Molten Influenceは、これに比べ軽い代わりに確実性がかなり下がっている。