誓言破りし者の王/King of the Oathbreakers
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伝説のクリーチャー — スピリット(Spirit) 貴族(Noble)
飛行
誓言破りし者の王や、あなたがコントロールしていてこれでないスピリット(Spirit)1体が呪文の対象になるたび、それはフェイズ・アウトする。(次のあなたのターンまで、これやこれについているすべてのものは存在しないかのように扱う。)
誓言破りし者の王や、あなたがコントロールしていてこれでないスピリット1体がフェイズ・インするたび、飛行を持つ白の1/1のスピリット・クリーチャー・トークン1体をタップ状態で生成する。
自身や他のスピリットが呪文の対象になる度、それを自動でフェイズ・アウトさせる伝説のスピリット・貴族。
フェイズ・インする度にスピリット・クリーチャー・トークンを生成する能力も持ち、対象を取る除去呪文を実質的に無効化した挙句、自分の戦力の補強に繋いでしまう。除去耐性の付与にはトークンも含まれており、フェイズ・アウトではトークンも消滅しないため、数少ない確実性の高い保護手段として便利。更にトークンもスピリットには違い無いのでフェイズ・インの際にトークンが増える。
一方で強制的にフェイズ・アウトする性質上、逆に対象を取る自分の強化呪文も無効化させてしまう。また、これ自身が戦場に無いと除去耐性が失われるため、対戦相手はこれを先にフェイズ・アウトしてしまうことで他のスピリットにも触れられるようになる。また、直接的な呪文ではない起動型能力や誘発型能力、対象を取らない全体除去には無力。これらを持つカードが大きく増える構築で使う場合、過信せずに除去対策は講じておきたい。
ストーリー
誓言破りし者の王/King of the Oathbreakersは中つ国/Middle-Earthの元人間/Humanの霊魂(イラスト)。
ゴンドール/Gondor王朝の初期、エレヒの石/Stone of Erechの上で、白の山脈/White Mountainsの山々の王がイシルドゥア/Isildurへ忠誠を誓い、サウロン/Sauronと戦う誓言を立てた。しかしサウロンの力が増大しイシルドゥアが召集を掛けたとき、サウロンを崇拝するようになっていた山の民はこれに従わなかった。イシルドゥアは怒り、彼らに誓言を守るまでは永遠の眠りにつくことは出来ず、いつかサウロンとの戦いが終局を迎える時に再び集うよう呪いを掛けた。
そして第三紀/The Third Age、アラゴルン/Aragornは死者の道/Path of the Deadを通り亡霊を引き連れてエレヒの石まで辿り着き、灰色の軍勢に誓言を守るべく召集をかけた。