腐食の荒馬/Caustic Bronco
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クリーチャー — 蛇(Snake) 馬(Horse) 乗騎(Mount)
腐食の荒馬が攻撃するたび、あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を公開し、あなたの手札に加える。腐食の荒馬が騎乗された状態でないなら、あなたはそのカードのマナ総量に等しい点数のライフを失う。騎乗された状態なら、各対戦相手はそれぞれそのカードのマナ総量に等しい点数のライフを失う。
騎乗3(あなたがコントロールしていてこれでない望む数のクリーチャーを、それらのパワーの合計が3以上になるように選び、タップする:ターン終了時まで、この乗騎(Mount)は騎乗された状態になる。騎乗はソーサリーとしてのみ行う。)
攻撃時に闇の腹心/Dark Confidantのような手札補充が発生する蛇・馬・乗騎。騎乗された場合はライフロスを自分ではなく各対戦相手が受ける。
騎乗しない場合はライフロスというデメリットこそあれど、攻撃するたびに無条件で手札を増やせるのは2マナのクリーチャーとしては強力である。サイズはさほど大きくなく、ブロックされ倒されやすいので、除去や回避能力を付与する手段でサポートできるよう意識するとよい。
騎乗する場合・しない場合で、相性の良いマナ総量の大小が逆になる点が特徴的。単純な手札補充要員として見るか、大量ライフロスによるコンボパーツに使うか、構築段階で役目をはっきりさせておきたい。
プロツアー『サンダー・ジャンクション』では、限りない強欲/Insatiable Avariceで終末の影/Shadow of Mortalityを積み込み、騎乗で15点ライフロスを狙う『オルゾフ荒馬(Orzov Bronco)』という地雷デッキが2名に持ち込まれ、片方は最終成績18位という結果を残した[1][2]。後に環境の研究が進むと、ゴルガリ・ミッドレンジやエスパー・ミッドレンジにも採用されるケースが増えた。
ヴィンテージにおいても青黒コントロールに採用される。闇の腹心と異なり攻撃しなければならないというハンデはあるが、そちらと違いタフネス2であるためオークの弓使い/Orcish Bowmastersの能力一発では倒されない点は大きい。ライフがきつくなれば攻撃しなければよいというのもメリットといえばメリットだろう。
関連カード
サイクル
サンダー・ジャンクションの無法者のレアの乗騎サイクル。各色1枚ずつと緑白の多色に1枚、計6枚存在する。
- 忠実な馬、フォーチュン/Fortune, Loyal Steed
- 大魔導師のイモリ/Archmage's Newt
- 腐食の荒馬/Caustic Bronco
- 早駆ける業火、カラミティ/Calamity, Galloping Inferno
- 気性の荒いタンブルワグ/Ornery Tumblewagg
- 熾天使の馬/Seraphic Steed
脚注
- ↑ Pro Tour Thunder Junction Standard Metagame Breakdown/プロツアー『サンダー・ジャンクション』メタゲームブレイクダウン(magic.gg 2024年4月26日 Frank Karsten著)
- ↑ Pro Tour Thunder Junction Day Two Highlights/プロツアー『サンダー・ジャンクション』2日目の注目の出来事(magic.gg 2024年4月27日 Corbin Hosler著)