夜の衝突/Bump in the Night
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ソーサリー
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは3点のライフを失う。
フラッシュバック(5)(赤)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
プレイヤー限定とはいえ1マナ3点は稲妻/Lightning Boltに迫るマナ効率。コストこそ重いがフラッシュバックもあるのでこれ1枚で計6点のライフを失わせることができる。溶岩の撃ち込み/Lava Spikeがバーンデッキに多く採用されていることを考えば、採用するだけの価値は十分あるだろう。
ダメージを与える通常の火力と違って、防御円や崇拝/Worshipなどのダメージ軽減/置換をすり抜けることができる。その一方でプレインズウォーカーの忠誠カウンターを減らせない、狂喜の条件を満たせないなどの欠点があり、またクリーチャーを焼くこともできない。バーンに特化していないビートダウンデッキの場合、通常の火力を登用した方がよい場面が多い。
1マナ3点火力というだけで十分強力なのでモダンやレガシーのバーンデッキの選択肢には入るが、採用すると「単色で組める」というバーンの強みのひとつを捨てることになる。土地事故の危険が生まれたり、不毛の大地/Wastelandなどの基本でない土地への対策のカードの餌食になったり、バーンの主力カードである発展の代価/Price of Progressが使いづらくなったりなどの代償を払うことになる。それゆえバーンの主流カードにまでは至っていない。イニストラードの発売後に行われたグランプリアムステルダム11での特集記事で取り上げられたが[1]、上位にはその名前を見つけることはできなかった。
パウパーではブラッドバーンで採用されることがある。基本でない土地への対策が少なく、ゲームスピードも比較的緩やかな同フォーマットでは多色のバーンデッキを組むことへのリスクが緩和されている。
関連カード
サイクル
イニストラードのフラッシュバックに友好色のマナを要求する呪文のサイクル。いずれもコモン。古えの遺恨のみ再録。
- 戦慄の感覚/Feeling of Dread
- 禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy
- 夜の衝突/Bump in the Night
- 古えの遺恨/Ancient Grudge
- 旅の準備/Travel Preparations
闇の隆盛のフラッシュバックに友好色のマナを要求する呪文のサイクル。いずれもコモン。天啓の光のみ再録。
- 天啓の光/Ray of Revelation
- 救助の手/Saving Grasp
- 海墓の刈り取り/Reap the Seagraf
- 不死の火/Fires of Undeath
- 野生の飢え/Wild Hunger
イニストラードのサイクルはカラー・ホイールの右隣の色のマナを、闇の隆盛のサイクルは左隣の色のマナを要求する。
脚注
- ↑ 2011 Grand Prix Amsterdam Day 1 Blog(Event Coverage 2011年10月22日 Tim Willoughby著の「Saturday, 3:30am - Legacy with Innistrad」より)
参考
- カード個別評価:イニストラード - コモン
- カード個別評価:イニストラードを覆う影リマスター - コモン(「過去の影」)