地割れ潜み/Chasm Skulker

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Chasm Skulker / 地割れ潜み (2)(青)
クリーチャー — イカ(Squid) ホラー(Horror)

あなたがカードを1枚引くたび、地割れ潜みの上に+1/+1カウンターを1個置く。
地割れ潜みが死亡したとき、島渡りを持つ青の1/1のイカ(Squid)・クリーチャー・トークンをX体生成する。Xは、地割れ潜みの上に置かれている+1/+1カウンターの総数である。(それらは防御プレイヤーが島(Island)をコントロールしているかぎりブロックされない。)

1/1

カード引くたびに巨大化するクリーチャー死亡誘発能力によって、+1/+1カウンターの数だけ渡りを持つイカトークンをばらまく。

初期マナレシオこそ低いが、1枚でも引けば3マナ2/2と並のサイズになった上でトークンが保証され、それ以降もどんどん強力になっていく。ただしドロー・ステップのドローによるサイズ・アップだけでは除去耐性に決定力がないことや回避能力を持たないことなどが相まって、爆発力に欠ける印象がある。ルーターでもよいので、ドロー・カードを併用するなどの工夫があったほうがこのクリーチャーの能力を活かしやすいだろう。

状況によっては能動的に死亡させ、トークンに変換してしまった方がよい場面もある。土地渡りを活かせる場合はもちろん、追放除去などへの対策という意味でも生け贄に捧げる手段があると心強い。爆発力という点では投げ飛ばし/Fling生命の遺産/Life's Legacyのようなパワーを参照するタイプのものが良いだろう。追加コストなのでほぼ確実に生け贄に捧げることが出来る(=能力を誘発させられる)のも嬉しい。

オーラという欠点はあるもののタッサの試練/Ordeal of Thassaとは、なかなか相性がいい。+1/+1カウンターによる強化とドローによる強化の両面で貢献してくれる。

開発秘話

外部のゲーム・デザイナーを招いて作成された、「外部デザイナー・カード」の1枚。担当したのは、Borderlandsのクリエイティブ・ディレクターを務めたGearbox SoftwareのMike Neumann(参考/翻訳)。

Mikeがイメージしたビジュアルは、イカから出来た、クトゥルフの悪夢である巨大なる邪悪であった。メカニズムは、マナを支払うことで+1/+1カウンターを置き、死亡したら1/1の群れになるというものだった。

Mikeが提案したメカニズムは、マジックにおいてはに相応しいカードだった。しかしMikeはにすることを強く望んだため、青らしいサイズの大きくなり方を探した結果、現在の形になった。クリーチャー・タイプも、要求通りイカホラーになっている。

参考

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