ホームランド

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ホームランド/Homelands
シンボル 惑星(ウルグローサ/Ulgrotha
略号 HL, HML
発売日 1995年10月14日
セット枚数 全115種類(イラスト違いを含めると140種類)

ホームランド/Homelandsは、7番目のエキスパンション1995年10月14日に発売された。「ホームランド」とは「故郷、故国」の意。

ブロック制が開始された際、アイスエイジ・ブロックの1番目の小型エキスパンションに加えられていたが、2006年7月にアイスエイジ・ブロック最終セットのコールドスナップの発売に伴い、ブロックから離脱。フォールン・エンパイアに次ぐ、「6番目の独立エキスパンションであり、最後のオールドエキスパンション」という立場になった。なお、アラビアンナイトから続いていた8枚入りブースターパックの最後となる。

目次

概要

アンティキティーからアイスエイジまでのドミナリア/Dominariaから心機一転、新次元/Planeウルグローサ/Ulgrothaに舞台を移し、練り込まれたストーリー設定の下で制作、販売展開されたセットである。

セラ/Serraセンギア/Sengirといったマジック黎明期からの謎の言葉に新規の設定を持たせデザインに反映、ストーリーの核となるアイテムや登場人物をアーティファクト伝説のクリーチャーとしてカード化、セット全体のイラストの雰囲気も統一感のあるものとなっている。

Duelist誌では毎号、背景世界や登場キャラクターに焦点を当てた記事が紹介された初のセットでもある(それまでのセットは良くて単発の紹介があるのみ)。やや遅れて販売されたアメコミも世界設定を強く反映し、コミック独自の展開は抑えた物語作り。詳細なタイムラインが設定され公表されたのもホームランドが初めて。

このストーリー重視の展開は以後定番となり、ウェザーライト・サーガで完成を見ることになる。

反面、カードの基本能力がかなり低い不遇のセットであり、真新しいメカニズムもなく、当時の環境へさして大きな影響は与えなかった。そのあまりの弱さゆえ、Mark Rosewaterはこのセットを生み出した事を「マジック史上最大の過ちのひとつ」と評している[1][2]。前後に強いエキスパンションが存在していたことも、カードパワーの低さを強く印象付けた一因。だが、後に再評価されたカードも少なくはない。

有名なカードとしてはBaron SengirAutumn WillowSpectral Bears鋸刃の矢/Serrated Arrowsイーサンの影/Ihsan's Shade記憶の欠落/Memory Lapseセンギアの従臣/Sengir Autocrat商人の巻物/Merchant Scrollなどがある。

デザイン

デザイン・チーム Kyle Namvar
Scott “Scooter” Hungerford
デベロップ・チーム Charlie Cantini
Skaff Elias (lead)
Jim Lin
Joel Mick
Dave Petty
アート・ディレクター Sandra (Everingham) Garavito

関連リンク

  1. Make No Mistake(Making Magic 2003年11月10日) - その1
  2. M:tGやっちまった小咄集(個人サイト「Braingeyser」、上の記事の和訳)

参考

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