ジェイスの幻/Jace's Phantasm
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クリーチャー — イリュージョン(Illusion)
飛行
ジェイスの幻は、対戦相手1人の墓地に10枚以上のカードがあるかぎり+4/+4の修整を受ける。
ジェイスの名を冠するクリーチャー。通常時は空飛ぶ男/Flying Men相当なのに加えて、対戦相手の墓地にカードが10枚以上あれば5/5飛行になるという上位互換。
墓地はゲームが進行すれば自然と溜まっていくものであるが、それでも10枚以上となると、よほどの長期戦か消耗戦でも無ければ簡単に達成できるものでは無い。5/5飛行として安定した運用をしたければ、ライブラリー破壊などで積極的に削ってやるべきだろう。基本セット2013では同じ青のコモンで精神刻み/Mind Sculptやヴィダルケンの幻惑者/Vedalken Entrancerなどが収録されており、よい相方になる。その他、不可思の一瞥/Glimpse the Unthinkableや記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adeptの+0能力なら一発で達成可能。秘本掃き/Tome Scour2枚や不可思の一瞥なら2ターン目に5/5で攻撃できる。
またモダンの青黒ライブラリーアウトならば1ターン目から出していくことができ、2ターン目にライブラリー破壊呪文を唱えることでそのままパワー5で殴っていくことができる。メインの戦術とはずれるもののそれゆえに相手の対策をすり抜けることができる。
- セラの高位僧/Serra Ascendantに近いがこちらは飛行を初めから所持しており条件も比較的ゆるい。
- アイコニックマスターズにてコモンとして再録。パウパーで使用可能となった。
ストーリー
ジェイスの幻/Jace's Phantasmと呼ばれるこれは、純白半透明のクラゲのような軟体動物に似たクリーチャー(イラスト)。フレイバー・テキストによると、ジェイス/Jaceはイクァティ/The Iquatiの抽象化された(abstract)記憶の中に、改良するいい考えを見つけた、という。イクァティの生み出した記憶媒体とはナルコメーバ/Narcomoebaであるが、ナルコメーバとジェイスの幻の姿には類似点が多く、イラストの地勢はイクァティとナルコメーバの発祥次元イクァターナ/Iquatanaに似ている。したがって、ジェイスの幻はナルコメーバを改良したものと考えられる。
イクァティのあいまいな記憶の中に、ジェイスは改良するいい考えを見つけた。
関連カード
基本セット2013のプレインズウォーカーの名を冠する呪文。
- アジャニの陽光弾手/Ajani's Sunstriker (群れの統率者アジャニ/Ajani, Caller of the Pride)
- ジェイスの幻/Jace's Phantasm (記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept)
- リリアナの影/Liliana's Shade (闇の領域のリリアナ/Liliana of the Dark Realms)
- チャンドラの憤怒/Chandra's Fury (炬火のチャンドラ/Chandra, the Firebrand)
- ガラクの群れ率い/Garruk's Packleader (原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter)
- ボーラスの信奉者/Disciple of Bolas (プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalker)
- ボーラスの占い師/Augur of Bolas (同上)
基本セット2013のプレインズウォーカーの二つ名を冠する呪文。過去のカードでの二つ名の場合もある。
- 群れの癒し手/Healer of the Pride (群れの統率者アジャニ)
- 精神刻み/Mind Sculpt (精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor)
- ヴェール生まれのグール/Veilborn Ghoul (ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil)
- 炬火の炎/Flames of the Firebrand (炬火のチャンドラ)
- 原初の狩猟獣/Primal Huntbeast (原初の狩人、ガラク)