吸血鬼の社交家/Vampire Socialite
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クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) 貴族(Noble)
威迫(このクリーチャーは2体以上のクリーチャーによってしかブロックされない。)
吸血鬼の社交家が戦場に出たとき、このターンに対戦相手がライフを失っていた場合、あなたがコントロールしていてこれでない各吸血鬼(Vampire)の上にそれぞれ+1/+1カウンター1個を置く。
このターンに対戦相手がライフを失っているかぎり、あなたがコントロールしていてこれでない各吸血鬼はそれぞれ追加で+1/+1カウンター1個が置かれた状態で戦場に出る。
タイプ的強化は他のロード同様に常在型能力ではあるが、P/Tを直接上げるのではなく+1/+1カウンターを使用する。吸血鬼の元祖たるセンギアの吸血鬼/Sengir Vampireの吸血能力をイメージしたのだろう。ただし、こちらが吸うのはクリーチャーではなく対戦相手の血という狂喜方式となっており、ヴァーズゴスの血王/Bloodlord of Vaasgothの様な挙動をする。血王と違って先発の吸血鬼たちも強化できる反面、自身は強化できない。とは言え本体は元々2マナ2/2威迫と、自ら先行して狂喜達成をサポートするにもそれなりの性能。
先発吸血鬼と後発吸血鬼両方を強化できるのはロードと同じ性質と言えるが、修整が常在型でなく+1/+1カウンターを用いることにはメリットとデメリットが混在している。カウンターを乗せるタイミングを失えば、そのクリーチャーはこれの能力で強化することは出来なくなる。代わりに他のロードと違い、一度カウンターを乗せさえすればこれ自体が除去されても持続する。
性質上、基本的には戦闘後メインフェイズに展開を行うことになる。火力を使えばその限りではないが、速攻との相性はやや悪い。同セットにおいてデフォルトで速攻を持つ吸血鬼は貪欲な食欲/Hungry for Moreで出現するトークンのみだが、殺戮者の目覚め/Wake to Slaughterや無謀な嵐探し/Reckless Stormseekerのように後天的に速攻を付与するカードと組み合わせる場合は注意。その点、次弾イニストラード:真紅の契りで戦闘前に狂喜を達成できる吸血鬼であるヴォルダーレンの美食家/Voldaren Epicureが登場した事で、着地即+1/+1カウンターを置きやすくなり俄然使いやすくなった。
リミテッドでは吸血鬼を中心にピックする際に狙って行く形になるだろう。構築でもやはり出番は吸血鬼のタイプ的デッキ。タイプ的デッキにおいてはシンプルにロード的存在自体が優秀であり、色拘束はやや強いが軽いので、複数積みやすい点が嬉しい。
関連カード
サイクル
イニストラード:真夜中の狩りのアンコモンの2色クリーチャーサイクル。それぞれリミテッドの2色のアーキタイプに対応している。
- 意気盛んな墓守り/Devoted Grafkeeper - 息絶えた魂守り/Departed Soulkeeper(白青、墓地からの呪文)
- 肉削ぎ屋/Fleshtaker(白黒、生け贄)
- 縫込み刃のスカーブ/Bladestitched Skaab(青黒、ゾンビ)
- 嵐のスクリーリクス/Storm Skreelix(青赤、インスタントとソーサリー)
- 吸血鬼の社交家/Vampire Socialite(黒赤、吸血鬼)
- 灰色熊のグール/Grizzly Ghoul(黒緑、クリーチャーの死亡)
- ケッシグの自然主義者/Kessig Naturalist - ウルヴェンワルドの王/Lord of the Ulvenwald(赤緑、狼と狼男)
- 日の出の騎兵/Sunrise Cavalier(赤白、昼と夜の切り替わり)
- ドーンハルトの管理人/Dawnhart Wardens(緑白、集会)
- 根のとぐろの忍び寄るもの/Rootcoil Creeper(緑青、フラッシュバック)