ナヒリの生け贄/Nahiri's Sacrifice

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生け贄に捧げたクリーチャーかアーティファクトのマナ総量分のダメージを割り振る火力ソーサリー。

火種は2マナで追加コスト次第で大量のダメージを割り振れるが、マナ総量はパワー等とは違って修整などによる上乗せが効かない数値でありそれ相応の犠牲が必要となる。クリーチャーにしか割り振れないためダメージが余る場合もあり、ソーサリーのため除去に対応して生け贄にできないのも難点。基本的には眩惑の妙薬/Mesmerizing Doseなどで疑似除去されたクリーチャーや、持て余した装備品を生け贄にすることになるだろう。

ファイレクシア：完全なる統一のリミテッドでは次元の撹乱/Planar Disruptionや眩惑の妙薬/Mesmerizing Doseを使ってくる相手に対してのサイドボードとして使うのが良いだろう。

• 日本語版カード名はsacrificeを生け贄と訳しているが、ナヒリが身を挺して活路を開く場面のカード化であり、ギデオンの犠牲/Gideon's Sacrificeと同じく「ナヒリの犠牲」とした方が適訳だっただろう。

ストーリー

ファイレクシア：完全なる統一の注目のストーリーの1枚。

シェオルドレッド/Sheoldredの闘技場へヴラスカ/Vraskaを助けに向かったプレインズウォーカー/Planeswalker達の作戦は失敗した。ファイレクシア人に包囲され、今や彼ら全員が死に向かっていた。だがその時ナヒリ/Nahiriが石術を用いて地面を割いた。ファイレクシアの油/Phyrexian oilによって変異していく姿を見せながら、ナヒリは先への道を開くために球層そのものを引き裂き闘技場を美麗聖堂/The Fair Basilicaへと落下させた^[1]。

ナヒリがシェオルドレッドの闘技場を引き裂くにつれ、最後の自由な息は反抗的な雄叫びとなった。

脚注

1. ↑ 新ファイレクシア急襲　メインストーリー第3話：信じがたい喪失（Daily MTG 2023年1月14日）

参考

• ナヒリ/Nahiri(背景世界/ストーリー用語)
• カード個別評価：ファイレクシア：完全なる統一 - アンコモン