ただれた行進/Festering March
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ソーサリー
あなたの対戦相手がコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで-1/-1の修整を受ける。ただれた行進を、その上に時間(time)カウンターが3個置かれた状態で追放する。
待機3 ― (2)(黒)(このカードをあなたの手札から唱えるのではなく、(2)(黒)を支払うとともにそれを時間カウンターが3個置かれた状態で追放する。あなたのアップキープの開始時に、時間カウンターを1個取り除く。最後の1個を取り除いたとき、それをそのマナ・コストを支払うことなく唱える。)
解決されると待機状態になり再利用できるソーサリーのサイクル。黒は対戦相手のクリーチャーに対する吐き気/Nausea。小粒を並べるウィニー・デッキ相手ならば壊滅的な打撃を与えられるだろう。
ただし普通に唱えるには重く、待機させるにしてもタイムラグが大きいため、除去をこれに頼り過ぎると失敗する。また前述のとおり、小型クリーチャーに終始する筋金入りのウィニーデッキ相手ならば大きな効果を持つが、相手が順当にマナカーブに従ってクリーチャーを展開していくビートダウンであれば、通常は徐々に並ぶクリーチャーが大型化していくため、特に2度目以降は大きな意味を成さないことが多い。
そのため、このカードは除去というよりも、ウィニーやマナ・クリーチャーなどに対する抑止力としての位置付けが強い。またウィニーデッキに加え、ファンガス・デッキといった、トークン等の小型クリーチャーを多用するデッキに対してはかなりの効果を持つ。
さらに、タイミングを合わせて何枚か重ねて撃てば効果は飛躍的に上がる。そうすれば相手はある程度以上の大型クリーチャーしか展開できなくなり、苦しくなる。火力による除去が容易になるため、それとの併用も考えられる。
リミテッドでは相手のシステムクリーチャーに対して強く、さらに唱えたターンには戦闘に関して有利になるため、かなり有効性が高い。軽量かつ強力なシャドーにはタフネス1が多いのも追い風である。
関連カード
サイクル
- 卜占の逃走/Chronomantic Escape
- 現実のストロボ/Reality Strobe
- ただれた行進/Festering March
- 弧状の刃/Arc Blade
- 循環進化/Cyclical Evolution
統率者戦用セットでも同様のカードが登場している。
- 鼓舞のリフレイン/Inspiring Refrain(統率者2021、青)
- 熱狂のリフレイン/Rousing Refrain(統率者2021、赤)
- 冒険の先へ/Venture Forth(統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い、緑)
- 納骨堂の小夜曲/Charnel Serenade(カルロフ邸殺人事件、黒)
- 宙ぶらりんの刑/Suspended Sentence(ダスクモーン:戦慄の館統率者デッキ、黒)