エクステンデッド
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エクステンデッド/Extendedは、公式フォーマットの1つ。拡張された(Extend-ed)の意。構築環境の1つとして分類されている。縮めて「エクテン」、あるいは英語の頭3文字をとって「エクスト」とも呼ばれる。
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解説
エクステンデッドでは、過去4年間に発売されたブロックと基本セットに収録されたカードが使用可能である。4つのブロックと2~3つの基本セットから構成される。毎年秋の大型エキスパンションの発売ごとにローテーションがあり、使用可能な最も古いブロックとそのブロックの時期に発売された基本セットが使えなくなる。
以前は6~8つのブロックと3~4つの基本セットから構成され、3年ごとにローテーションすることになっていたが、2008年10月より1年ごとにローテーションするように変更され、2010年7月以降からは現在のローテーションに変更された。
- スタンダードが創設されてからしばらくすると、スタンダード落ちしたカードが溜まってきたけど、Type1(ヴィンテージ)をやるにはちょっと……という人が増えてきた。そこで、「ちょっと広げたスタンダード」として追加されたのがエクステンデッドである。
- ローテーションが導入されてから、本当に「カードプールを少し広げたスタンダード」のような扱いとなった。それ以前では、「過去のカードを使える壊れていないフォーマット」の代表的存在であったのだが、近年ではその役目はレガシーの方が近いかも知れない。
- Type1.5(現レガシー)とType2(スタンダードの俗称)の中間という意味合いで、Type1.75やType1.xという呼び名もあった。
- かつてリバイズドがエクステンデッドから退場したとき、特別にデュアルランドだけは環境に残された(現在は使用できない)。
期間の区分
ローテーションが導入された事で、近年ではエクステンデッドと言ってもどの期間の事を指すのかが曖昧になってきている。
主な呼称としては、下記のように呼ばれることがある。
- アイスエイジ・ブロックからオデッセイ・ブロックまでの期間を、「アイスエイジ期」、「デュアルランド期」
- テンペスト・ブロックからミラディン・ブロックまでの期間を、「テンペスト期」
- インベイジョン・ブロックからローウィン=シャドウムーア・ブロックまでの期間を、「インベイジョン期」
- オンスロート・ブロックからアラーラの断片ブロックまでの期間を、「オンスロート期」
- ミラディン・ブロックからゼンディカー・ブロックまでの期間を、「ミラディン期」
また、大きく環境に影響を与えた禁止カードの制定をひとつの区切りとする人も多く、以下のように分けられることもある。
- アイスエイジ期、ネクロポーテンス/Necropotence禁止以前
- アイスエイジ期、ネクロポーテンス/Necropotence禁止以後
- テンペスト期、修繕/Tinker禁止以前
- テンペスト期、修繕/Tinker禁止以後
- インベイジョン期
- オンスロート期
使用可能カードセット
- 時のらせんブロックのカードセット (2010年9月30日まで)
- ローウィン=シャドウムーア・ブロックのカードセット
- アラーラの断片ブロックのカードセット
- ゼンディカー・ブロックのカードセット
禁止カード
- 霊気の薬瓶/AEther Vial
- 大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault
- 超起源/Hypergenesis (2010年7月1日より)
- 師範の占い独楽/Sensei's Divining Top
- 頭蓋骨絞め/Skullclamp
- 弱者の剣/Sword of the Meek (2010年7月1日より)
主なデッキ・その他
- エクステンデッドの変遷を参照