非情なソムノファージ/Cruel Somnophage
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クリーチャー — ナイトメア(Nightmare)
非情なソムノファージのパワーとタフネスは、それぞれすべての墓地にあるクリーチャー・カードの総数に等しい。
*/*Can't Wake Up / 永遠の眠り (1)(青)
ソーサリー — 出来事(Adventure)
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカード4枚を切削する。(その後、このカードを追放する。後で追放領域にあるこのクリーチャーを唱えてもよい。)
切削の出来事を持つ当事者カード。クリーチャーとしては墓地のクリーチャー・カードの数でP/Tが決定するナイトメア。
クリーチャー部分はタフネスが1低いルアゴイフ/Lhurgoyf。その分だけでマナ・コストが半分な上、出来事の経由で自ら墓地を肥やすことが出来る。特にリミテッドは大抵の場合、クリーチャー・カードが主力になるので終盤になれば相当なコスト・パフォーマンスの戦力となれるだろう。出来事を含めても4マナで完結するので、合計で4枚ほど落ちていれば十分という、登場時のスタンダードではアーボーグのルアゴイフ/Urborg Lhurgoyfと似た自己完結性。
ただし、出来事を経由せずに序盤2ターン目に出そうとすると墓地にまだクリーチャーが用意できておらず即死してしまいやすい。結局ルアゴイフと同じ4マナかけて準備して出せば回避能力を持たず、除去耐性もタフネスのみの準バニラということで、チャンプブロックで凌がれている間に確定除去で落とされがち。出来れば何かしら、回避能力を付与する手段も同時に用意しておきたい。青黒の範囲では飛行を与えつつ、対戦相手のフライヤーは黒の除去で排除するのが妥当なところか。
切削の例に漏れず、対戦相手に撃つと相手の墓地利用を助けてしまう危険もある。構築では相手のデッキにもよるが、自分で墓地利用を併用しておき、肥やす行為にメリットを増やすのが妥当な運用になるだろう。ルアゴイフと違って、墓地を一掃されてしまうと一緒に死亡するので、墓地対策カードは二重に厄介。手札破壊や打ち消しは可能な限り構えておきたい。
- Somnoは睡眠を意味する。カーノファージ/Carnophageなどと同様の命名で、眠りを貪るクリーチャーであるようだ。